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スターウォーズ 最後のジェダイ [映画]

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※本編のネタバレはありません。

昨日(12/16)の午後、観てきました。

観るのは年明けでもいいんじゃないかあ、なんて思ってたんだが、
最近のシネコンというものは、封切りして時間が経つほど
上映回数も減り、ハコも小さくなり、上映時間帯も夜遅くになったりと
だんだん見づらくなってくるんだよねえ。
まだまだ勤め人ですから、そうそう自由になる時間も多くないので
観る時間帯を選べるうちに観てしまうというのもアリかなと。
ま、一番大きな理由はかみさんが
「一日でも早く観たい!」ってのたまわったからなんだが(笑)。

閑話休題。

スターウォーズシリーズって、各エピソードの間には
けっこう時が流れてる設定のはず。
たしかエピソード4「新たなる希望」と5「帝国の逆襲」の間は
3年くらい経ってる設定だったと記憶してる。

ところが今回は、前回の「フォースの覚醒」の
ラストシーンからそのまま続く。

ヒロインのレイがルークに出会って
ライトサーベルを差し出すシーンの直後から始まってるのだ。

スターウォーズシリーズは、
事前の情報がない方が楽しめるのは間違いないので
極力内容に触れないように書くけど、
ある程度は仕方ないとも思うのでその辺はご容赦を。


さてその頃、レジスタンスの基地を帝国の艦隊が襲ってくる。
前回のラストで負傷したフィンも意識を取り戻したのも束の間、
レジスタンスは基地を放棄して脱出、帝国軍の追撃を受けることになる。

前作「フォースの覚醒」は、
30年後の世界と新しいキャラを使って「新たなる希望」を
語り直しているような展開を見せた(と私は感じてるんだが)
そういう目で見ると今回は「帝国の逆襲」のような出だしである。

となると、各キャラの立ち位置も
レイ → ルーク、カイロ・レン → ダース・ベイダー、
そしてルークはオビワンかヨーダの役回りになる、って思うだろう。

その予想は当たる部分もなくはないが、結果としては大きく外れる。
それもかなり斜め上の方向にだ。
「帝国の逆襲」のつもりで観ていたらいつのまにか・・・だったよ。

たしかに、前作と同じことを繰り返すのなら作る意味がないからねぇ。

とくに中盤では意表を突くシーンがあって
ここがストーリーの大きな転回点になるのだけど、
いやはや、この展開を予想できた人は
いないとはいわないがごく少数でしょう。
私なんか「えー!」って叫びそうだったよ(叫ばなかったけどwww)。

うーん、ストーリーに触れずに紹介しようという試み自体が
無謀なのかな(笑)。

基本的には楽しんで観させてもらったのだけど、
やはり2時間半は長いかなぁ。

見せ場たっぷりでサービス満点なんだけど、フルコースの食事も
メインディッシュばかり出てくると途中でもう満腹になってしまう。

山場が終わったなあと思っても、また次の山場がやって来て
本当の(いちばん見せたい)山場はいつやってくるの?
って、観ながらちょっと悩んでしまったよ(笑)。

緩んでると言うつもりは毛頭ないんだけど、
もうちょっと枝葉を刈り込んで2時間10分くらいにして
起承転結をはっきりさせた方が
観やすくなったんじゃないかなぁ、とは思う。

 でもまあ、製作陣としては「アレも見せたい」「コレも見せたい」
 ってあったんだろうなあとも思う。

あと、個人的なことを言わせてもらうと
2時間半もあるからトイレが心配になってしまう。
実際、昨日は朝から水分を控えめにして映画に備えてたよ(笑)。


あとは、感じたことをいくつか挙げておいて終わりにしよう。

今回、フィンの相棒として活躍する女の子が登場するのだが
演じているのはアジア系の女優さん。
お世辞にも美人とは言えないんだけど、元気いっぱいでかなり目立つ。
こんな感じのお笑い芸人がいそうな雰囲気だが、ふと考えてしまった。
これはアジア圏(とくに中国)の上映を考えてのキャスティングなのかも。
中国の映画市場も無視できない大きさになってきたのだろうからね。
最近のハリウッド映画では、アジア系(それも中国系)の俳優さんの
登用が目立つと思ってたんだが、
ついにスターウォーズにもそれがやって来たのかな。

レイアについて、「これは!」というシーンがある。
さすがはアナキンの娘である。「帝国の逆襲」では、
ヨーダが「もう一人の希望」って呼んでたのを思いだしたよ。

終盤近く、ルークとレイアが会話するシーンがあるんだが
思えば39年前、映画館で初めてこの二人を観た身としては
感慨深いものがあったねえ。あのとき私はまだ十代だったよ。
レイア役のキャリー・フィッシャーもすでに亡く、
エピソード9では登場シーンは無いと製作陣は語ってるらしいから
今作がスクリーンでの彼女の見納めでもある。
つくづく時の流れを感じたよ。
ああ、何もかも皆懐かしい・・・


ディズニーは、エピソード10~12の作成を決定したらしい。
漏れ聞くところによると、新三部作は
スカイウォーカー家の物語から離れるとのことだ。
ということは、次回のエピソード9は、
スカイウォーカー家の物語の最終作であり、
かつ新シリーズへのつなぎとなるのかも知れない。

次作でカイロ・レンの物語に何らかの形で決着がつき、
それによってスカイウォーカー家の話はこれで完結、ってなるのだろう。


さて、来年にはハン・ソロの若き日を描いたスピンオフ映画が公開され、
2019年にはエピソード9の公開が予定されてる。
毎年スターウォーズシリーズの映画が観られるなんて
つくづく、いい時代になったものです(笑)。

問題は、私が生きている間に完結するのかということ。
エピソード48「ジェダイはつらいよ・銀河慕情」
なぁんてことにならないようにね(爆)。

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