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2019年 今年読んだ本 ベスト30 [読書全般]


さて、いよいよ今年も終わりということで、
年末恒例のランキング発表です。

毎回書いてますが、私 mojo の独断と偏見で決めてます。
皆さんの評価と一致しない場合もあるかと思いますが
私の好みの問題ですので、石を投げたりせずにご寛恕ください。

対象は、原則としてオリジナルのフィクション作品のみです。
(ノンフィクションとノベライズは除いてあります。)
シリーズ作品の場合は1つにまとめてしまったものもあります。
あしからずご容赦ください。

あと、挙げてある本の中にはまだ記事に書いてないものも含まれます。
(それについては、なんとか年明けにはupできるかと思います。)


それではまずはトップテンから。
星の数で言うと、第1~6位が星4つ半。7位以下は星4つです。

第1位「宇宙軍士官学校 -前哨-」全12巻(鷹見一幸)ハヤカワ文庫JA
第2位「リボルバー・リリー」(長浦京)講談社文庫
第3位「蜜蜂と遠雷」上下(恩田陸)幻冬舎文庫
第4位「ガンルージュ」(月村了衛)文春文庫
第5位「戦場のコックたち」(深緑野分)創元推理文庫
第6位「屍人荘の殺人」(今村昌弘)創元推理文庫
第7位「六花の印/落日の門 連城三紀彦傑作集」全2巻(連城三紀彦)
 創元推理文庫
第8位「わずか一しずくの血」(連城三紀彦)文春文庫
第9位「丸太町/烏丸/今出川/河原町 ルヴォワール」(円居挽)講談社文庫
第10位「ジェリーフィッシュは凍らない」(市川憂人)創元推理文庫

第1位は、”謎の侵略者から地球を守る” という
昭和スペースオペラのお手本のような、直球ど真ん中の剛速球。
それを現代に合わせて巧みにアップデートした大作。

第2位は、今年読んだ中で冒険小説の最高作。
血と硝煙の弾幕を突破していくヒロインの圧倒的な存在感、
そして彼女に憧れる少年の成長を描く。

第3位は、ビームもミサイルも銃弾も飛んでこないし
殺人も密室も探偵も犯人も登場しないけど(笑)、
ページをめくるたびに興奮と感動をもたらしてくれた希有な作品。


次に第11~20位です。すべて星4つです。

第11位「使用人探偵シズカ -横濱異人館殺人事件-」(月原渉)
 新潮文庫nex
第12位「ルパンの娘 / ルパンの帰還 / ホームズの娘」(横関大)
 講談社文庫
第13位「ゼロの日に叫ぶ 戦力外捜査官」(似鳥鶏)河出文庫
第14位「機忍兵零牙 [新装版]」(月村了衛)ハヤカワ文庫JA
第15位「涙香迷宮」(竹本健治)講談社文庫
第16位「生霊の如き重るもの」(三津田信三)講談社文庫
第17位「弥栄の烏」(阿部智里)文春文庫
第18位「阪堺電車177号の追憶」(山本巧次) ハヤカワ文庫JA
第19位「夏のロケット」(川端裕人)文春文庫
第20位「狩人の悪夢」(有栖川有栖)角川文庫

次は第21~30位です。21~25位が星4つ、26位以下が星3つ半です。

第21位「錆びた滑車」(若竹七海)文春文庫
第22位「幽女の如き怨むもの」(三津田信三)講談社文庫
第23位「探偵が早すぎる」上下(井上真偽)講談社タイガ
第24位「青い海の宇宙港 春夏編/秋冬編」(川端裕人)ハヤカワ文庫JA
第25位「弩」(下川博)講談社文庫
第26位「シャーロック・ノートI/II」(円居挽)新潮文庫nex
第27位「黒猫の回帰あるいは千夜航路」(森晶麿)ハヤカワ文庫JA
第28位「日本SF傑作選2 小松左京」(小松左京/日下三蔵)ハヤカワ文庫JA
第29位「巨神計画/巨神覚醒/巨神降臨」(シルヴァン・ヌーヴェル)
 創元推理文庫
第30位「女王 上下」(連城三紀彦)講談社文庫

これ以外に星3つ半を獲得した作品が30作ありましたので
以下に掲げます。こちらは評価順では無く読了順です。

・「Acrobatic 物語の曲芸師たち ミステリー傑作選」(日本推理作家協会)
 講談社文庫
・「ペンギンを愛した容疑者 警視庁いきもの係」(大倉崇裕)講談社文庫
・「ロボット・イン・ザ・ガーデン」(デボラ・インストール)小学館文庫
・「恐怖の緑魔帝王」(芦原すなお)ポプラ文庫
・「猫間地獄のわらべ歌」(幡大介)講談社文庫
・「樹海警察」(大倉崇裕)ハルキ文庫
・「ほうかご探偵隊」(倉知淳)創元推理文庫
・「アリスマ王の愛した魔物」(小川一水)ハヤカワ文庫JA
・「沈黙の書」(乾石智子)創元推理文庫
・「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」(青崎有吾)創元推理文庫
・「きみのために青く光る」(似鳥鶏)角川文庫
・「股旅探偵 上州呪い村」(幡大介)講談社文庫
・「化学探偵Mr.キュリー6」(喜多喜久)中公文庫
・「キングを探せ」(法月綸太郎)講談社文庫
・「BLOOD ARM」(大倉崇裕)角川文庫
・「爆撃聖徳太子」(町井登志夫)PHP文芸文庫
・「ずっとあなたが好きでした」(歌野晶午)文春文庫
・「シュークリーム・パニック」(倉知淳)講談社文庫
・「さよなら神様」(麻耶雄嵩)文春文庫
・「ラン迷宮 二階堂蘭子探偵集」(二階堂黎人)講談社文庫
・「クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係」(大倉崇裕)講談社文庫
・「鍵のかかった部屋 -5つの密室-」(似鳥鶏他)新潮文庫
・「今昔百鬼拾遺 鬼/河童/天狗」(京極夏彦)講談/角川/新潮
・「サスツルギの亡霊」(神山裕右)講談社文庫
・「炎の放浪者」(神山裕右)講談社文庫
・「モノクローム・レクイエム」(小島正樹)徳間文庫
・「推理は空から舞い降りる 浪速国際空港へようこそ」(喜多喜久)
 宝島社文庫
・「呪い殺しの村」(小島正樹)双葉文庫
・「ベスト本格ミステリTOP5 短編傑作選001」(本格ミステリ作家クラブ)
 講談社文庫
・「ブラッド・ブレイン」全3巻(小島正樹)講談社タイガ


実は、読み終わったのだけど記事にしなかった本が4冊あります。

うち2冊は、記事を書こうと思って本を探したのですが
見つからない(笑)。どこかへ行ってしまったみたいですねえ。
家人に棄てられてしまったかも(おいおい)。

そしてもう2冊は、読み終わったんだけど評価が星1つだったもの。
こちらは、記事にすると文句ばかり書き連ねそうなので止めました。
武士の情けですね(笑)。


今年は、私の身の上に大きな変化があったわけですが
結果として、自由に使える時間が増えましたので
たくさん本も読めるようになりました。

そのおかげで、フィクションに限ると186冊読めました。
(新書のノンフィクションを入れるともう数冊追加になるのですが。)
統計を取り始めたここ20年間で最多だった2003年の185冊を超えて
最多記録更新となりました。

文庫換算で総ページ数は約73000ページ。
1日あたり、200ページくらい読んでいたことになります。

もっとも、読むのにかまけて読書録のupが滞ってしまいました。
やっぱり4~6月のサボりが大きかったですねえ。
結局その遅れを挽回することはできなかったなぁ。
2019年分の読書録をupし終わるのは
早くても1月上旬くらいまでかかりそうです。

11~12月に、集中して読書録の記事を書いてきたのですけど
思ったことは、やっぱり読み終わってから
間を開けずに書かなきゃダメだということ。
なにせ時間が経つと中身を忘れてしまって、思い出すまでが容易でない。
もともと記憶力が怪しいところへもってきて、トシも上がってきたので
そのうち頓珍漢なことを書いてしまうんじゃないかと心配です。

とまあ泣き言はこれくらいにして。


だらだら続けてきたこのブログも、いつのまにか記事の数も
1900件を超えました。「継続は力なり」とはよく言ったものです。

内容の質は保証できない駄文の山でございますが(苦笑)、
皆さんの暇つぶしの一助になれば望外の幸せです。

それでは皆様、良いお歳を。

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