SSブログ
映画(レンタル) ブログトップ

ハン・ソロ/スターウォーズ・ストーリー [映画(レンタル)]


言わずと知れた超有名映画シリーズ『スターウォーズ』。
ルーカスの手を離れ、ディズニーに移ってから
製作が再会され、本伝(EP.7~)と並行して
外伝的な映画も製作されるようになった。
本作は『ローグ・ワン』に続くスピンオフ2作目となる。

solo-a-star-wars-story.jpg
本作は、日本での公開前から「評判が悪い」とか
「アメリカでは大コケした」とかの
マイナスイメージが飛び交う映画だった。
(私が映画館へ行かなかったのはそれが理由ではないのだが)

結局、この時期になってレンタルビデオで観ることになったのだけど
これも「ハン・ソロ」を借りよう、って思って
TSUTAYAに行ったのではない。

かみさんが「グレイテスト・ショーマン」が観たいと言い出したので
そっちを借りに行ったところ、たまたまその横にあったので
ついでに借りてきた、ってのが本当のところ(笑)。

でも、家に帰ったらかみさんが思いのほか喜んで
「先に観よう」って言い出した、というわけで・・・


時代はEP.4の10年前って設定らしい。
もちろんルークやレイアにも出会ってない、
20代のころのハン・ソロが描かれる。

惑星コレリアは宇宙船の造船で知られる工業惑星。
若きソロと幼なじみのキーラは、コレリアを脱出しようとするが
キーラは途中で捕まってしまう。

ソロはキーラの救出を誓って帝国軍のパイロットに志願するが、
3年後、なぜか彼は歩兵としてどこかの惑星の地表を這いずり回って
戦闘に明け暮れている。

ここでも彼は戦場からの脱走を企てて失敗し、
それがきっかけでチューバッカと知り合う。
さらにはトバイアス・ベケット率いる盗賊団に加わることになり
宇宙船燃料のコアクシウムを運ぶ輸送列車を襲うことになる。

しかしすんでのところで強奪に失敗、
依頼主に詫びを入れるために、ベケットともに
ドライデン・ヴォスのもとを訪れたソロは
そこでキーラと再会する。

埋め合わせのためにドライデン・ヴォスから
新たな命令を授かったソロたちは、実行の手始めとして
銀河一速い宇宙船を手に入れようとするのだが・・・


冒頭のカーチェイス、どこぞの惑星での地上戦、
(上にも書いたが)チューバッカとの出会い、
雪山の連なる中を驀進する列車上でのアクション、
ランド・カルリシアンとの賭博勝負、
囚人惑星での反乱、重力嵐の中を飛ぶミレニアム・ファルコン、
そして砂漠の惑星での決着と
さまざまなシチュエーション下でのアクション・シーンのつるべ打ち。

ベケットの相棒の女性・ヴァル、4本腕のパイロット・リオ、
女性型ドロイドのL3など魅力的なキャラも多いし、
ピカピカの新品だったミレニアム・ファルコンが
映画の中でガリガリと酷使されて、どんどんボロボロになっていって、
”おなじみの姿” に近づいていくのも楽しい。

ストーリーもシンプルなので理解に悩むこともなく
頭を空っぽにして観る分には十分楽しいSFアクション映画だと思う。

ただ、やっぱり『スターウォーズ』って看板を背負ってしまうと
途端に観る側のハードルが上がってしまうのだろうなあ。


そして、いちばん致命的なのは『ハン・ソロ』ってタイトル。
そう聞いたら、みんなハリソン・フォードを頭に描いてしまうだろう。
ところが主演のオールデン・エアエンライクが見事なまでに
ハリソン・フォードに ”似ていない”。

もちろん、そっくりさんを起用しろとは言わないけれど
「もうちょっと何とかならなかったのかなぁ」byかみさん
私も同意見である。

いま「ボヘミアン・ラプソディ」って映画が大ヒットしてる。
フレディ・マーキュリーも現代の俳優さんが演じてる。
ぱっと見、そっくりに思えるけど、
ネットで二人の写真を並べたものがあって、観てみたら意外と違う。

あそこまで似せろとは言わないが、もう少し何とかならなかったのか。
「ハン・ソロ」って題名をつける以上はねぇ・・・

映画のラストでは、”本伝” にも登場してる意外な人物が姿を現し
”続編” の可能性を匂わせて終わる。
たぶんディズニーは、ハン・ソロ主演のシリーズを
新たに立ち上げたいのだろうなあ・・・なんて思ってみたり。

果たして本作は興業に於いて合格点をもらえたのかなぁ。
私としてもこの続きは是非観てみたいのだけど・・・さて?

nice!(3)  コメント(3) 
共通テーマ:映画

人類資金 [映画(レンタル)]

人類資金 [Blu-ray]

人類資金 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: Blu-ray



「読んでから観るか、観てから読むか」
大昔の角川映画のキャッチコピーだけど、
映画と小説のメディアミックスによる本作品は
まさにそれに該当するのだろう。

「人類資金」小説版全7巻を読み終わった後、ふと考えた。
映画の公開はもう2年近く前のはずだから、
当然もうビデオがレンタルしてるだろうことに思い至って、
「じゃあ観てみよう」とばかりに近所のTSUTAYAへ。
そしたら3本だけ置いてあった。2本がDVDで1本がBlu-ray。

DVDは2本とも貸し出し中だったのでBlu-rayの方を借りた。
驚いたのはレンタル料の安さ。何と税込み108円。

ちょっと前まで1本400円くらい払っていたような気がするんだが
意外なくらい価格破壊が進んでいたのですねえ。
まあネット配信もあるし郵送レンタルとかもあるみたいだから
わざわざ店まで足を運んで借りる人は減ってるんだろうなあ。
私自身、レンタルビデオ借りたのは久しぶりだし、

閑話休題

さてこれから、この映画の感想を書いていこうと思うんだけど
けっこう不平不満を書くことになると思う。
なので、この映画を愛して止まない人からすると
かなり不快な文章になっているだろう。このことを予め断っておく。


以下の感想は「読んでから観た人」(つまり私)のもの。
「観てから読んだ人」の感想はまた異なると思う。


観ながら思ったことをつらつら書いていくが、
一番の問題は、脚本のわかりにくさだと思う。

例えば映画の冒頭は原作通り終戦の日で、
日銀から笹倉雅実大尉が金塊を運び出し、舟に積み込んでるシーン。
金塊を隠匿する理由、この資金が戦後日本で果たすであろう役割、
このあたりを笹倉大尉が滔々と語る。
物語の根本設定だから、その説明のためだろうなあとは思うのだが
いかにも説明口調でしかも長い。

現代編でも、ロシアで鵠沼を抱き込んでの詐欺の部分は
やっぱり台詞が説明的で長い。
まあ、引っかける仕掛けを観客に分からせるためなんだろうが。

しかし、その後は途端に説明不足になる。

特に、もっとも重要で、物語のキーになる、
カペラ共和国で "M" が行おうとした "実験" の内容が
今ひとつわからない。これは致命的。

もちろん、原作を読んでる私は分かってる。
だけど、その私が思う。こんな描写じゃ、
原作読んでない人には分からないんじゃないか、と。

 少なくとも、もし私が原作読んでなかったら絶対に分からないと思う。
 もちろん、映画の描写だけでよく分かる人もいると思うのだけど
 そういう人にとっては、以下の文章は全くの的外れなのだろう。
 「すみません、アタマ悪くて」とまず謝っておきます。

だから、"実験" 自体がもたらす "効果" もよく分からない。
"M" が命を賭けてまでそれを実行するに至った理由も。

そして、真舟はそういう "M" の理想に触れ、
彼の "覚悟" のほどを知ったからこそ、彼を救い出すために
巨大資本に立ち向かう決意をしたはずなんだが、
真舟にそこまで思い込ませるような描写があったとは
思えないんだよなあ・・・

これはラストまで尾を引く。
クライマックスの国連総会での石の演説に至っても、
カペラで起こっていることがいかに画期的なことで
世界を変える可能性を秘めているということが今ひとつ伝わってこない。
だから、本来もっとも感動的なシーンのはずなのに
感動できないんだよなあ・・・


次は、日本映画では宿命とも言える製作費の問題と
物理的な映画の尺との兼ね合いの問題。

要するに、原作で盛り上がるところが
映画ではカットされたり縮小されたりしてること。

真舟と石がバイクを使って "市ヶ谷" の追っ手から逃げ回るシーン。
これはばっさりなくなった。

真舟と美由紀が "M" の救出のために "市ヶ谷" から脱走するシーン。
ここは首都高の高架上を舞台に
巨大トレーラーや手榴弾を使ってのド派手なシーンなんだけど、
代わりに登場するのはオープンカー1台のみで場所はトンネルの中。

真舟と石と美由紀が、大群衆に紛れてニューヨークの街中を、
"清算人"・遠藤を相手に追いつ追われつするシーン。
ここも、酒田の親分を巻き込んでサスペンスたっぷりに
ハラハラドキドキするはずが・・・

 もちろん、小説の完成は映画の完成より後なので
 上記のシーンは企画の段階では存在せず、
 小説化の段階で追加されたのかも知れない。
 映画の製作スタッフに言わせると
 「そもそもそんなシーンがあるなんて聞いてない」
 なのかも知れないけど。

でも、当然ながら「読んでから観た人」からしたら、
「あのシーンはどうした?」とか「なんであそこがこうなるの?」
という疑問が湧いてくるのが当然だよねぇ・・・


演出の問題もあるように思う。

例えば、作中で真舟がローゼンバーグを相手に株の仕手戦を仕掛ける。
そのために株の売買のプロ集団が必要になるのだけど
小説では、真舟が日本最大の広域暴力団の親分に直談判して、
彼ら専属の凄腕チームを借り受ける。
映画では、弱小ヤクザの親分・酒田が
知り合いのチンピラみたいなのを集めてやらせてる。
もちろん、チンピラが実はすごい切れ者の集まりで・・・
っていう演出もアリだと思うし、
そんな集団が世界を牛耳る財閥に一泡吹かせる。
そこがうまく描ければ、すばらしく面白いだろう。
でも残念ながら、スクリーンの中の彼らは
やっぱりチンピラの集団にしか見えないし、
相手が一泡吹いたかどうかもよく分からないんだよねえ・・・

ディズカバリー・オイルの株価が高騰して
世界中の株式市場が大騒ぎになるのだけど、
そのへんがよく分からない。
画面に株価の数字がどーんと出てきて、
数字が変わったり色が変わったりしても
素人の私には判断できないんだもの。
それとも、現代日本に生きてる人は、当然の常識として
あの画面で株の世界で重大事が起こってるって分かるのでしょうか。
このあたりも、もうすこし分かりやすい見せ方は
なかったのだろうか・・・って思う。


最後に役者さんの問題。

主役の真舟は佐藤浩市。これはまあ妥当。熱演してると思います。

石は森山未來。これはもうどんぴしゃりの配役。
イメージも原作通りだし、ロシア語や英語を話すシーンも
堂に入っていて、もう素晴らしいの一言。
惜しむらくは上述のように脚本や演出が彼を生かし切れてない。

美由紀は観月ありさ。実は観る前はミスキャストだと思ってた。
普段CMでしか観てないので、イメージに合わないなあ・・・と。
でも、動いて話す美由紀を観たらそんなに違和感がなかったのは意外。
まあ、理想を言えば20代後半~30歳くらいで
アクションもこなせる女優さんがいれば一番いいんだけどね。
志穂美悦子みたいな人って、今いないよねえ・・・

"M" は香取慎吾。私は基本的にジャニーズタレントって嫌いなんだけど
観る前は「意外とあってるかも」って思ってた。
(いい意味で)坊ちゃん育ちで、明るく優しい性格で
しかし理想に殉じる覚悟をもった青年、という役どころだからね。
ところが蓋を開けてみると、やたら台詞回しが重々しい。
なんだか、「軽く見られちゃいけない」と肩肘張っているみたいで
「本当は好青年」という部分が見えてこない。
だから、本気になって彼の命を救うために
真舟が乗り出してくるところがいまひとつ共感できない。

ローゼンバーグの代理人、ハロルド・マーカスはヴィンセント・ギャロ。
この人、はっきり言って良く知らないので論評はしないけど
クライマックスでハロルドが
真舟・美由紀・"M" と対峙するシーンが冗長すぎる。
石の演説で自らの "負け" を悟るのだけど、
上述のように内容がよく分からない演説ではねえ・・・

"清算人"・遠藤はユ・ジテ。韓国の俳優さん。
台詞がほとんど無い上に、最後の行動が意味不明。
わざわざ外国から招いたのにああいう使い方じゃ失礼だと思うよ。

笹倉暢彦は仲代達矢。
日本映画の重鎮で、流石に貫禄充分なんだけど
これも生かし切れてないように思う。
切り捨てたはずの "M" に、一転して救いの手をさしのべるのも唐突。
終盤の株の仕手戦に介入して、真舟に助け船を出してるんだけど
観客には彼が何をしたのか分からないんじゃないかなあ。
製作スタッフだけが分かってて、観客は置いてきぼりな気がする。


なんだかもっとたくさん書きたいことがあった気もするんだが
そろそろやめましょう。


結論として、映画のスタッフは、原作の内容を
「何とか2時間20分という映像に収める」ということに一生懸命で、
「この映画で観客を楽しませる」ところまで
気が回ってないような気がする。

原作者の福井晴敏も脚本に加わってるけど、ここは思い切って
別の人に脚本を書かせた方が良かったような気もする。
なまじ原作に関わってるから、自分の「思い入れ」が
自由な脚本化の邪魔をしてるような気もする。

同じ予算、同じ上映時間でも、もう少し見せようがあった気もするし。
じゃあどこをどうすればいいんだ、って聞かれても困るんだけどね。


福井作品は長大なものが多くて、正直なところ映画には向かないと感じる。
個々のシーンは「映画にしたら見栄えするだろうなあ」って思うけどね。

実は一番合うメディアはTVアニメじゃないかと思ってる。
ずっと以前に書いたけど、「終戦のローレライ」なんて、
2クールくらいの深夜アニメにしたらもう最高だと思うんだけどね。

もし映画にするんなら、「6ステイン」収録の短編とかが
長さ・分量としてはいちばんちょうどいいかな。


私がもし映画のプロデューサーだったら、迷わず
「C-blossom case729」を映画化するなあ。

如月行には、福士蒼汰みたいな
仮面ライダーか戦隊もの出身のイケメン、
ヒロイン松宮香奈には広瀬すずみたいな若手女優さん、
そして自衛隊の全面的な撮影協力があれば
ものすごくカッコいいラブストーリーになると思うんだけどねえ・・・


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ガッチャマン [映画(レンタル)]

ガッチャマン(本編ディスク+特典DVDディスク) [Blu-ray]

ガッチャマン

  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: Blu-ray



久しぶりにTSUTAYAのレンタルコーナーに行ったら、
ずらっと並んでいたのでちょっとビックリ。
3/5からレンタル開始だったのだね。

公開当時から、なんだかものすごく不評な映画だったようだ。
いったい、どれくらいひどいんだろうか?
そんな "歪んだ好奇心" (笑)がなかったといえば嘘だけど、
借りてきて見てみた。

で、見たあとの結論。
「そんないひどいもんでも無いんじゃない?」

正味2時間弱の映画だけど、退屈せずに最後まで見られたよ。
途中で「え?」とか「あちゃー」って思うところも
無かったわけではないけど・・・

  「デビルマン」の実写映画は見てないので比較はできないが
  少なくとも「CASSHERN」よりはわかりやすいじゃないか・・・
  って、比べる対象がこれだけじゃ褒めたことにならないけど(笑)。

見終わったあと、Yahoo!映画とか、個人のブログとかを
ちょっと見て回ったんだけど、まあだいたい酷評されてる。
なかには事細かに欠点を数え上げて、
それぞれについて詳細にこき下ろしている人までいて
「ここまで文句が書けるのもある意味スゴイなあ」なんて思った。
よっぽど「ガッチャマン」に思い入れがあったんだねぇ。

各所で挙げられてる欠点については、「御説ご尤も」。
脚本と演出に問題が多々あるのには私も同意する。

でもまあこれで終わったら私の感想にならないので、
以下に思い出話を含めてちょこちょこと書いてみる。


原典となる「科学忍者隊ガッチャマン」は、
1972~74年の放送だから、私はリアルタイムで見ていた。
中盤のレッド・インパルス隊長と健との
今生の別れに涙した記憶だってしっかりある。

でもまあ、逆に言えば「ガッチャマン」に対する思い入れというのは
それくらいのもので、「ファン」というにはほど遠いのが私の立ち位置。
これは最初に明らかにしておいた方がいいだろう。

  ついでにいえばアニメ版の続編である「II」も「F」も見てたけど、
  後の方になるほど興味がなくなってきて見逃す回も多くなり、
  「F」は途中から見るのをやめたように記憶してる。

アニメ版をそのまま実写に移植するのは
いろいろ無理がありそうなのはちょっと考えればわかる。
40年も前の作品だからね。これを現代風に作ろうと思ったら
いろいろ改変は避けられないんじゃないかなあ・・・

上記の立ち位置に加え、かなりの改変を覚悟して見たので、
あんまりびっくり・がっかりしなかったのかも知れない。
もちろん、見る前からさんざん「駄作」呼ばわりされてたから、
はじめからハードルがかなり下がっていたのが大きいんだが・・・


でも、対象年齢層を10歳ほど上げて製作された「戦隊もの」、
って考えれば、超能力を持った5人の戦士が
侵略者と戦うアクション映画として
そんなに悪い出来では無いんじゃないかな(笑)。

アクションシーンやCGにはかなり力が入っているのはわかる。
5人がギャラクターの兵士と肉弾戦を行うシーンは良くできてるし、
ビルの間を飛び回るシーンはスピード感満点。

  健のバードラン、ジョーの羽根手裏剣、ジュンのヨーヨー、
  甚平のアメリカンクラッカーと、原典からの改変が著しい本作中、
  彼らの武器だけは忠実に再現されてるのがなんだか不思議。

とはいっても、この映画版は(見る人によっては)
「これはガッチャマンではない」と思わせるものだった、
ということなのだろう。

例えば「アレがないとガッチャマンじゃない!」って
みんなが思う(であろう)ものがごっそり抜けてる。

「バード・ゴー!」のかけ声とともに着ている服が変化したり、
載っている飛行機や車が "変身" したりするのもないし、
5人のメカがゴッドフェニックスに合体するシーンもないし
「科学忍法・竜巻ファイター」もないし、
「科学忍法・火の鳥」だってない。
(劇中のアレは単に爆発の熱や大気圏突入で発光しているだけでしょ?)
もっと言えば、ジュンのパンチラもない(笑)。

   当時のアニメ版の監督だかスタッフが
   「地球製とは思えないオーバーテクノロジー」
   「総裁Xと敵対関係にある異星人から密かに技術提供があった
    とかいう裏設定でもないと、つじつまが合わない」って
   アニメ雑誌か何かのインタビューで答えてたのを思い出したよ。

まあ40年前のアニメの世界ではOKな演出も
21世紀の実写にはそぐわないって、
制作にあたってそう判断したのかも知れないけどね。
でも、逆にそういうところこそ、進化したビジュアルで
見せて欲しいって願望もファンにはあっただろうし。

原典からの取捨選択の基準をどこに置くかというのは、
リメイクものの難しさだと思うけど、この作品からは、
ファンが「これは残して欲しい」って思うものがかなり無くなってので、
「リスペクトがない」って言われても仕方がないんだろうなあ。

ギャラクターが17日間で世界の半分を手中にしながら、
その後10年以上もかかって地球征服ができないでいるという
世界設定の矛盾とか、このへんも挙げれば切りが無いけど
詳しくは他の人のブログで(笑)。


俳優の起用にもいろいろ言われてるみたいだが、
それもちょっと書いてみよう。

例えば健役の松坂桃李。
映画版の健は、アニメの熱血正義キャラではなく、
「任務の遂行」「掟の遵守」を最優先する、
クールであまり感情を表に出さないキャラへと変更。
映画の中でも、ほとんど笑顔を見せない。
微笑むのは回想シーンの中とラストシーンだけ。
昭和のヒーローキャラではなくなったけど、
今の時代にそういうキャラが出てきても浮くだけだろうから、
この改変は正解だと思う。
松坂桃李も、起用に応えて熱演してる。

綾野剛も、健以上にクールで、ギャラクターに対する
強い復讐心をたぎらせるジョーに合ってると思ったし。

ギャラクター幹部のイリヤ役の中村獅童も、
堂々の悪役ぶりがすばらしいと思ったし。
もともと、悪人顔してる人なんだけどね(笑)。

ジュン役の剛力彩芽。
彼女を見ていると、批判されるのも仕方がないと思うんだけど、
監督の演出に従って脚本通りに喋っているだけなんだから、
剛力彩芽本人を批判するのは可哀想だね。
今風の女の子を出したかったのかも知れないが、
この作品にはそぐわないこと夥しい。
私個人の願望を言えば、
ジュンはクール・ビューティに描いて欲しかったなあ・・・
あと、(パンチラはなくてもいいが)アクションするには
剛力さんではやはり華奢すぎだね。
志穂美悦子みたいな女優さんって現代にはいないんだろうか。

ジョーの恋人で、かつて健とともに三人でチームを組んでいた
ナオミを演じていたのは初音映莉子。
高校生くらいの時にCMに出ていた清楚な女の子、
というイメージしかなかったんだが、あれから十数年。
成長したとはいっても、ちょっと妖艶さが少なめかな。
深キョンくらいのボリュームが欲しかった(どこにだ)。

岸谷五朗の南部博士だけが、
異様にアニメ激似のビジュアルで(やや面長だけど)
ちょっと笑ってしまった。
アニメと違って非情な指揮官っぽく描かれてる。

光石研が "カークランド博士" ってのは何かの冗談だったのだろうか。
どうみても日本人なのに横文字を名乗るのは違和感ありあり。
ギャグかと思ったよ。

ドクロベェさんの "特別出演" も笑ったけどね。

なんだかまとまりのない文章だなあ。まあいつものことだが。
とりあえず思いついたことを後先考えずに書いてるからこうなる。
さて、だんだん書くこともなくなってきたので
あとひとつだけ書いたら終わりにする。


映画のラスト、スタッフロールの終了後にワンシーンあって、
続きがありそうな伏線になってる。

映画の興行成績を考えたら続編製作は無理っぽいが、
もしできたら見てみたい気もちょっとしてる。


nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

スター・トレック イントゥ・ダークネス [映画(レンタル)]

スター・トレック イントゥ・ダークネス 3D&2Dブルーレイセット(2枚組) [Blu-ray]

スター・トレック イントゥ・ダークネス 3D&2Dブルーレイセット(2枚組) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: Blu-ray



先週末、ぽっかりと時間が空いたもので、
(その原因のひとつは、前にも書いたHDDの不調だったりするが)
映画でも見ようと思ってツタヤに行った。

そこで見つけた新作レンタルの中にあったのがこれ。
そういえば見てなかったなあ・・・と思って借りてきた。

 1979年公開の「スター・トレック」をはじめ、映画版は全部見てる。
 「スター・トレックVI 未知の世界」(91)までは、
 ちゃんと映画館へ行って見ていた。
 その後生活が激変し、映画館へ行く回数も激減してしまい、
 (その理由のひとつはかみさんをもらったことだが)
 「ジェネレーションズ」(94)以降はずっとレンタルで済ませてきた。

  ちなみにTVシリーズの方は、The Original Series(66~69)は全話見た。
 (ハヤカワ文庫から出てたノベライズも全巻買ったし)
 The Next Generation(87~94)は最初のうちはけっこう見てたんだけど、
 後の方はほとんど見てないなあ。
 Deep Space Nine(93~99)と Voyager(95~01)については、
 2~3話くらいかなあ。
Enterprise(01~05)に至っては何とゼロだ。

  書いてみて思ったけど、映画版は皆勤だが、
 TVに関してはあまり熱心なファンではありませんね・・・


閑話休題。結論を書こう。

「イントゥ・ダークネス」は、とても面白かった!
正直言って、映画館の大スクリーンで見なかったことを後悔したよ。

前作「スター・トレック」(09)で、
物語の時間軸を主人公・カークの青年時代へと戻して、
"リブート" された新生 "スター・トレック世界" における第2作。

続編なんだけど、ストーリーは独立しているので
前作を見ていなくても充分に楽しめるようにできてる。
もちろん、前作を見ていた方がより楽しめるし、
もっと言えば79年からの映画版を見てきた人なら、さらに楽しめる。

 旧作(とここでは書かせてもらうが)からのキャラやネタが
 随所に仕込まれていて「おお、そうきたか」と驚くやら唸るやら。

新しいファンでも楽しめるし、古くからのファンでも楽しめるという
上手な作りになってると思う。

前作では、酒とケンカに明け暮れる不良青年だったカークが、
パイク大佐の導きで宇宙艦隊アカデミーへ入隊し、
カークの父の仇でもあるロミュラン人ネロとの戦いを経て
U.S.Sエンタープライズのキャプテンになるまでが描かれた。

今作では、惑星連邦への復讐を目論む
謎のテロリスト・ハリソンとの戦いが描かれる。

ハリソンによる宇宙艦隊司令部襲撃により、
父親代わりともいえる恩人・パイク提督を失うカーク。
逃亡したハリソンを追い、カークはエンタープライズとともに
クリンゴン帝国領にある星系へと向かう。

物語はそこから二転三転する。
最新SFXたっぷりのアクションと戦闘シーンが満載で、
中盤からはほとんどジェットコースター・ムービー状態。

おなじみの "キャラたち" も登場したり、
旧作の "あのシーン" がシチュエーションを変えて再現されたりと、
昔からのファンへのサービスも忘れてはいない。

私のようなオジサンには、ちょっと涙腺が緩むシーンも。

ホント、面白いなぁ・・・って思いながら見ていた。

映画のラストで、物語はこの後、
最初のTVシリーズで描かれた時代に入ることが示される。

ぐるっと時間軸が一周して原点に戻ったわけだが、
この "新生スター・トレック" は、
オリジナルの世界とは "パラレルワールド" (並行宇宙) の関係にある。
つまり、これから先は、まさしくオリジナルのように "未知の世界" 。

この新生シリーズがこの作品で終わるのか続くのか分からないが
(私としてはもっと続いて欲しいけど)
新旧のスター・トレックのファンに対して
"最後のフロンティア" はまだまだ続くよ! って示してくれた、
とても「嬉しい」作品になってると思う。

  あんまり面白かったので、前作「スター・トレック」(09)も
  また借りてきて見てしまったよ。


うーん、ディスク買おうかなあ・・・
いま、本気で悩んでる。
先週のHDDでの出費
が無ければなあ・・・


あと、この作品を見ていて、思うことは他にもいろいろあったんだが
これは改めて稿を起こすつもり。

いつ書けるかは分からないけど・・・

 


nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

天地明察 [映画(レンタル)]

天地明察 [DVD]

天地明察 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: DVD



今日は冬至だった。
だからというわけではないが、映画「天地明察」を観た。
(原作は既読で、感想も4月頃にこのブログで書いてる。)

まえまえからかみさんが「観たい!」って叫んでた作品だ。
何ヶ月か前に「何か面白い本ない?」て聞かれて、
パソコンの横に積んであった本の、たまたま一番上にあったこれを渡した。
面白かったのは確かなので。

そしたらずいぶんお気に召したらしく、映画も観たいって言いだした。
三連休の初日の昨日、近所のツタヤに行く用事があったので、借りてきた。
(上の画像はDVD版だけど、借りたのはBlu-ray版)

さて、映画の感想だが、
岡田准一の安井算哲はイメージが違うなーって思ってたが、
けっこう頑張ってたと思うよ。
宮崎あおいはやっぱりいい女だなあ。えんのイメージにあってる。
笹野高史と岸部一徳も、そろっていい味出してるなあ。
意外なところでは武藤敬司も出てたんだねぇ。

関ジャニ∞の横山裕に本因坊道策を演じさせるのは、
ちょっと無理があったかなあ。頑張ってるとは思うんだけどね。
だけど本気で取り組む気があるなら頭剃ろうよ。

尾藤イサオときたろうと白井晃は、なんでキャスティングされたのか
ちょっと理解に苦しむなあ。ギャグ要員にしては半端だし。
ナレーションが真田広之というのもなあ・・・


前半は、ほぼ原作通りに、テンポ良くぽんぽんストーリーが進む。
後半も、基本のストーリーは同じなんだが、
謎の集団が、算哲の天文観測所に火矢を打ちかけて襲撃してくるあたりから
けっこう原作から離れた自由な演出になってくる。

算哲とえんの夫婦愛に焦点を当てたかったんだろうなあ、と推察するが
原作を読んでいる人には、このへんちょっと違和感を覚えるだろうなあ。
小説と映画というメディアの差はあるにしてもね。

文句ばかり書いてるみたいだけど、
文字だけだった世界を映像にして見せてくれるのはたいへん素晴らしいこと。
とくに天文観測のシーンは、前半の北極星観測シーンとか
後半の改暦のための天文観測所内部のシーンとか、
「こんなふうになってたのか~」って場面の連続で、素直に楽しめたよ。

エンドロールを観てたら、出演者の隅っこに「冲方丁」ってあったんで
エキストラかなんかでカメオ出演してたんでしょうかね。


nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「007 カジノ・ロワイヤル」 [映画(レンタル)]

007 カジノ・ロワイヤル (初回生産限定版)

007 カジノ・ロワイヤル (初回生産限定版)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: DVD

評価:★★★

私にとって“ジェームズ・ボンドを演じた俳優”といえば、
まず思い浮かぶのはロジャー・ムーアである。

 私より少し上の年配の人にとっては
「やっぱりショーン・コネリーでしょう」
「ショーン・コネリー以外の007なんて考えられない」
という人が多いらしいが。

コネリーの007は、私が小さい頃にはTV放映されていたが
私自身がこのシリーズのおもしろさがわからなかった。

 私がミステリやSFや冒険小説に目覚めてから、
目にするようになった007がロジャー・ムーアだったのだ。
美女を侍らせて、颯爽と世界的な悪の陰謀に挑む007。
派手なアクションとスペクタクルシーン満載で、
「楽しい映画」の見本のようなものだった。
(「ムーンレイカー」なんて大好きなんですけど)

 主演がティモシー・ダルトンに交代したときには
「なんか垢抜けないおっさんだなあ」
というイメージで、観る気が起きなかった。

 ピアース・ブロスナンに交代したときは
なんだかロジャー・ムーアの雰囲気に戻ったようで、
うれしくてみんな観た(レンタルだけど)。

さて、前置きが長くなってしまったが
今回のダニエル・クレイグである。
結論を言うと、
「こんなむさ苦しいおじさんが007かい」
という感じ。
(ファンの人がいたらごめんなさい)

アクションシーンも、飛行機や車などのメカはほとんど使わず、
走る・跳ぶ・殴る・蹴る、と肉体一つを武器にして
頭で考えるより、体が先に動くタイプのマッチョなスパイである。

00ナンバー要員に昇格して最初の任務で、
テロ組織の資金源調査に向かうボンドだが、
そこで浮かんだのがル・シッフルという男。

テロを起こすことに失敗した(ボンドに邪魔された)
ことによって1億ドルを超える負債を被った彼は、
カジノのカードゲームで勝つことによって穴埋めをはかるが、
それを阻止すべく、ボンドが財務省の調査官を伴ってカジノへ赴く。

上にも書いたが、アクションはあくまで人間主体で、
そういう意味では地味かも。
ボンドも超人としてではなく、血気盛んな新米スパイとして
描かれている。
とにかくよく怪我をする。映画の最初から最後まで
生傷が絶えない。
ラスト近くではル・シッフルに拷問されるシーンもあり、
とにかく観ていて「痛い」映画だった。

でも、やっぱりダニエル・クレイグは老け顔だ。
「新米」というイメージではないな。
(欧米人には若く見えるのかな?)

ピアース・ブロスナンのほうがよほど
私には「若造」に見えるんですけど。

あと、どうでもいいことだけど
ボンドが使うケータイはソニー・エリクソン、
パソコンはVAIOでした。
そういえば製作はソニー・ピクチャーズだった。

もうひとつどうでもいいこと。
今回のボンド・カーにはAEDまで装備されていましたよ。

欧米では、ダニエル・クレイグの演技も含めて
この作品は評価は高いそうで、次回作は
本作の直接の続編になるそうな。

ちょっと複雑な気持ちである。


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「どろろ」 [映画(レンタル)]

どろろ(通常版)

どろろ(通常版)

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2007/07/13
  • メディア: DVD

評価:★★★

劇場公開された頃、まず配役に驚いた。

百鬼丸に妻夫木聡。これはまあいい。

どろろに柴咲コウ。これは何なのだ。

まあ、原作どおりに子役にやらせるよりは、若い女性の方が画面が華やかになるし、
妻夫木と柴咲なら、私生活の面でもいろいろ噂があるので、話題性も充分だし、
・・・・・なんて、製作サイドの腹づもりが読めてしまうようなキャスティングだなあ・・・と思った。

以下は見終わってからの感想。

妻夫木の百鬼丸は、やさしさや穏やかさが表に出て、
壮絶な過去を持った人間の陰というか、深みや凄みにちょっと欠けるかな、という感じ。

柴咲のどろろは・・・・まあ、努力しているとは言える。
彼女なりに一生懸命に演じているのは伝わってくるので、私は嫌いではない。

2人とも、がんばっているのはわかるので、配役について文句は言わない。

舞台設定は、どこの時代とも知れない、日本でもない、異世界である。
ニュージーランドでロケされたそうだが、
確かに、絶対に日本には無い風景が随所にあり、これはこれで面白い。

中井貴一が百鬼丸の父であり、悪役である醍醐景光を演じる。
「陰陽師II」「亡国のイージス」「どろろ」と、最近悪役が多い中井氏。
でも、彼は知性派のイメージがあるので、戦国武将はちょっと合わないかな。

CGは、ちょっと雑か。実写とCGの差が大きくて、画面から浮いている。
もう少しがんばったほうがいいね。

でも実写版「鉄人28号」のCGよりははるかにましだ。あれはひどかった。
「鉄甲機ミカヅキ」のスタッフの爪の垢でも煎じて飲めといいたい。

閑話休題(最近これ多い)。

40年も昔に、日本でヒロイックファンタジーをやっていた
手塚治虫という人は、やっぱり天才だったのだと思う。

さて、続編「2」「3」の製作が決まっていて、三部作になるのだそうな。

がんばって最後まで作ってほしいものだ。たぶん続編も見ると思う。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「スーパーマン リターンズ」 [映画(レンタル)]

スーパーマン リターンズ

スーパーマン リターンズ

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD

評価:★★★

休日DVD劇場3本立ての2本目。

なつかしいなあ。ジョン・ウイリアムスのテーマ曲も、CGで描かれたオープニングのタイトル文字も。

第1作目を映画館へ見に行った時のことを思い出してしまったよ。
大学の授業をさぼって、大宮オリンピアという映画館へ行った。
平日の午前中で、250人くらい入るはずの館内には、私を含めて3人。
しかも、他の2人は、私の席より後ろに座っていたから、ほとんど貸し切り状態。
いやー、あんなすばらしい環境で映画を観たことは後にも先にも無かったよ。
おかげで、「混んでいる映画」と聞くと、行かないようになってしまった。
「立ち見の映画」なんて正気の沙汰ではない。

最近は、シネコンが普及して、席の数しか券を売らないから必ず座れるので
そういうこともなくなったけど。

閑話休題。(どうも話が脱線してしまう)

この映画はクリストファー・リーブ主演の第2作「スーパーマンII・冒険編」の続編、という
設定になっている。

いやあ、「冒険編」もよかった。オープニングのタイトルバックで、
あのテーマ曲をバックに第1作のハイライトシーンが流れるところなんか、
感激で涙が出たものだ。

いかん、また脱線だ。

「冒険編」の後、5年間宇宙を旅していたスーパーマンが帰ってくるところから始まる。
彼がいない間に、地球は様変わりしている。

一番大きな変化は、愛するロイス・レーンにはなぜか子どもがいて、婚約者までいるということ。
(ちなみに、マーゴット・キダーのロイスより、今作のロイスの方が私の好みである。)

スーパーマンは、いろいろな煩悩にさいなまれながらも、スーパー・ヒーローとしての活動に戻ってゆく。

そして宿敵レックス・ルーサーもまた、自分の欲のために世界に破滅をもたらす陰謀を巡らせる。

うーむ、映像は確かに進歩している。CGもすばらしくなってきて、本物と見まがうばかりである。
アクションシーンもはるかに迫力を増している・・・はずなのに、なぜか心がワクワクしない。
ストーリーも良くできているんだけどね。家族連れで見に行くにはいい映画かとも思う。

自分が年をとったからか? スーパーマンというものに対する思い入れが減ってきたのか?
なぜなのだろう?

さて、続編はどうなる? ラストでは、続きそうな気もするし、これで終わってもいい気もするし。
でも作られれば、また喜んで見ちゃうんだろうなー。

 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「ターミネーター3」 [映画(レンタル)]

 10月2日は、休日出勤の代休だった。どこへ行く当てもなかったので、映画館でも行こうかと思ったのだが、近くの映画館には、見たいと思う作品はない。

 そこで、駅前のツタヤに行ってDVDを借りてきて1日見ていた。

といっても3本だけだけど。

 まず1本目からいってみよう。

 

ターミネーター3 スタンダード・エディション

ターミネーター3 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2006/03/24
  • メディア: DVD

評価:★★★

「T2」良かったなあ。キャメロン監督は「2」で完結と考えていたという話だけど、あの終わり方なら納得。

だから「3」の製作には反対だったそうな。
でも、映画会社は儲かると思えば作っちゃうんだよなあ。

三たび、過去に送り込まれたシュワちゃんターミネーターが言うには、
人類に対してスカイネットが叛旗を翻す「審判の日」は回避されたのではなく、
「延期」されただけだった、という。

そして今度は女性型ターミネーターが人類軍の指導者となるジョンを襲う。

「T2」と細かいところでは食い違いがある。
例えば前作でジョンは10歳だったはずなのに、
今作では「T2」の時は中学生(つまり13~14歳)だった、となっていたり。

まあそんな細かいことに気を遣う必要はなくて、ターミネーター同士の
壮絶な戦闘シーンを楽しめばいいのだけれど。
アクションシーンは前作以上に盛り上げて(金もかけて)ある。

でも、あのラストはどうなんだろう。
タイムパラドックス回避のためにこうなった、ということなのかな。

でもあれじゃ、「T2」での苦労は何だったのか、ってならないか。

「エイリアン」もそうだったなあ。「1」も良かったし、
「エイリアン2」なんか、大好きだった(LD買っちゃったもんねえ)。

でも「3」で、「2」の苦労はぶちこわしになってしまった。悲しかったよ。

そういえば「エイリアン2」の監督もキャメロンだった。
思えば彼も不運(?)か。
「2作目は当たらない」というジンクスを「エイリアン2」「T2」と二度にわたって
打ち破ったのに、別の監督が作った3作目にぶちこわされてしまった。

閑話休題。
Wikipediaによると、なんと2009年公開予定で「T4」が制作されているらしい。
(さらに、その続編も4本作られるとか)
今度はシュワちゃん出ないとか。
ああ、ターミネーターよどこへ行く?


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

「仮面ライダー THE FIRST」 [映画(レンタル)]

仮面ライダー THE FIRST

仮面ライダー THE FIRST

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2006/04/21
  • メディア: DVD

評価:★

 仮面ライダー第1作のリメイク版である。
 あまり書くことはない。平成ライダーを見慣れた目で見ると、とにかく画面が暗くて地味。ラストへ向かっていっても一向にストーリーも演出も盛り上がらず(予算の問題もあったとは思うが)。

 レンタルビデオならまだ許せるが、映画館でこれを見たら腹が立ったかも。

 続編ができるらしいが、そのことを横で見ていたかみさんに言ったら

「えーっ、うそでしょ。だってこれ全然ダメじゃん」

 きつーい一言、ありがとうございました。

 


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画
映画(レンタル) ブログトップ