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『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第一章嚆矢篇 感想・・・のようなもの(その6) [アニメーション]

※ネタバレ全開です。未見の方はご注意願います。
※ストーリーに沿って、感じたこと思ったことをダラダラ書いた
 長いだけでまとなりのない駄文です。品質保証はいたしかねます(笑)

第2話「緊迫・月面大使館に潜行せよ」Part.II

■古代と雪
古代は査問会に呼ばれてる。
指揮系統を無視し、無断で戦場を離脱したんだから仕方ありませんが。
結果としてその行動が地球を救ったのだから
刑罰と功績が相殺されて
結果的に叱責程度で済んだ、というところですかね。

 思えば「銀河英雄伝説」のヤン・ウェンリー提督も、
 首都星をクーデター派から解放したのに、
 後になって査問会に呼ばれてネチネチいびられてたよねえ。
 スペースオペラの主役としては、査問会に呼び出されるようになって
 やっと一人前ということか(えーっ)。

 ちなみにヤンの声優さんも、旧作で古代進を演じていた
 富山敬さんだったよねえ・・・

こってり絞られた古代を雪がお出迎え。
ピンクのオープンカーでドライブデートへ。

都市の郊外は未だ荒野が広がっています。復興への道はまだ遠い。
その中を進みながら、会話をする二人。
「言えない言えない」「言っちゃえ言っちゃえ」
この掛け合い、好きですね。

「古代進は地球を救ったぞーっ!」「感謝しろ、これで二度目だぞー!」
そして続く「森雪は心配したぞーっ!」で微妙に口調が変わる。
桑島法子さんの演技、もう素晴らしいのひと言。
あなたが森雪役でよかった。ホントにそう思いました。

映画館でこのシーンを観ていたとき、
涙腺がゆるむのを抑えることができなかったですねぇ・・・
この先、二人を待ち受けているであろう過酷な運命を思うとねぇ・・・

一度目の鑑賞ではじわっとくる程度だったんだけど
二度目のときにはポロリと涙がこぼれてしまいました。
ああ、やっぱり私は雪の笑顔が見たかったんだなぁ・・・って思った。

アニメに登場するカップルは星の数ほどいるだろうけど
いちゃいちゃしてるシーンを観ているだけで泣けてくるのは
そうそういないだろうと思う。

願わくば、「2202」最終章でも、雪の笑顔が見られますように。

■婚約指輪
壁に描かれた「ガミ公出て行け」(だったかな?)を消しているのは
アナライザーの頭部みたいなメカ。
やはりガミラスへの遺恨は一朝一夕では消えないのでしょう。

23世紀でも生き残ってるらしい喫茶店に入った二人。
過去4年間の記憶しかない自分を不安に思わないか問う雪。
この4年間の記憶こそが大事だと告げる古代。
二人の手が重なり、雪の薬指の指輪が光る。

 すごく感動的なシーンのはずなのに、あんまり指輪が光るものだから
 「LEDでも入ってるのかと思った」(by うちのかみさん)
 うーん、情緒も何にもなくなってしまうよねえ・・・

 ちなみにこの時代にも「給料の3ヶ月分」なんて慣習はあるのかな。
 ふと思ったけど、地球帰還後の旧ヤマトクルーって
 どんな待遇があったんでしょうね。昇進はなかったみたいだけど
 その代わり、莫大な額の報奨金をもらっててもおかしくないよねぇ。
 この二人、一生遊んで暮らせるくらいの貯金があっても不思議じゃない。
 うーん、情緒も何もない。私もかみさんのことを言えない(笑)。

■英雄の丘
ここからしばらくは旧作の再現シーン。
BGMの入るタイミングから佐渡の台詞、
古代と島が手を取り合うシーンもほぼ旧作通り。

旧作を知っている人だったらこのシーンは外せないのだろうけど
「2199」や本作から入ってきた人は
急に画面もBGMも "昭和" っぽくなって驚かないかな。

真田が古代に「君にすべての責任をかぶせてしまった」から察するに
古代だけ叱責されて真田の方はお咎めなしだったのでしょうか。

「古代、あの時君は誰を見た?」
ちなみにシナリオ集では、真田が見たのは古代守だった模様。

島や相原、徳川などをはじめ旧ヤマトクルーが
みな口々に「見た」と連発する中で、戸惑った表情の雪。
彼女だけ、"謎の幻覚" を見ていなかったのですね。
その原因は失われた記憶にあるのか、それとも。
何にしろ、これも今後の展開への伏線でしょう。

やたら波動砲をぶっ放したがってた南部が
波動砲艦隊構想や地球政府の復興政策に批判をぶちます。
思えば彼も成長したものです。

そこへ姿を現すアンドロメダ。
その南部が「ばっきゃろー」って叫びます。
このへんも旧作の再現ですが、
叫ぶ南部の心情が、より共感できるものになってる気がします。

■謎のメッセージ再生
翌日、真田に招かれた古代と島。
ヤマトに記録されたメッセージを再生する真田さん。
そこに浮かび上がったのは祈りを捧げるテレサ。

「ここへ行かなければならない!」とはやる古代
「根拠が乏しい。森くんのことも考えろ」と冷静な島。
その島は軍を辞めるつもりのようです。

このあたりでちょっと違和感を感じたのは真田の言動。
「私も古代と同意見だ」
リメイク版の真田さんはもっと理詰めで動く人だと思ってました。
古代と同調するにしろ、「まずは調査に向かう必要がある」
くらいのことは言うんじゃないかと思ったんですが。
「2202」では、旧作寄りに "熱い真田" になってきたのかな。

もっとも、ここで真田まで反対してしまったら
流石の古代もなかなか押し通せなかったでしょうし。

■キーマン登場
やむにやまれぬ思いを抱いた古代は旧地下司令部へ。
そこへ登場するサングラスの男たち。いやもう分かりやすすぎる。
政府の監視要員ですね。

そこに現れた謎の男・キーマンに導かれて追っ手から逃れる古代。
そのキーマン、肌の色を変える謎技術を披露。

 これ、昔からガミラスにあったのか、それとも最近開発されたのか。
 まあ青い肌のまま地球を歩いてたら即襲われそうな世情ですからね。

「ガミラスはヤマトに借りがある。あんたを月に招待しよう」

 舞台挨拶でも言ってましたが、神谷浩史さんの声は
 無条件で聞き入れなければならないような雰囲気があります。
 人気声優なのも分かる気がします。

ヤマトにはそれなりに恩義を感じているのか。
「バレル大使に会え。あんたは幻の正体を知る。
 地球とガミラス、双方の命運にかかわる話だ」

こう言われたら行かないわけにはいかないですよねえ・・・

いちおう次回で終了予定。


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