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スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け [映画]


※本編のネタバレはありません。

「スターウォーズ」が完結しました。
ネットの評判はいろいろみたいだけど、私は楽しみました。
J・J・エイブラムスはいい仕事をしたと思います。

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思い起こせば41年前。1978年の7月。私は大学2年生でした。
今はなき大宮の映画館で見たのが、
副題の付かない無印「スターウォーズ」。
今で言うところのep.4「新たなる希望」ですね。

私は朝いちで映画館に入り、その内容にぶっ飛んでしまって
そのまま3回続けて観てしまいました(笑)。

 若い人は知らないかも知れないが、
 当時の映画館は入れ替え制ではなかったのですよ。

夏休みに入ったばかりで、館内には
小学校低学年と思われるお子様方の大群が。
こんな小さいうちから、こんなスゴい映画を観られるなんて
おまえらが羨ましいぞ・・・なぁんて思ったことを覚えてます。

 このわずか1か月後に「さらば宇宙戦艦ヤマト」を観て
 激しく落ち込むなんて、神ならぬ身には知るよしもなかったが・・・

もちろん、続編も見てきましたよ。ep.5「帝国の逆襲」も
ep.6「ジェダイの復讐」(後に改題されて「ジェダイの帰還」)も。

長い休止期間を経て1999年に始まったep.1~3も観たし、
ルーカスフィルムが買収されてからのep.7「フォースの覚醒」、
ep.8「最後のジェダイ」、ついでに「ローグ・ワン」「ハン・ソロ」も。


さて、長く続くシリーズには、いろんなファンがいるでしょう。
皆、アタマの中には「私のスターウォーズ」ができあがっていて、
ファンが100人いれば100通りのスターウォーズができてしまう。

 日本でも、「宇宙戦艦ヤマト」のリメイクである「2199」「2202」を
 こき下ろす人はたくさんいるし、
 本家アメリカでの「スタートレック」のリブートだって
 賛否両論あるみたいだし。
 ちなみにスターウォーズのep.7と9を監督したJ・J・エイブラムスは
 「スタートレック」リブートの最初の2作も監督してる。

だいたい創造主たるルーカス自身が制作したep.1~3だって、
いろいろ言う人はいるし、ましてやディズニーがつくるものなんて
「スターウォーズ」として認めない、って人だっているでしょう。


でもねえ、私は思うのですよ。
「スターウォーズ」ってお祭りなんだと。


細かい理屈なぞこねくり回したりせずに、おおらかな気持ちで
みんなでわいわいガヤガヤ楽しめばいいのではないかな、と。
だってep.4~6がそうだったでしょ。

そういう意味では、今回の「スカイウォーカーの夜明け」は
及第点以上の出来。私は十分に楽しませてもらいました。

エイブラムスのep.7は、「ep.4のリメイク」なんて声もありましたが
ep.4~6の楽しさを思い出させてくれました。

前作ep.8が正直微妙な出来だったので心配してたのですが、
エイブラムスは、広げた風呂敷を上手に畳んだと思います。

まあ、ツッコミどころはたくさんありますし、
このパートやキャラ、必要?って思うところもなくはないけど、
伏線だって最低限には張ってあると思うし(笑)。
とにかく細かいことはいいんです(おいおい)。

以下は、思ったことをいくつか。致命的なネタバレはしてませんけど
これから観に行こうという人は読まない方が楽しめると思います。


ep.6で死んだはずの皇帝パルパティーンが再登場する・・・ってのは
ネタバレじゃないよね? 予告編のラストで彼の笑い声が響いてたし、
映画でも冒頭で明らかになっちゃいます。

私はep.6での最後が呆気ないと思っていたので、彼の再登板は大歓迎です。
ラスボスにふさわしい大活躍(?)で終盤を盛り上げてくれます。

中盤ではレイの出自も明らかになりますが、
まさに「その発想はなかった」。
でも、言われてみれば納得の設定。

霊体となったルークが×から×××××を×××××するシーンでは
目頭が熱くなってきて、「終わってしまうんだなあ」というのを実感。

そして、カイロ・レンに×××××が語りかけるシーンでは
涙腺が崩壊してしまうし・・・

そのカイロ・レンも、ep.7/8ではいまひとつ悪役として
重さがなかったのだけど、本作ではもう全編出ずっぱりの大活躍。
予告編にもあったけど、大荒れの海原をバックにして、
レイとライトセーバーで立ち回りするシーンは迫力満点。
そしてその後の××を経て最終決戦へ。
ここまできて、彼のキャラが好きになりましたよ。
あらためて、ep.7~9はレイとカイロ・レンの
二人の物語だったことを再確認しました。

クライマックスのラスト30分の展開についても、いろいろ
意見はあるでしょうけど、これは狙ってやってる確信犯でしょう。
私は肯定します。

2016年にレイア役のキャリー・フィッシャーが亡くなって、
どうなるのかと思ったけど「フォースの覚醒」での未使用フィルムを
流用したのこと。でもこのあたりは不自然さを感じさせないし、
ちゃんとレイアがメインのストーリーに絡んできていてたいしたもの。

おそらく、彼女の死去とかep.8の評判とかから、
脚本にもかなりの手直しが入ったと思うんだけど、
そういう諸々の困難な条件も飲み込んで
しかも9部作の完結編というとんでもなく高いハードルを越えて
作品としてまとめ上げたのは素直に賞賛されるべきだと思います。

そしてそして、最後のシーン。
長大な物語が一周回って、元の場所に戻ってくる、
っていう展開が私は大好きなんだけど、ここにもそれがあって
私は素直に感動しました。
この瞬間、私の心は41年前に戻っていました。

さて、スカイウォーカー家の物語は終わっても
「スターウォーズ」シリーズは続くらしくて、
ディズニーは2022~26年にかけて新3部作を公開するそうな。
2026年には、私は68だよおい。
冗談ではなく、私の生きているうちには完結しなさそうな勢いですな。

以前「スターウォーズep.48 ジェダイはつらいよ 銀河慕情」なんて、
ふざけたこと書きましたが、冗談で済まなくなってきた(ないない)。

とりあえず、「スターウォーズ」はここでひと区切り。

スカイウォーカー家の皆さん、ありがとう。そして、さようなら。

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コメント 4

mojo

鉄腕原子さん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2019-12-25 01:20) 

mojo

@ミックさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2019-12-25 01:21) 

mojo

xml_xslさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2019-12-25 01:21) 

mojo

soramoyouさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2019-12-25 01:22) 

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