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本好きへの50の質問 その3(21~30) [読書全般]

「本好きへの50の質問」への回答、その2の続きです。

質問の提供サイト様はここです。


21. “本は人の(   )である”。
 ( )のなかに適当な単語を当てはめてください。

 「伴にして友」
  生まれてから今までの人生を、
 そしてこれからの(たぶん死ぬまでの)人生を一緒に歩んでいく。
 そういう存在なんでしょう、きっと。
 でもそのうち視力が衰えて、ろくに読めなくなりそうなのが怖い。


22. 短篇の名手だと思う作家、長篇の名手だと思う作家の
 名前と作品名をお願いします。

 どちらもたくさんいらっしゃると思いますが・・・
 とりあえず思いついたのを一人ずつ挙げます。
 ・短編:連城三紀彦
   「戻り川心中」に代表される "花葬" シリーズは絶品です。
 ・長編:福井晴敏
   「終戦のローレライ」も「オペレーション・ローズダスト」も
   大長編にもかかわらず中だるみもせず、
   クライマックスは壮烈に盛り上げて読者を魅了してくれます。


23. 女性は男性に、男性は女性に「読んで欲しくない」と思う様な本は
 ありますか? 作品の題名と理由を教えてください。

 うーん・・・特にありませんねえ。
 まあ、「女性にはこの作品の良さが伝わりにくいかなあ」
 って思う本はあったような気もするんですけど
 題名が思い出せない・・・


24. 完結しているけれど続きを読みたい、外伝を読みたい……
 そんな作品はありますか?

 もうたくさんあります。
 登場するキャラが生き生きと描写されている作品は、
 物語が終わった後も彼ら/彼女らの行く末が気になる・・・
 でも、無理して続編を作ってグダグダになるより
 「もう少し読みたいなあ」ってところでスパッと終わらせるのが
 美しいのでしょうねぇ。
 「クジラの彼」(有川浩)みたいに、長編の後日談を
 キャラ別に短編で書く、ってのは上手い方法だと思いましたね。


25. 情景描写が魅力的だと思う作家を、教えてください。

 改めて聞かれると考えてしまいますね・・・
 前の質問でも出ましたが、連城三紀彦ですかねえ。
 「六花の印」での、雪の舞う夜の描写なんてもう素晴らしいの一言。
 それがまた巧妙な伏線になってるなんてもう・・・


26. 心理描写が巧みだと思う作家を、教えてください。

 巧みというか濃厚なのは佐々木丸美ですかねえ。
 「孤児四部作」なんて、ヒロインの内面の心理描写が
 これでもかこれでもかと延々と続いて、息苦しいほど。
 でも、これが不思議と読ませるんですよね・・・
 発表した作品がみな相互に関連性を持つ
 "佐々木丸美ワールド" ともいえる同一世界内の物語になっていて、
 早世されなければ、もっともっと作品世界が広がったでしょう。
 

27. 生理的に受け付けない本は、ありますか?

 基本的にホラー全般は苦手です。特にスプラッター系はダメですね。
 あと、ノワールものもダメ。要するに後味の悪いものは苦手です。
 ベタなハッピーエンドというやつがけっこう好きなもので。
 アンハッピーなエンディングであっても、
 そこに至るまでの流れが納得できれば許容します。
 ただ、アンハッピーな作品ばかり読んでると心が荒んでくるので(笑)
 たまに出くわす程度がいいですね。


28. 本の内容・世界を舞台にした夢を見たことがありますか?
 あるとしたら、それはどんな夢でしたか。

 もともと夢というものをほとんど見ない人なんです。
 たまに見ても、「仕事が失敗した」みたいな悪夢ばかり(笑)。
 好きな本の内容が再現されるような楽しい夢を、
 一度は見てみたいものです。


29. 本に登場するキャラクターの中で、外見や性格が最も自分に
 似ているのは?

 「100の質問」にも答えましたが、
 御手洗潔の相棒の石岡和己ですね。
 wikiに書いてある内容を読むと、
 外見や特技とかは違うところもたくさんあるけど、
 性格に関してはホント他人に思えません。


30. 主人公の成長を扱った物語と言われたとき、まっさきに浮かぶ
 本の題名は?

 ジュブナイル作品は、多かれ少なかれ
 "主人公の成長” の要素を含んでいるものでしょう。
 子供の頃に読んだ本を挙げれば「十五少年漂流記」ですかねえ。
 "主人公" というよりは "主人公たち" ですけど。


質問の答えを考えていると、思考が時空を超えて
自分の生きてきた過去へと飛んでいきます。
回答をひねり出すのは大変なんですけど
記憶のなかを散策するのは、とても楽しい時間でもありますね。


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