アルスラーン戦記 9~12 [読書・ファンタジー]
旌旗流転・妖雲群行 ―アルスラーン戦記(9)(10) カッパ・ノベルス
- 作者: 田中 芳樹
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2004/02/20
- メディア: 新書
今回は第9巻から第12巻までを採り上げる。
前の記事に倣って初刊の発行年を掲げてみると
9巻「旌旗流転」(1992年)、10巻「妖雲群行」(1999年)
11巻「魔軍襲来」(2005年)、12巻「暗黒神殿」(2006年)
11巻「魔軍襲来」(2005年)、12巻「暗黒神殿」(2006年)
9巻と10巻の間だが7年。そしてここまでが角川文庫からの刊行。
その後、光文社カッパ・ノベルスに "移籍" して
既刊分が2巻ずつ合本で再刊。
そして改めて11巻からノベルス版での刊行再開となった。
この4巻の間だけで13年もかかってるんだね。
その後、光文社カッパ・ノベルスに "移籍" して
既刊分が2巻ずつ合本で再刊。
そして改めて11巻からノベルス版での刊行再開となった。
この4巻の間だけで13年もかかってるんだね。
9~10巻ではパルス侵攻を企む2国、東北のチュルク国王カルハナと
南西のミスル国王ホサイン三世、それぞれの思惑と
パルス旧王家最後の生き残りヒルメスの流浪が語られる。
そして "移籍" 後の再スタートとなった11巻では、
皆さんお待ちかねのあのキャラが再登場するんだが・・・
一方、蛇王ザッハークもまた復活に向けて胎動を始め、
ついにペシャワール城塞に妖魔の大軍勢が襲いかかる。
この時点で、おそらく大陸公路では最強のパルス軍だが
人外の魔物が相手とあって苦戦を強いられることになる。
解放王アルスラーンの治世は盤石と思われてきたが
12巻では忍びよる "落日" の予感が随所に描かれていて
読者を底知れぬ不安に陥れる(笑)。
12巻では忍びよる "落日" の予感が随所に描かれていて
読者を底知れぬ不安に陥れる(笑)。
いろいろ書きたいこともあるんだが、
ネタバレになって興を削ぐことにもなりかねないので
まとめて次回の「その4」で書くことにしよう。