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小椋佳 余生あるいは一周忌コンサート [日々の生活と雑感]

今日は(もう昨日か)大宮ソニックシティ大ホールで行われた
小椋佳のコンサートに行ってきた。

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変わったタイトルなんだけど、由来はコンサートの中で説明があった。
小椋さんは来年1月で72歳とのことで
昨年9月にNHKホールで4日連続の "生前葬コンサート" を開いた。
その一年後だから "一周忌 "なんだと。

ところで、コンサートに行くほど小椋さんのファンだったのかと
問われたら、残念ながら「それほどでも」と答えるしかない。

遙か昔の学生時代、LPの2~3枚は買った覚えはあるし
ギターで1~2曲くらいは練習したこともあるし
職に就いてからは「夢芝居」はカラオケでよく歌ったし
OVA版の「銀河英雄伝説」のEDを歌ってたのもよく知ってるけど、
わざわざコンサートに行くほどの熱心さは持ち合わせていなかった。

じゃあなんで行ったのかというと、
それはかみさんが行きたがったから。

新聞の広告だかでこのコンサートを知り、「あたし観に行きたい」と
宣ったのがゴールデンウィークの頃だったかなあ・・・
ネットで二人分の予約を取り、コンビニで料金を払って
(いやはや便利な世の中になったもんだ)
チケットを受け取ったのが5月末頃。

ああ、それなのに・・・

運命というのは非情なもので、
10月に入って突然、かみさんを病魔が襲った。

幸い現在はヤマを超えて快方に向かっているのだが、
医師からは「とにかく休み、静養せよ」とのご託宣。

来週後半には仕事に復帰できそうなんだけど
現在はまだ療養中で、コンサートに行くのは難しい状態。

じゃあやめようかなとも思ったのだが
「もったいないからあなただけでも行ってきて」
と言われたので、今日の行動となった次第。

つまりコンサートの間、私の隣はずっと空席だったわけである。


肝心のコンサートだけど、内容はとっても良かった。

16:30開場、17:00開演。ほぼ満席の状態だ。
ヤマト映画のお客さんたちもいいトシだったが、
今日のコンサートの客層は、さらに10歳くらい上かな。
あと女性が多い。半分くらいを占めていそう。

二部構成で、第一部は「しおさいの詩」から始まり、
初期のヒット曲を中心に10曲ほど。
白い衣装は、"一周忌" らしく "死に装束" のつもりかな(笑)。

小椋さんはコンサート中のトークでは
けっこう毒舌を吐くという噂を聞いてたけど、
比較的高年齢の観客に対して
「みなさん、雨が降らなくても風が吹かなくても
 足元が怪しい中、来て頂きありがとうございます(笑)」
と来たもんだ。でもまあそれくらいだったかな。
小椋さんも歳をとって丸くなったのかも知れない。

第一部の最後は児童合唱団と熟年(失礼!)の女声合唱団が登壇して〆。


休憩時間になったら観客の半分くらいが一斉に立ち上がって
お手洗いに行ったのは笑ったが、自分も行ったので人のことは言えない。


第二部の前半は音楽劇(?)か。衣装もスーツに着替えて登場。
小椋さんがナレーション、若い女性のアーティストがお二人登場して
(なんと片方は小椋さんの次男の嫁さんだという。)
少年二人を演じ、合間に歌が入るという構成。
この歌なんだが、自らの持ち歌に劇に合わせた歌詞を載せた
"替え歌" になってる。
私が聞きたかった「歓送の歌」と
かみさんが聞きたがってた「さらば青春」もここで歌われた。
もちろん違う歌詞で。ちょっと残念だったかな。

第二部後半はまたまたヒットメドレー。
「夢芝居」「シクラメンのかほり」「愛燦燦」などが続き、
最後は熟年の男声合唱団を従え、「山河」で〆。
これ、五木ひろしの歌で聞いたなあ・・・

緞帳が下りたあとも鳴り止まない拍手でアンコール。
「もう72になるんですから・・・」ってぼやいてたけど
結局3曲も歌ってくれて、
最後までサービス精神旺盛な小椋さんでした。

終わってみれば8時前。
休憩時間を差し引いても2時間半近く。
小椋さん、バックバンドの皆さん、
そしてご一緒した観客の皆さん、お疲れ様でした。


人生は一度きり。喜びも苦しみもあるけれど
人生を楽しむことが出来るのは生きていればこそ。

やっぱりかみさんと一緒に来たかったなあ・・・次回は必ず!

二人で健康に気をつけて長生きをして、
たくさん楽しもうと決意した日だった。


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