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メインPC更新 [日々の生活と雑感]



 先週の某日、我が家のデスクトップPCが動作不良に陥りました。ネットを見ていたらいきなりブルースクリーンになって、その後突然再起動に入って。
 その再起動も、うんともすんとも言わない状態が10分以上続いて。
 思いあまって電源ボタンを長押ししてOFFにし、改めてONにしたらなぜか電源のON/OFFを勝手に繰り返し出して。

 思えば、購入してから6年以上使っていて、最近は明らかに動作が遅くなってきてました。電源投入から使用可能になるまで(ソフトを起動したり文字入力ができるようになるまで)10分近くかかるなんて、どう考えてもオカシイ。

 OSも Windows10 なので、来年夏にはサポートが終わってしまいます。買い換えなきゃなぁ、って思っていた矢先の出来事でした。とはいってもついつい面倒なことは先送りして、買い換えは来年春くらいでいいかなぁ、とか思っていました。

 ところがここへ来ての動作不良。大事なデータについては、外付けのHDDに月イチくらいでバックアップをとってました。直近は9月の中頃だったので、一ヶ月前のデータまではOK。
 とはいっても、それ以後に更新したデータもいくつかありました。それについては諦めるしかないか・・・って思ってました。

 ところが翌朝になって、試しに電源を入れてみたら無事に立ち上がってしまいました(おいおい)。おそるおそる操作してみると、ファイルのコピーはできるみたい。データのバックアップソフトを使ってみたら、前回のバックアップ以後に更新した分も無事に回収できたので、ホッとしました。
 とはいっても、いつまたブルースクリーンに出くわすかわからない、爆弾みたいなPCになってしまっていることに変わりはないので、このタイミングでの買い換えを決断しました。

 思えば、職に就いていた頃は、仕事の一部を持ち帰って家でこなしていたこともありました。そんな時にPCがクラッシュしてたら大騒ぎになっていたわけで、リタイアした後だったのは不幸中の幸いです。また、今となっては扱っているデータも、プライベートなもの(メールや住所録など)以外はほとんど趣味のデータでしたからね。

 サブマシンとして使っていたノートPCから通販サイトにつないで、新PCを注文しました。仕様のカスタマイズについてはちょっと悩みました。Web閲覧と配信動画の視聴くらいしか使ってないので最低限の性能でもよかったのですが、「いや、ひょっとしたらこれが私が最後に買うPCかもしれない」なんて思ったので、最低限よりはちょっと上のレベルにしました。ささやかな贅沢、ってやつです。

 というわけで先日、新PCが届きました。
 着いたのは朝9時頃。そこからシステムのセットアップを始めて昼前には終了、そこから昼食をすませて歯医者に行ったので(トシをとると歯にガタが来るのです)午後3時まで中断、それ以後にメーラーなど使用頻度の高いソフトをインストールし、外付けHDDにバックアップしていたデータを書き戻し、ほぼ一日で以前と同じPC環境の復元にこぎ着けました。
 というわけで、この記事は新PCからアップしています。

 前回のPCと一番異なるのはCドライブがHDDでなく、SSDになったこと。サブマシンのノートPCの方で既にSSDを経験してたのでその速さはわかってたのですが、改めて使ってみるとその反応の良さには驚くばかり(以前が極端に遅かったからなおさらそう感じるのでしょう)。

 まだいくつかのソフトがインストールしてないのですが、そのへんは急ぐものでもないので、必要になった頃においおい入れていこうと思ってます。

 これでこの先、5年くらいは安泰かな。でもその頃には古希ですからねぇ。
 27歳で初めてPCを使い始めておよそ40年。あと何年PCに付き合う(付き合っていける)のでしょうか。さて。


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田中敦子さん、ご逝去 [日々の生活と雑感]


 声優の田中敦子さんの訃報が飛び込んできました。
 一年前から闘病されていたとのことでしたが、それを知らなかった私には、まさに青天の霹靂でした。
 享年61。あまりにも若すぎます(泣)。

 1995年の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』以来、30年近く演じてこられた草薙素子役があまりにも有名ですが、それ以外にも多くの役を演じておられます。私が好きなのは『シドニアの騎士』のサマリでしたね。

 彼女が演じる ”戦う女性” は、凜としてカッコよく、とてつもなく力強く、そして深い知性と信頼性抜群のリーダーシップを併せ持つ。まさにパーフェクト・ソルジャー。
 彼女の演じる役が、味方にいれば頼もしさこの上なく、敵として現れると勝てる気がしない(笑)。観客にそこまで感じさせる人は、なかなかいないのではないかと思います。

 田中さんの声を最後に聞いたのは今年1月~3月に放映された『勇気爆発バーンブレイバーン』のクーヌス役でした。時期を考えると、闘病しながらの出演だったのでしょう。そのプロ意識には頭が下がります。

 最近、ベテランの声優さんたちの訃報が続きます。ですが、ご高齢であればともかく、人生百年時代の61歳はあまりにも早すぎでしょう。
 健在であれば、これからも多くの作品に出演されて私たちを楽しませてくれたことでしょう。それを思うと残念でなりません。

 ごゆっくりお休みください。
 ご冥福をお祈りいたします。
 合掌。



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小原乃梨子さん ご逝去 [日々の生活と雑感]



 また一人、昭和の時代から活躍されていた名声憂が鬼籍に入られました。
 小原乃梨子さん、享年88。


 小原さんの出演作を、私の記憶と共に振り返ってみます。

 私が小原さんの声を知ったのは、たぶん1970年の『海底少年マリン』(マリン役)からですね。

 74年の『アルプスの少女ハイジ』は観ていなかったので、ペーター役で出ていたことは後で知りました。私はこのとき裏番組だった『宇宙戦艦ヤマト』を観ていたもので(笑)。小原さんは『ヤマト』が低視聴率で ”撃沈” されてしまった一因になった人です(おいおい)。
 でも、4年後の78年には『宇宙戦艦ヤマト2』にサーベラー役で参加してくれました。映画とは違って黒髪の、いわゆる ”黒サーベラー” のほうね。

 75年から始まった『タイムボカン』シリーズの ”三悪人” のリーダー役では楽しませてもらいました。

 そして78年の『未来少年コナン』では堂々の主役。個人的には宮崎駿の最高傑作だと思っている作品です。『ナウシカ』も『ラピュタ』も『カリオストロ』もみんなここから始まってますから。

 79年からは『ドラえもん』が始まります。流石にこの頃には、この手の低年齢向けアニメを見る頻度は下がってましたが、それでも夜のゴールデンタイムでの放送でしたから、しょっちゅう目にする機会を得ていました。

 82年TV版『超時空要塞マクロス』と84年映画版の『愛・おぼえていますか』のクローディア、そして『クラッシャージョウ』(83年の映画と89年のOVA)のリッキーも忘れ難い。

 その他にも、洋画の吹き替えに多数参加されてます。Wikipediaの「出演」欄を観ると、まさに「枚挙に暇がない」状態。


 人間の生には限りがありますから、いつかは別れの時が来ます。分かってはいるのだけど、やはり昔から慣れ親しんだ声優さんの訃報は哀しいものです。

 ご冥福をお祈りいたします。
 合掌。


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“宇宙戦艦ヤマト祭り” 《YAMATO & VILLAINS!!》 再び! [日々の生活と雑感]


 7月6日(土)に開かれた ”宇宙戦艦ヤマト祭り” コンサートへ、かみさんと2人で行って参りました。
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 《YAMATO & VILLAINS!!》とあるように、”悪役” の側の音楽をメインに曲目が組まれたコンサート。日本各地で開かれてるみたいですが、私たちは2021年に続き二度目の参加です。

 前回は東京オペラシティでしたが、今回はなんとサントリーホール。ここも国内で最上級のコンサートホールでしょう。「六本木一丁目」という、なんとも都会的な名の駅から徒歩5分のところにあります。


 開場は13:15なのですが、13:10に会場に着きました。すると、ホール前には既に多くのお客さんの姿が。
 年配の方が多いのは毎回のことなのですが、ご夫婦かと思われるペアも目立ちます。私たちのすぐ前には、小学生くらいのお子さんを二人連れたお父さんの姿もありました。

 前回の2021年7月は、まだコロナ禍の中。やっと一回目のワクチン接種が始まったあたりですかね。
 いまは検温も手指の消毒もなく、マスクを着用してない方もたくさんいます。ちなみに私らは着けてました。なにせ高齢者なもので(笑)。

 入り口を通ると、花束も展示してあります。
 添えられているイラストがお茶目です。

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 私たちの席は1階の右端のほうだったんですが、そこから観たステージは
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 パイプオルガンもあります。
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 ちなみに天井の方はこんな感じ。いかにも音響がよさそう。

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 開演時間には、ほぼ満席の状態になりました。




 演目と感想について簡単に書いていきます。

<プログラム>宮川泰 作曲/宮川彬良 作編曲・指揮


【長大なる序曲】

1.「白色彗星」(パイプオルガン独奏:石丸由佳)
 2021年と同じく石丸さんの演奏。
 オペラシティのパイプオルガンを聴いた時には、なにせナマで聴くのが初めてだったので、ただただ感慨にふけっていたのですが、今回、このサントリーホールでは、第一音から音の迫力に圧倒されっぱなしでした。
 腹の底までズズズズーンと、圧力が加えられるように響き渡る感じで、白色彗星の禍々しいイメージが嫌でも頭の中に再生されます。
 前回とは違う意味で、震えるような思いで聞きました。

2.組曲「宇宙戦艦ヤマト」
 交響組曲の「序曲」、そして「宇宙戦艦ヤマト」のテーマ、
 「ブラックタイガー」、「大いなる愛」の4曲をベースにしたもの。
 スキャットはゆうきさんという方。オリジナル版の川島和子さんはもちろん、リメイク版のyuccaさんも素晴らしいけど、この人のスキャットも実に良い雰囲気で、吹奏楽の演奏にマッチしてます。
 パンフを見たら、NHKの朝ドラ『ブギウギ』で歌唱指導もしていたとこのこと。このドラマ、かみさんが熱心に観てましたねぇ。
 そしてここから吹奏楽の演奏が始まるのですが、その響きにまたまたビックリ。頭の上まで突き抜けるように、力強く音が鳴っています。ホールの音響がすごいとは思っていましたが、ここまで鮮やかに聞こえるとは驚きでした。
 そして、ヤマトのテーマが聞こえ始めると、目がウルウルし始めてしまうのはもう ”お約束” ですね。もはや条件反射と化しているのでしょう(おいおい)。


 ここまですすんだところで宮川彬良さんのMCが入ります。
 今回、サントリーホールは満席なのですけど、そんなとき、たいてい開始が5分10分遅れるものなのだそうですが、今回は時間ぴったりに始まった。
 だから「最初の一音から聞き逃すまい、という人ばかりなのでしょう」と。

 私は「ヤマトのファンは勤勉なのだよ、フッフッフッ」(←誰?)と、心の中で呟いていました(笑)。


【Yamato & Villains part 1】
 ここはガミラス(デスラー)が主役。

3.地球を飛び立つヤマト

4.ガミラス国歌「永久に讃えよ我が光」(歌入り)

5.デスラーのボレロ
 この曲はCDではもう何回も聴いているし、2021年のコンサートでも聴いたのですが・・・実は今回、この曲を聴いて初めて涙がこぼれました。
 やはり「2202」を経て、「2205」でのデスラーを観たことが大きいでしょう。私も年齢を重ね、いろんなものを背負ってきましたし、未だに背負っているものもあります。そんな諸々が合わさって、今回の涙になったのかも知れません。

6.艦隊集結

7.コスモタイガー(Wan・Dah・Bah)
 男声コーラスのワンダバが入ります。
 ピアノは前回の宮川知子に代わり中島剛さんという方。これも素晴らしい。

8.イスカンダル


 ここまでで part.1 が終了。ここで20分の休憩。


【Yamato & Villains part 2】
 第2部は白色彗星帝国ガトランティス(ズォーダー)が主役。

9.白色彗星(キース・エマーソンに捧ぐ)

10.大帝ズォーダー

11.翼~かならずここへ~

12.ドッグ・ファイト

13.果てしなき戦い

14.ヤマト渦中へ

 2021年の記事にも書いたけど、この part.2 は「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト2202」をベースにした構成かと思う。
  「大帝ズォーダー」のメロディの美しさと哀しさは特筆ものだし、「ドッグ・ファイト」「果てしなき戦い」とともに、「2202」印象づける名曲。


【Yamato & Villains part 3】
 ここからは「暗黒星団帝国」の世界。

15.自動惑星ゴルバ
 生演奏で聴くのは2021年に続き2回目。
 前回も思ったけど、「白色彗星」とこれを生演奏で、しかも複数回も聞けるなんて。長生きはするものです(笑)。

16.暗黒星団帝国
 これは2021年の時にはなかった曲ですね。新たに追加ということですかね。
 「ヤマトよ永遠に REBEL3199」でも流れるでしょうし。

17.別離
 「5.デスラーのボレロ」につづき、ここでも涙が出てきてしまいました。
 旧作のサーシャより、「2205」でのスターシャが頭に浮かんだら、もう泣いてましたねぇ・・・。
 いろいろ言われるリメイク版ですが、私は肯定しますよ、ええ。

18.愛
 ここは2021年と同じ曲で〆、ですね。


◎アンコール
 ここからはアンコールとなります。

(1)愛は今も光
 「2205」の主題歌。オリジナルは平原綾香さんですが、今回はゆうきさんによる歌唱。これもよかった。

(2)カーテンコール
 「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト2202」に「カーテンコール」というタイトルで収録されている曲。
 もともとは「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」に「SCARLET SCARF - 真赤なスカーフ」というタイトルで収録されていた曲。
 この曲の思い出については、2021年の記事に書いたので割愛(笑)。

(3)宇宙戦艦ヤマト
 ヤマトのコンサートでは、最後にこの曲を会場のお客さんとともに合唱するのがデフォルトだったんだけど、前回はコロナ禍の最中、ワンダバ合唱団の方の歌に合わせての拍手、という形でした。
 今回は満を持しての全員合唱。私ももちろん起立したのですが、イントロが始まったら急に感極まってしまい、涙と鼻水が同時に噴き出すというトンデモナイ事態に。はたから見たら、なんとも情けないジイサンに見えたことでしょう。幸い、かみさんには気づかれなかった(と思う)のですが。
 もう歌うどころの騒ぎではなかったのが、それでもなんとか気力を振り絞り、二番の歌詞の「誰かがこれをやらねばならぬ 期待の人が俺たちならば」だけは、なんとか声に出しましたよ・・・


 これでコンサート全ての演目が終了。
 素晴らしい演奏者の方々、ホールの音響、そして観客の皆さんの熱気と、素晴らしいものばかりが集まったコンサートでした。後でかみさんとも話したんですが、「行って良かった」とホントに思いました。


 ホールの外に出てみたら、雷が鳴って雨が。
 家に電話してみたら、留守番をしていた家人が「こっちも雨がすごい。さっき近くに雷が落ちたみたいで、もの凄い音がした」とのこと。

 とはいっても、六本木から家まで二時間くらいかかりましたからね。最寄り駅に着いた時には、もう雨は上がってました。


 さて、「3199」公開まであと2週間となりました。
 猛暑に負けずに、体調に気をつけて、その日を迎えようと思っています。




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我が家のインターネット回線史 [日々の生活と雑感]



 この6月、我が家のインターネット回線を替えました。
 5月から手続きを始めていたんだけど、その間にいろいろ回線について思いだしたことも多かったので、ちょっとまとめて書いてみる。


■電話回線(ダイヤルアップ)

 思い起こせば、私がインターネットを自宅に引いたのは1998年頃のこと。当時は一軒家の借家住まいで、普通の電話回線に 28.8kbps だかのモデムでつないでいたような気がするのだけど、なにせ26年も前だからねぇ。記憶が・・・(笑)。
 料金も従量制(つないだ時間に応じて料金が発生する)だったので、長時間利用するとあっという間に財布の方がパンクしてしまう時代。
 そこに登場したのが「テレホーダイ」。23時~翌朝8時までは月極の定額料金で使える・・・というのはいいのだが、みんなその時間帯につなぐものだから、混み合って遅くて・・・もう大変だったんすから(by 初代林家三平)


■ISDN

 でも、けっこうすぐに「ISDN(Integrated Services Digital Network)」が始まった。64kbps だか 128kbps でつながるようになって、ちょっぴり早くなったような(笑)。
 NTTの商標は「INS(Information Network System)」。
 冗談で「(I)いったい(N)何を(S)するんだろう」なんていってた長閑な頃だ。
 電話線がデジタル回線になって、常時接続・定額制となったのもこのあたりかららしい(よく覚えてない)。


■ADSL

 2000年代初頭には「ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)」が始まった。公称値 1.5Mbps と、一気に回線速度の桁が上がったのだけど、ただし家と電話局の距離が大きくなるほど遅くなるという欠点が。
 当時、我が家は引っ越したばかりだったんだが、たまたま遠くないところに局があったみたいで、そこそこの速度が出ていた記憶がある。


■光ファイバー(Bフレッツ)

 NTTの光ファイバーは2001年から提供が始まってたみたいだが、提供地域が限られていた。我が家の住所まで来るにはけっこう時間がかかった記憶が。
 このあたりになると、回線契約の書類が残っていて、我が家が光ファイバーを引いたのは2008年。NTT東日本の「Bフレッツ・ハイパーファミリータイプ」って契約書には書いてある。
 速度はベストエフォート(最大値)で 100Mbps だから、実際はそれを下回る。導入した頃の実測値は 30Mbps くらいだったような気がしている。
 それでもWeb巡回や YouTube とかの動画を観る分には充分な速度で、「快適な通信環境が完成した」と思ったものだ。


■光ファイバー(ドコモ光)

 そしていつの間にか、Bフレッツも15年くらい使っていた。上にも書いたように、速度的にも不満がなかったのが大きかったかな。
 それに、回線設備が太くなって余裕ができたのか、いくつかの回線速度測定サイトで確認してみたら、ほぼ90Mbps出るようになってた(2024年5月時点)。

 だけどこの6月から、我が家はインターネットを「ドコモ光・1ギガ」に替えた。回線速度に不満はなかったのだけど、料金の面で決断した。
 毎月の通信費を、NTT東日本(光ファイバー回線)・プロバイダ、そしてドコモ(携帯)と三者に払わなければならず、これがけっこう馬鹿にならない。
 なにせ年金生活者だからね。収入が減った分、支出を絞れるところは絞らないと。

 ネット回線をドコモ光に切り替えると、回線使用料がフレッツとほぼ変わらず、しかもプロバイダ料も込み。そして携帯料金も合算すると割引になる。計算すると年額で○万円くらい安くなる。これは大きい。

 というわけで、回線を切り替えた。手続きもネット経由で申し込み、確認と連絡の電話を3~4回やりとりしただけで、回線切替日(工事日)まで決定。

 工事といっても、50代くらいのオジサンが一人来て、16年前にNTT東日本から借りたまま、ずーっと使っていた ONU(Optical Network Unit:光回線終端装置)を新型に付け替えるだけ(それ以外にも何かやってたのかも知れないけど、素人目にはそれだけに見えた)。時間にして30分くらいで終了。

 古い方は回収されていった。よくまあ16年間も壊れずにいてくれたものだ。掃除の時に床に落としたりと、けっこう乱暴に扱ってたんだけど(おいおい)。

古い ONU
OLD ONU.jpg


新しい ONU
NEW ONU.jpg


■現在の状況

 さて、いまは回線切り替えから一週間くらい経ったところ。途中、突然ネットがつながらなくなって困ったけど、ドコモのサポートに電話したら一発で解決した。それ以後、順調に稼働している。

 回線速度については、時間帯によって幅があるようだ。
 速度測定サイトのデータでは、遅い時は 300Mbps をちょっと切ったり、速い時は 500Mbps 超えのことも。平均して 350Mbps 前後くらいかな。
 それでも、切り替え前と比べると4倍くらい速くなってる。webページの表示も一段速くなったし、重いサイトを閲覧する時のストレスも軽減された。これで、以前より払う金が安いんだから、充分OKでしょう。


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SF作家 山本弘さん ご逝去 [日々の生活と雑感]



 去る3月29日、SF作家の山本弘さんがお亡くなりになりました。享年68。
 作家として小説を書かれていたのはもちろん、漫画原作やアンソロジー編集、ゲームデザイナーとして幅広く活躍しておられました。

 なかでもオカルトや疑似科学、陰謀論などを扱った、いわゆる「トンデモ本」を研究する「と学会」初代会長を務めていたのが印象に残ります。
 その手の本を正面切って大真面目に批判するのではなく、軽快に笑い飛ばしてしまおうという「トンデモ本の世界」シリーズは、一時期私の愛読書でした。


 SF作家としても多くの傑作を残されました。私にとってのベスト3を挙げるなら、『アイの物語』、『MM9』シリーズ、『地球移動作戦』。次点で『プロジェクトぴあの』かな。

『アイの物語』は、アイザック・アシモフとは異なったアプローチで人類とロボットの関わりを描いた連作短編集で、その中の一編「詩音が来た日」は、涙腺が崩壊してしまう感動作。

『MM9』シリーズは、「怪獣」が実在し、"自然災害" 化している世界での、人間たちの戦いを描いた連作集。特に第3作『MM9 -destruction-』では、ゴ○ラ(を模した怪獣)とガ○ラ(を模した怪獣)がタッグを組み、それにウ○ト○マン(を模した生命体)が加わって、侵略者が差し向ける宇宙怪獣軍団を迎え撃つという、特撮ファンなら鼻血を流して狂喜乱舞するようなドリームマッチが展開する。

『地球移動作戦』は、往年の東宝特撮SF映画の傑作『妖星ゴラス』を未来世界に置き換え、ハードSFとしてリメイクしたもの。
『プロジェクトぴあの』は、この作品で地球を動かす方法として登場する超光速粒子タキオンを用いた推進システム ”ピアノ・ドライブ” を開発した天才科学者・結城ぴあのの少女時代の物語。

短編にも傑作はあるけど、ピカイチは「奥歯のスイッチを入れろ」(『シュレディンガーのチョコパフェ』収録)だね。「600万ドルの男」と「エイトマン」と「サイボーグ009」を合わせたような作品。「誰がために」(1979年のアニメ『サイボーグ009』主題歌)を脳内BGMにして読むと、これも泣ける泣ける。


 6年前に脳梗塞を患い、リハビリをされていたのは知っていましたが、まさかこうなるとは。私と3歳しか違わない。あまりにも若すぎるとしか云えない。

 私も還暦を迎えたあたりから、同世代の友人・知人の訃報を聞くようになったけど、これが「トシをとる」ってことなんだね。哀しいけれど。

山本弘さん、いままで多くの作品で楽しませてくれてありがとうございました。
合掌。


タグ:SF
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かみさんと『ゴジラ-1.0』 [日々の生活と雑感]



 去る4月1日、かみさんと『ゴジラ-1.0』を観てきた。


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 実は11月3日の公開以来、かみさんに「ゴジラ観に行こうよ」って何回か誘ってたんだけど、そのたびに「えー、ゴジラぁ?」とか「なんか疲れそうだから」とかいろいろ言って、一緒に行ってくれなかったんだよね。

 かみさんは60歳で定年退職した後、再雇用されて働いてきたんだけど、ついに昨年度いっぱいでそれも辞めることを決意、3月は残務整理と引き継ぎのためにけっこう忙しそうだった。
 ところがあと数日で終わり、という段階になって私にA4用紙で35枚ほどの紙の資料を見せて、「これ、電子データにできる?」って聞かれた。なんだか間際になって上司から無茶振りされたらしい。
 みたところ罫線でできた表のデータだったので、スキャナで読み込んでOCRにかけ、Excelデータに落としてかみさんに渡したらえらく感謝感激された。

 そのお礼というわけか知らないが、4月1日の朝になって突然「ゴジラ、観に行ってあげるよ」って言い出した。まあ動機はどうあれ、一緒に行ってくれるのは嬉しかったので、急遽ネットでチケットを購入した。

 実はかみさんはNHKの朝ドラ『らんまん』をずっと観てたので、主役コンビ(神木隆之介&浜辺美波)にも思い入れがあったみたい。それも観に行く理由にはなったのだろう。

 思えば平日の4月1日に映画館へ行くなんて、ついぞなかったこと。働いていたときは、4月1日は新年度の始まりの日で、目が回るほど忙しいのが常だったから。
 かみさんも「4月1日に映画を観るなんて、信じられない」って言ってた。

 映画館へ行ってみたら、平日だけどけっこう人が入ってる。アカデミー賞視覚効果賞受賞はダテじゃないね。春休みのせいか、意外と若い人が多かった印象。

 肝心のかみさんの映画評だが、観る前は「途中で寝ちゃうかも」とか言ってたけど終わってみると「寝ずに最後まで観られたよ」。
 さらに「神木くんがよかった」とか「浜辺美波があんまり可愛いんでビックリした」とか「艦長さん(堀田辰雄役:田中美央さん)と佐々木蔵之介(秋津艇長役)がスゴい良かった」とか悪くない感触。
 とくに田中美央さんには感心したようで「あんな俳優さん、いたんだねぇ」ってわたしとほぼ同じ感想。

 というわけで、夫婦揃ってリタイアとなった記念すべき第一日目は、『ゴジラー1.0』で始まった。


 二日め以降について書くと、かみさんはいま家の中の大掃除に励んでる。共働きだとなかなか家の中のことに手が回らなかったので。
 私も断捨離を兼ねて、溜まったものの整理に入ってる。ついでに部屋の模様替えもしたいと考えている。
 特に、リビングの液晶テレビは2010年の末に買ったものだから、実質的には13年ちょっと使ってる。ネットで調べたら液晶テレビの寿命は10年くらいってあったから、これも買い換えないと。

 これからは ”夫婦揃って毎日が日曜日” なわけで、結婚生活ウン十年めにして未体験の世界へ突入だ(笑)。
 とりあえず今までできなかったことや、これからやってみたいこと、行ってみたいところ、観にいきたいものとかをあれこれ数え上げ、それをぼちぼちとこなしていこうと思ってる。


タグ:国内映画
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2024年 新年のご挨拶 & 近況報告 [日々の生活と雑感]



 皆様、あけましておめでとうございます。m(_ _)m

 さて、私は結婚と同時に親元を離れ、今住んでいる街に引っ越してきました。それから30年あまり。実家にはたまに帰るのですが、そのたびに近所の様子が少しずつ変わっていることに気づかされます。

 そのへんのことは何回かこのブログでも書きました。小学校の頃に通っていた駄菓子屋が更地になっていたり、逆に空き地だったところにマンションが建っていたり、最寄り駅の近くにでっかいビルが建ったりと、故郷も様変わりしてきました。

 実家から徒歩数分のところにあった個人経営の書店が数年前に廃業した、というのもどこかで書いた気がするのですが、昨年暮れに帰省したら、その書店の建物自体が解体されて更地になり、既に何かの工事が始まっておりました。

 中学生の頃から通った本屋さんで、創元推理文庫の最初の一冊を買ったのも、角川文庫の『犬神家の一族』(横溝正史)を買ったのもそこでした。高校時代、土曜の昼過ぎにそこで『女王蜂』(同)を買って読み始めたら止まらなくなって、夕食前までに一気読みしてしまったのもいい思い出です。

 大学生になって以降は、隣の市の大型書店を利用するようになって、地元のその書店からはすっかり足が遠のいてしまったのですが、私の読書人生の初期を伴走してくれた思い出の店が ”完全消滅” したのは、やはり寂しいものです。


 私個人についてちょっと近況を書くと、残念ながら昨年はいろいろ医者の世話になった年でした。

 一昨年の秋の人間ドックで不具合が見つかり、昨年はじめに治療を受け、その後も経過観察で病院通いをしています。さらにそれとは別件で、夏には大腸ポリープを切除しました。故郷の風景同様、私の体も変化(老化)していってるのでしょう。
 幸いにして今は特段の支障もなく、とりあえず無事に過ごしています。

 それに加えて、私の母も持病で6週間おきに病院へ通院していて、毎回その送り迎えをしています。
 というわけで、なんだかしょっちゅう医者に通っていたような一年間でした。


 昨年3月末には全ての仕事からリタイアして年金生活者になりました。まあ人間ドックの結果が出る前から辞めることは決めていましたから、これは病気が理由ではないんですけどね。

 かみさんを仕事に送り出した後、家事の合間に読書に勤しみ、たまに映画を見に行ったりと、のんびりと生きてます。しかしこれも健康であればこそ。
 贅沢をしなければ何とか暮らしていけるのはありがたいことですが、一日でも長く人生を楽しんでいきたいものだと思います。
 皆様も、『体だけは大事にしてください』(by 初代林家三平)。

 2006年に始めたこのブログも18年目。相変わらず駄文の山ですが、皆様が覗きに来ていただけているおかげで、何とか続けていられます。
 開始の頃と比べて、飲む酒の量は減りました(休肝日もつくりましたw)が、相変わらず真夜中に酔っ払った頭でブログの編集をしています。

 今年も、MIDNIGHT DRINKER をよろしくお願いします。m(_ _)m


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SF作家・豊田有恒さん、ご逝去 [日々の生活と雑感]



Yahoo!ニュースでSF作家・豊田有恒さんの訃報が伝えられました。
享年85歳とのこと。

記事から引用します。***************************************

 豊田有恒さんは1962年、「火星で最後の……」(※1)でSF作家デビュー。「日本SF作家第一世代」(※2)としてSF黎明期をけん引し、「モンゴルの残光」「ヤマトタケル」シリーズ、「異次元神話」「タイムスリップ大戦争」など多くの作品を残した。アニメ脚本家としても高く評価され、平井和正原作の「エイトマン」で脚本家デビューすると、手塚治虫の「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」など名作のシナリオを手がけた(※3)。人気アニメ「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」では原案、設定にも携わった(※4)。

引用ここまで*********************************************

ちょっと注釈を入れると
※1:第2回ハヤカワ・SFコンテストの佳作に入賞
※2:同世代の作家には小松左京・星新一・筒井康隆・光瀬龍・平井和正・眉村卓など
※3:他の参加作品に「宇宙少年ソラン」「スーパージェッター」「冒険ガボテン島」など
※4『「宇宙戦艦ヤマト」の真実――いかに誕生し、進化したか(祥伝社新書、2017年10月)』で詳細を語っている

 「冒険ガボテン島」を最後にアニメ脚本を離れて作家専業になり、多くの作品を産み出されてきました。

   私が豊田有恒さんの名を知ったのは、中学時代に読んだ「SF教室」(筒井康隆・編著、1971年・ポプラブックス)。子供向けのSF入門書兼読書ガイドであるこの本で、SF作家の一人として豊田有恒さんの名もありました。

 そして本格的にSFにハマるきっかけになったのは、もちろんTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』(1974年)でした。
 ここから数年は、私の読書の大半はSFが占めるようになりました。『ヤマト』に「SF設定」として参加されていた豊田さんの著作ももちろん貪るように読んだものです。

 ちなみに豊田さんも松本零士さんも1938年生まれなので、1974年には36歳。若かったんですねぇ。

 ハヤカワ文庫から出ていた作品は全て読みましたし、その後のSF作品もほとんど読んでいました。
 ヴィンス・エベレットを主人公としたタイムパトロール・シリーズ、日本神話の世界を舞台にしたヤマトタケル・シリーズなんか夢中になって読んだものです。
 特にヤマトタケル・シリーズは高千穂遙の『美獣』や栗本薫の『グインサーガ』より前でしたから、本格的なヒロイック・ファンタジー・シリーズとしてはたぶん日本初だったんじゃないかなぁ。
 作家活動の後半で歴史小説が主体になってしまってからは、足が遠のいてしまいましたが・・・


 数多い作品の中で、私がいちばん印象に残っているのは『地球の汚名』(1970年)です。たぶん、豊田さんの作品で一番最初か二番目くらいに読んだと記憶してます。『宇宙戦艦ヤマト』と同じく、星間戦争を扱った長編スペースオペラでもあったのも大きいでしょう。
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 もともとは「忠臣蔵」の物語を未来世界に置き換えたパロディとして考えていたものが、書いているうちにだんだん内容がシリアスになっていってしまった、って「あとがき」にあったのを覚えています。

 いまでもだいたいのストーリーは頭の中に残ってたりします。
 「幕府」を星間連盟、「赤穂」を地球に置き換えて、「吉良家」は地球と敵対する異星人ザミーン。
 「勅使」ならぬ星間連盟からの使節を迎えた地球だが、使節はザミーンの陰謀で暗殺され、地球は ”星間連盟への反逆者” の汚名を着せられてしまう。
 地球盟主(浅野内匠頭に相当)は処刑され、地球は星間連盟の管理下に置かれてしまう(進駐してくるのはザミーン軍)。しかし主人公たち一部の軍人(赤穂浪士に相当)は地球を脱出して太陽系内に潜伏、やがて宇宙艦隊を組織してザミーンの星系に侵攻、敵本星において陰謀の首魁を暴き、星間連盟に対して地球が無実である証しを立てる、というものです。
 豊田さんの作品の中では主流ではない作風なのですが、私にとっては忘れがたい傑作です。

 後に本作の設定の一部が映画『ヤマトよ永遠に』に流用されたそうです。ストーリー序盤で地球が敵の異星人に占領されてしまうところとか、小惑星帯に戦力が秘匿されていたところとか、太陽系を脱出した艦隊が敵本星を目指すところとか、でしょうね。

 幼少期に浴びるように観ていたTVアニメを脚本家として支え、私をオタク人生に引きずり込んだ(笑)『宇宙戦艦ヤマト』にも参加し、多くのSF小説で楽しませてくれた豊田有恒さんには感謝しかありません。

 最近、昭和の頃から活躍されていた俳優さんや声優さん、作家さんの訃報を耳にすることが増えました。淋しいことですがこれも時の流れ、なのでしょうね。

 ご冥福をお祈りします。
 合掌。


タグ:SF
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YAMATO meets Classics 宮川泰×羽田健太郎 二人の宇宙戦艦ヤマト [日々の生活と雑感]


 11/5(日)に開かれた「YAMATO meets Classics 宮川泰×羽田健太郎 二人の宇宙戦艦ヤマト」コンサートへ、かみさんと2人で行って参りました。
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 会場は東京オペラシティ・コンサートホール。2021年7月4日(日)の「“宇宙戦艦ヤマト祭り” 《YAMATO & VILLAINS!!》」以来なので、2年4ヶ月ぶりということになります。

 場所は新宿から一つ隣の初台駅の駅前。新宿駅の中を歩いてJRから京王新線の駅まで行くのですが、これがけっこう距離がある。前回の記憶も当てにならず、案内掲示を一生懸命に見ながら移動し、無事に乗り換えられて到着しました。

 昼公演(12:30開演)と夜公演(17:00開演)があったのですが、参加したのは昼公演のほう。私は完全リタイアのプー太郎なのですが、かみさんはまだフルタイムで働いていて、翌日の月曜は朝から勤務。なので夜公演は見送りました。

 到着は11:50頃。すでにたくさんのお客さんがいて、年配の方が多いのは毎度のことなのですが、今回は中高生くらいのお子さんを含む家族連れが多かった印象です。
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 そんなこんなで12:00になり、入場開始。私たちの席は1階で、後ろから1/3くらいの位置でしたかね。

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 ↑この景色も懐かしい。


 コンサートの内容について簡単に記します。

 前半は、指揮担当の宮川彬良さんとヴァイオリン担当の篠﨑史紀さんのトークショーから始まりました。「篠﨑史紀? 誰?」って最初は思ったのですが、話を聞いているうちに分かりました。
 YouTubeで「ウルトラセブン N響」って検索すると出てくる動画に登場してます。N響が「ウルトラセブン」をテーマに演奏会をした時に、コンサートマスターを務めていた方ですね。

 故・松本零士さんと同郷ということで、篠﨑さんの小学校の同級生はみんな「ヤマト」を観ていたとか。「ウルトラセブン」「仮面ライダー」「サンダーバード」と ”昭和ヒーロー” の話題が続き、彬良さんのピアノと合わせて二人で「ウルトラマン」「ウルトラセブン」を演奏したり、彬良さんのお嬢さんの宮川知子さんも加わって「サンダーバードのテーマ」を演奏したり。
 あ、「イスカンダルのテーマ」もありましたね。このメロディは今日のコンサートで3回出てくるとのこと。1回目はこれで、あと2回は・・・これは説明不要ですね。

 たぶんこれはコンサートの前振りみたいなもので、観客をリラックスさせ、同時に今日の二人のソリストの紹介も兼ねていたのでしょう。

 トークショー自体は15分くらいかな。面白かったけど、話の流れ的にはけっこうグダグダでしたかね(笑)。

 そしていよいよ東京フィルハーモニー交響楽団の皆さんが入場し、演奏開始です。


 前半は 作曲:宮川泰 による「組曲 宇宙戦艦ヤマト」

I.序曲
II.宇宙戦艦ヤマト
 「無限に広がる大宇宙」のテーマから始まる、交響組曲版の序曲。スキャットは林美智子さん。パンフの経歴がとんでもなくスゴいオペラ歌手の人。
 そして「宇宙戦艦ヤマトのテーマ」へと続きます。もうこのメロディーを聴いただけで、ああ、魂が震える。涙腺が緩んでいく・・・(T_T)。
 この曲を初めて聴いてから、もう49年も経つんですねぇ・・・
 ああ、何もかも皆懐かしい。

III.イスカンダル
IV.出撃
 交響組曲版でお馴染みのアレンジですね。「イスカンダル」も「出撃」も、アニメの情景が目に浮かびます。

V.大いなる愛
 映画「さらば宇宙戦艦ヤマト」での終曲でした。この曲にはいろいろ複雑な思いを抱いたものです。改めてここでは書きませんが、このブログの過去記事を読んだ方なら分かると思います。
 でも「2202」を経た今は、「ヤマトより愛をこめて」と共に、かなり穏やかな気持ちで聴くことができるようになりました。そういう意味ではリメイク版に感謝ですね。

 ここまでの5曲、普通に演奏したら20分以上かかるかと思ったのですが、私の時計で見たら15分ちょっとくらいかな。どれも短めに編曲してあるみたいです。


 そして後半。

 作曲:羽田健太郎 テーマ・モチーフ:宮川泰・羽田健太郎 の
 「交響曲 宇宙戦艦ヤマト」。
 ヴァイオリンは篠﨑史紀さん、ピアノは宮川知子さん。
 知子さんもまた、パンフの経歴がとんでもなくスゴい。宮川家恐るべし(笑)。

 ただ正直なところ、この「交響曲」は宮川泰さんの交響組曲や各種BGM集と比べると、とっつきにくい曲であるように感じます。
 クラシックとしての完成度は高いのかもしれないけど、同時に敷居も高くなってるような気も。まあ、これは素人の印象なので、耳が肥えた人にはまた異なる感想もあるかと思うのですが。
 しかも、演奏時間も1時間近い。途中で寝てしまうんじゃないかなぁと心配でした(おいおい)。

 でも、フタを開けたら意外と大丈夫でした。やっぱりナマのオーケストラの迫力は半端ない。思っていたよりはるかに楽しめたのは嬉しい誤算(?)でした。


 そしてアンコールは「真っ赤なスカーフ 交響組曲版」のコンサート・バージンかな。またしても目から汗が流れ出した(T_T)。
 もうこのメロディーを聴いただけで、ああ、魂が・・・(以下略)。


 ヤマトのコンサートも、思えばかなり参加してきました。吹奏楽メインのものもあって、これも嫌いじゃないけれど(ちなみにかみさんは吹奏楽が大好きみたいです)、やはり弦楽器の音色は素晴らしく、何物にも代えがたいものがあります。あと何回、こういうコンサートが聴けるのかは分かりませんが、できる限り参加したいものだとの思いを強くして、会場を後にしました。


 最後にちょっと余計なことを。
 会場に、ヤマトの艦内服のコスチュームを着た人がいました。胸に何かを抱えてるので、何かな?と思ったら、故・松本零士氏の写真のようです。
(あとでネット検索したら、その人のものと思われる画像がX(旧Twitter)に上がってましたね)。
 遠く時の輪の接するところで、偉大なるクリエイターだった松本零士氏にも、今日の演奏が届いていることを祈ります。


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