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ゴーストハント2 人形の檻 [読書・その他]

ゴーストハント2 人形の檻 (角川文庫)

ゴーストハント2 人形の檻 (角川文庫)

  • 作者: 小野 不由美
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/06/12
  • メディア: 文庫


評価:★★★☆

心霊現象を専門に調査する「渋谷サイキックリサーチ」(SPR)。

依頼人として現れたのは森下典子という若い女性。
彼女が兄夫婦と一緒に住んでいる古い洋館で、
奇怪な出来事が起こっているという。

誰もいないところで壁を叩く音がしたり、
閉めたはずの扉が開いていたり、
ものの位置が変わっていたり、なくなったり、
なくなったものが戻ってきていたり・・・

SPRの所長・渋谷一也(通称ナル)は助手のリン、
アルバイトの女子高生・谷山麻衣とともに現場へ向かう。

東京から車で2時間ほどの、閑静な住宅街にあるその屋敷には、
典子の兄・仁、その妻の香奈、一人娘の礼美(あやみ)が住んでいた。

既に森下家に呼ばれていた巫女・松崎綾子、僧侶・滝川法生と再会した
SPR一行はさっそく調査を始めるが、
怪現象は次第にエスカレートしていく・・・

途中からは前回も登場した金髪美少年エクソシストのジョン・ブラウン、
和服姿の美少女霊媒師・原真砂子(まさこ)も加わる。
たぶんこのメンバーはずっとレギュラーメンバーになるのだろう。

前巻の時にも書いたが、この ”チーム・ゴーストハント” の
キャラたちの間の掛け合いが面白く楽しい。

怪奇な描写も多々あるし、中にはぞっとさせられるシーンもあるのだが
私のような ”ホラー嫌い” でも大丈夫だ。

 もともと少女向け小説だったものをリライトしてあるので
 ホラー風味もマイルドなのだろう。

調査が進み、あらゆる可能性を一つずつ潰していって
最後に残ったものが真相・・・なのだが、そこはホラー。
ミステリではないので「そうだったのか!」って
納得にはつながらないのだが、これはこれで面白いとは思う。


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