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「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」に思うこと [アニメーション]

「追憶の航海」のイベント上映も、
今日で(もう昨日か)ひと区切りとなった。

 これから公開する地方もあるので「終了」という訳ではないが、
 10/11から始まった映画館は "終了" と言ってもいいんじゃないかな。

相変わらず「星巡る方舟」関係の情報は小出しなんだが、
「追憶の航海」がひと区切りとなったこの週末あたりに
また一つ何かありそうな気はしている。
(何もないかも知れないけどね)

私は「追憶の航海」は、初日に観に行った。
その時の様子も、映画を観て思ったことも、
このブログの記事として載せた。

それから3週間。
時たまネットを巡りながらいろいろな方の
「追憶の航海」の "感想" を読ませて頂いた。
おおいに共感させられたものもあれば、そうでないものもあった。

 まあ、酷評する人の気持ちも分からないではないけどね。
 自分の記事にも書いたけど
 「100人のヤマトファンがいれば、100通りの "総集編" がある」
 のだから。

そんな中、ちょっと思ったことについてこれから書いてみる。
真夜中で、しかもアルコールが入ってる状態で書いてるので
(何せ MIDNIGHT DRINKER ですから)
まとまらないこと夥しいが、まあお暇ならお付き合い下さい。


「追憶の航海」は、「全26話版」とは異なる描写がある。
端的に言えばラストシーンの森雪の服装である。
これをどう解釈するかは観た人によって異なるだろう。

 私は単純に、130分に収めるために
 (あるいは「星巡る方舟」につなげるために)
 帰路の描写をなくし、それによって
 「デスラー襲撃」も「古代守によるコスモリバースの起動」も
 省略されてしまった結果によるものだと思っていた。

しかし、「公式」な作品として公開されたことにより、
次の疑問が湧いてきたのだ。

「追憶の航海」は、
「デスラー襲撃」も「古代守によるコスモリバースの起動」も
"起こらなかった世界" を描いているのではないか?

 つまり「全26話版」とは整合性のない
 パラレルワールドの世界の話なのではないか、ということ。

すると次の疑問が湧く。

「星巡る方舟」は「全26話版」の24話と25話の間の話なのか?
それとも「追憶の航海」の続編となるのか?

要するに「全26話版」と整合性のある作品なのか?
それとも「追憶の航海」と整合性のある
(逆に言えば「全26話版」とは整合性のない)作品なのか?
という疑問だ。

 なにせ映画のキャッチフレーズに
 「真の結末がここに」なんて書かれたらねえ・・・
 いろいろ考えてしまうわけです。

私は当然のことながら前者だと思っていたのだが、
「追憶」の感想を書かれている方の中には
後者を期待されている人もいるように思う。

 ひょっとしたら「全26話版」の終盤の展開に
 不満があったからかも知れないけどね。


旧作の映画版第1作では、
イスカンダルに到着したらスターシャは死んでいた。
それがTV放送版では、
TVシリーズ準拠で "生存版" に修正された。

映画版第2作「さらば-」と、そのTV版「ヤマト2」では
途中の展開も、結末も大幅に異なることは皆さんご存じの通り。

そして、「新たなる-」以後は「さらば」ではなく
「ヤマト2」の続編、とされた。

「ヤマトⅢ」で登場したガルマン・ガミラスとボラー連邦。
しかし「完結編」冒頭で、"銀河衝突" によって
あっさりとこの2つの星間国家は "滅亡" させられてしまった。

旧作シリーズでは、ストーリーのパラレル化はもちろん、
国家でさえ簡単に滅亡させられたり、
キャラクターも "いなかった" ことになったり
沖田艦長みたいに "復活" したり。

シリーズとしての設定を根底から覆すような改変を
臆面も無く繰り返してきた。

それがヤマトからファンが去って行く一因ともなっていたのに。


まだ起こってもいないことについて心配のしすぎかも知れないんだが、
私は2199にはこの轍を踏んで欲しくない。

「2199のアニメは "方舟" で終わり」なんて情報もちらほら聞くんだが、
バンダイがこの "金のなる樹" を手放すとは思えないので、
「方舟」後も、何らかの形で「ヤマト」は続けられるのだろう。
(「方舟」が当たれば、って前提条件はあるだろうが)

もし、2199世界の設定を引き継ぐ形で "続き" を作るのであれば
「方舟」は「全26話版」と整合性のある作品にしてほしいと思ってる。

旧作のことを考えると、"パラレルワールド化" は、
2199の "滅びへの道" への第一歩だと思うからだ。

 「ヤマトワールドだから何が起こってもおかしくない」ってのは
 決して褒め言葉ではないし、40年前ならともかく
 現代のアニメでそんな "設定のちゃぶ台返し" をやってしまったら、
 嘲笑されるだけだ。

 ファーストガンダムもTV版と映画版では微妙に異なるが
 ストーリーの骨子まで関わるような変更はない。
 シリーズ全体での整合性ははるかに取れている。
 これもヤマトを "反面教師" とした結果だろう。


もしこれからも「ヤマト」が作られるのなら、
旧作ではあり得なかった(笑)、
整合性をもったヤマトであってほしいのだ。

でも、そんなことを思う私は少数派なのかも知れないねえ・・・

もっとも、「2199はこれで終わり」で、
以後の「ヤマト」は2199とは別設定でリメイクする、
っていうんなら話は別だけどね。

でも「2199」によってかなりハードルが上がったから
これを超えるリメイクというのは大変だろうなあ・・・


すみません、真夜中の酔っ払いのたわごとでした。


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