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本好きへの50の質問 その1(01~10) [読書全般]

10回に分けて「本好きへの100の質問」というものに
答えてきました。
なかなか答えるのが難しい質問もあったんだけど
答えを考えるのは、ことのほか楽しい時間でした。

続きと言ってはなんですが姉妹編(?)の
「本好きへの50の質問」にも答えてみようと思います。

これもまた質問を10ずつ区切って、
今度は5回に分けて載せたいと思います。

質問の提供サイト様はここです。
では、始めましょう。


01. あなたの好きなジャンルについて、その分野ならではの魅力を
 簡単に述べてみてください。

 ミステリ
  やはり論理の美しさですかね。
  あと、探偵役が関係者を一堂に集めて「さて・・・」と切り出す。
  やっぱりこのシーンはたまりません。
 SF
  時空を超越した壮大なホラ話が読めることかなあ。
  SF的設定ならではのキャラクターも魅力ですけどね。


02. この作品を読まない間は、この分野(作家)のファンとは
 名乗れないと思う……そんな作品はありますか?

 本格ミステリならやっぱりクイーンの国名シリーズ。
 あとクリスティの「アクロイド」「オリエント急行」
 「そして誰もいなくなった」あたりは外せないでしょう。
 国内なら乱歩と横溝までとは言いませんが
 島田荘司の御手洗潔シリーズと綾辻行人の館シリーズくらいは
 読んでてほしいかなあ。
 SFならアシモフの「ファウンデーション&ロボット」シリーズと
 ハインラインの有名な長編とか。
 国内ならまずは小松左京。「復活の日」あたりは外せないかな。
 あと筒井康隆の初期作品。星新一も知ってて欲しいな。
 この御三家を読んでなかったらもぐりでしょう。


03. 「この分野(作家)の作品は読んだことがない」という人に
 本を貸すことになったら、どんな順で本を貸していきますか?

 ミステリなら「氷菓」か「古典部」から(笑)。
 次に若竹七海あたりのコージー。その次は有栖川有栖。
 そこまで行けば「十角館」はもうすぐだ(?)


04. 人に薦められて夢中になった作家はいますか?
  作者名と、きっかけになった本の題名を教えてください。

 基本的にへそ曲がりなので、
 人から薦められた本を素直に読んだ記憶がありません。
 でも「このミステリーはすごい!」は毎年買ってます(笑)。
 ここで上位に入った本はたまに読みますが、
 私にとってのアタリに出会う確率はあまり高くありません。
 やっぱり私の好みってかなり偏ってる?


05. 人に本を貸して、「面白かった」と言われたときの
 あなたの反応を教えてください。

 「そうだろうそうだろう」と胸を張ってドヤ顔(笑)。
 でもあんまり「面白い本を紹介して」って言われません(T_T)。
 やっぱ好みが偏ってるって見抜かれてる?


06. 逆に、「面白くなかった」と相手に言われたときの反応は。

 「まあ人の好みはそれぞれさ」と自分の胸に言い聞かせます。
 でも、貸す前に相手の好みを考えて、なるべく
 気に入りそうな本を選んで薦めるようにはしてます。


07. とても欲しくて、でも手に入れることが出来なかった本はありますか。

 大学生の頃には、ハヤカワSFシリーズが絶版になってて
 有名な作品なのに読めない、って本がたくさんあって悲しかったけど、
 それから数年のうちにだいたい文庫化されたのでOK。


08. 手放した・紛失したことを後悔している本はありますか。

 うーん、手放したくない本は、
 たいてい実家の本棚か押し入れにあると思うんで・・・
 そういえばそっちの整理もしなくちゃなあ・・・
 紛失は・・・まず、紛失しているのかどうかを確かめないと(笑)。

09. 本や作品にまつわる思い出をひとつ、教えてください。

 私が小学校高学年の頃、小学館かどこかで出した
 「世界名作全集」みたいな全52巻くらいのシリーズを
 父が買ってくれた。
 けっこう分厚くて立派な作りで、1冊に長編が2作くらい入ってた。
 そしてまた当時の私は律儀にも、1巻から順番に読み始めた。
 結局全巻は読めずに48巻あたりで挫折したんだけど、
 おかげで世界的な「名作」と呼ばれるものは一通り読めたので、
 父には感謝しています。
 「十五少年」も「宝島」も「赤毛のアン」も、みんなこれで読んだ。
 日曜夜にやってた「アニメ世界名作劇場」の原作になった本も
 たいていこのシリーズに入ってましたねえ。


10. 「もっと若い頃に出会いたかった!」と思う本がありますか?
 あれば教えてください。

 うーん、あんまり小説では思いつかないなあ・・・
 映画では、「スターウォーズ」(’77)を映画館に見に行ったとき、
 館内に小学生がうじゃうじゃいるのを見て
 「こんなスゴい作品をこんな小さいときから見られるなんて、
  なんて幸せな奴らなんだ!」って思いました。
 当時私は大学生でしたから、
 「もうちょっと遅く生まれても良かったなあ」なんて思いました。


うーん、映画も独身の頃はよく観てたんですけどねえ。
とはいっても月に1本程度ですが。

今回の質問に答えてみて、改めて思ったのは父への感謝ですねえ。
私が読書に目覚めたのも、それを後押ししてくれたのも父でした。
もう90近い高齢で体調も崩しがちですが
もう少し親孝行をしてあげなければいけないなあって
改めて思いました。
とは言ってもなかなか会いに行けないんですけどね・・・


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