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『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第一章嚆矢篇 感想・・・のようなもの(その5) [アニメーション]

※ネタバレ全開です。未見の方はご注意願います。
※ストーリーに沿って、感じたこと思ったことをダラダラ書いた
 長いだけでまとなりのない駄文です。品質保証はいたしかねます(笑)

第2話「緊迫・月面大使館に潜行せよ」

■サブタイトル
過去の記事にも書いたけど、これはやっぱり
「伝説巨神イデオン」第27話「緊迫の月基地潜行」が
元ネタだろうなあ。もちろん内容は全然違うけど。

ちなみに第1話「西暦2202年・甦れ宇宙戦艦ヤマト」は
74年「宇宙戦艦ヤマト」第1話「SOS地球・甦れ宇宙戦艦ヤマト」と
78年「ヤマト2」第1話「2201年・ヤマト帰還せよ!」を
合体させたものじゃないかと思ってる。

「2199」は過去の名作SF小説や映画のタイトルから
もってきたりしてたけど
「2202」はヤマトの旧作シリーズや往年の名作アニメから
サブタイトルを拾ってくるのかな。

■大戦艦の生存者
あの爆発で生き残るなんて「ガトランティスの兵士は化け物か!」
いや、実際化け物じみていたんだけどね。

科学局でガトランティス人生存者を分析する新見さん。
反乱の罪には問われなかった模様。
「イズモ計画」(ビーメラ4の反乱事件)は揉み消されたんでしょうね。
だから芹沢ものほほんとしてるのか。

月面のガミラス大使館ではキーマン初登場、初台詞。
なんとガトランティスの兵士は、何らかの処置を施さないと
自爆するように "調整" されているらしい。

この設定は「2199」にはありませんでしたから、
「2202」で新たに付け加えられたもの。

ということはレプタポーダの捕虜たちは、
予め "処置" された上で収監されていた、ということにされるのか
それとも自爆するのは前線の一部の兵士のみで上位階級にはないのか。
そしてこの新設定は、物語にどのように関わってくるのか。

旧作でもガトランティスの一般市民はほとんど描かれておらず
登場するのは軍人ばかり。

メンタリティがほぼ共通するガミラスと地球とは異なり、
"分かり合える" 相手ではない、っていうことを協調したいのか。
つまり「2202」に "和解エンド" は存在しない、ということを
暗に示しているようにも思えます。

 もっとも、旧作を知っている人ならガトランティスとの間に
 そのような道があるとは誰も思わないだろうけど。

間一髪、危機を逃れた新見さんですが負傷してベッドに。
眼鏡を外した顔もなかなか美しいですよ。
そして横には真田さんの姿。持ってる文庫本のカバーがwww。

 23世紀でも紙の本が生き残ってるといいなあと思うのだけど、
 近年の風潮ではそう遠くない将来に消滅しそうで恐い。

さて、新見さんは第二章の発進時に、ヤマトに乗り込むのでしょうか。
乗りたい意思があってもこの怪我の状況では無理かも知れませんが。

思えば彼女も三十路に突入です。
2202年当時の "適齢期" が何歳なのかは分かりませんが、
この後に出てくる藤堂の言葉によると、
人口が「往事の1/3にも満たない」くらいに減ってしまった地球では、
早婚が奨励されていてもおかしくはないかも。

 まあ真田さんが引き取る(笑)しかないのでしょうけど
 彼女と真田さんが家族になっている姿が
 どうしても私には想像できません(笑)。

■進宙式
場面は変わって進宙式。これも旧作にありました。
異なるのはアンドロメダ級が一気に4隻も登場していること。
しかもそのうち2隻は空母タイプ。

 宇宙戦艦として洗練されたデザインのアンドロメダを
 無理矢理空母タイプにしたみたいで、かなり好みが分かれそう。

艦名はみな「A」から始まるものばかり。
中でも「アポロノーム」とはビックリ。

 このネーミングで「サブマリン707」とか「小沢さとる」とかの
 単語が思い出された方は私と同世代ですね。
 スタッフにもファンがいるのでしょう。
 「アポロノーム」は707の敵役として登場した
 巨大潜水空母でしたけど最後は呆気なかったなあ・・・
 「2202」でのアポロノームが同じ轍を踏まないことを祈ります。

壇上では地球連邦初代大統領が滔々と演説してますが
これから地球が辿る運命を知っていたら
大統領になんかならなかったかも(笑)

観衆の中にはガミラス大使バレルと駐在武官キーマン、
そして芹沢と藤堂の姿が。

第1話の様子を見る限り、波動砲推進派の芹沢に対し、
藤堂は慎重派のようです。
地球も波動砲推進でまとまっているわけではなさそう。

ガミラスがガトランティス兵士の "特性" を
事前に開示してくれなかったことをなじる芹沢。
地球-ガミラスの同盟もギクシャクしているのでしょうか。

アンドロメダ級の建造にはガミラスの協力があったのはほぼ確実なのに
それを「危険な火遊び」と言い切ってしまうバレル大使。
ガミラス内部も一枚岩ではない様子です。

内部にそれぞれの対立を抱えた国家同士が結んだ
危うい同盟、というところでしょうか。

芹沢も沖田とスターシャとの約束を「一艦長の独断」と断言。
波動砲を作り続けるための理由付けとしては
予想された展開ではありましたが、実際に耳にすると
ヤマトの大航海や沖田の功績が蔑ろにされているようで
いささかやりきれない思いも感じます。

さて、アンドロメダ級4隻がいっせいに進宙するシーン。
仲良く4本のレール?カタパルト?に並んで一斉に発進するんだけど
見ていて思いだしたのは「ガンダムSEED」のマスドライバー。

 ネットの噂では、あの4本の施設は後の方で再登場するとか。

発進した直後、普通に大気圏内でワープするんだけどOKなのか。
ワープって他の天体の引力の影響が少ないところで
するものだと思ってたが、そのへんは設定変更ですかね?

 ああ、でも「星巡る方舟」ではヤマトが
 惑星カッパドギアの地表付近でワープしてたよなあ・・・

式後、車の中で会話するバレルとキーマン。
写真を撮られているところを見ると、
旧ヤマトクルーは追跡調査されているのでしょうか。

ガミラスはテレサのことも知っている様子。
そして旧ヤマトクルーが彼女のメッセージを "受信" した可能性も。
どうしてそう判断できるのか謎。次章で説明されるのか?

さらには「地球政府も感づいている」。
ということは、地球側も
バレルたちと同程度のことは知ってるってこと?

次回に続く。


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