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『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第一章嚆矢篇 感想・・・のようなもの(その4) [アニメーション]

※ネタバレ全開です。未見の方はご注意願います。
※ストーリーに沿って、感じたこと思ったことをダラダラ書いた
 長いだけでまとなりのない駄文です。品質保証はいたしかねます(笑)

第1話「西暦2202年・甦れ宇宙戦艦ヤマト」Part.IV

■「ゆうなぎ」奮戦
大戦艦近傍にワープアウトした「ゆうなぎ」は
主砲で艦体破壊を試みるも効果がない。

艦首の46センチ衝撃砲があるはずなんだが
なぜか使われないんだよね。ネットでも話題になってる。
私も使うシーンが見たかったけど。

使ってしまうとエンジンパワーがダウンして、
以後の追撃が不可能になるからかな~とも思ったが。

 まあ、こういうこじつけを考えるのも
 ヤマトファンの醍醐味だったりする(えーっ)。

古代は作戦変更、大戦艦の下に回り込む。

 「金剛改型はダテじゃない! 大戦艦の一隻くらい押し出してやる!」
 って台詞が頭のどこかをよぎったのはナイショだ。

しかし著しい質量差のせいかビクともしない大戦艦。

これも「2202」を観た知人が言ってたのだが
「『ゆうなぎ』って頑丈すぎるんじゃないか?
 あんな勢いでぶつかったら艦首が大破しちゃうんじゃないの?」
やっぱりこれも主人公補正?
でも古代がカッコいいから許す(笑)。

すっかり忘れてたけど、公式サイトの記述によれば
地球艦隊の船って波動防壁が張れるんだよね。そのおかげ?
そのわりには艦隊戦時には使ってる様子はなかったけど。

■秘匿回線とは
そこに割って入る森雪。
観ている時は物語展開の速さにまったく気にならなかったけど、
そもそも秘匿回線って何?
司令部と「ゆうなぎ」の間にはホットラインが引いてあったと言うこと?
そして、何のためにあるの?

 まさか雪と古代のプライベート通信のためではないよね(笑)

ちなみに「森一尉」ですから階級はそのままのようです。

■真田さん登場
「古代」芳忠さんボイスでの呼びかけ。

 うちのかみさんを含め、全国の真田さんのファンは
 ここで欣喜雀躍したことだろう。

これは、海底ドックにいた真田さんが事態を知り、
司令部の雪にコンタクトをとったということですか?
「軌道データを送れ。あとはこちら(ヤマト)で引き受ける」
旨を告げたのでしょう。

「我々はあの艦(ふね)に希望を託す!」
PVにあった古代の台詞はここで発せられるのですね。
大戦艦の落下地点には雪がいるのですから
真田さん、そしてヤマトへの絶対的な信頼がなければ言えない台詞です。

■ヤマト起動
ドック内の整備員の待避が始まる。
「重動力線コンタクト!」「全エネルギー、スイッチオン!」
「砲雷撃戦、よぉーい!」「定速回転1600!」そして「船体起こせー!」
永き眠りの時を終えて、
真田、徳川、山崎、榎本らによってヤマトが目覚めてゆく。

 このあたりは1974年版第1作第2話の再現ですね。
 「2199」で割愛された部分を拾ってきた、羽原監督のこだわりか。

謎のパイプ群を引きちぎりながら上昇するヤマト。
同時に主砲の砲身がゆっくりと天頂へ向けて角度を変えていく。

 見所てんこ盛りの第1話の中でも、やっぱり極めつけはここ。
 このヤマト起動シーンは何回観ても胸が躍る。

そしてスラスターで船体を傾けて射角修正ののち、
ショックカノンが咆哮一閃、上空18000mにて大戦艦を粉砕する。

 「月軌道から400秒で地表に」ってことは秒速950km。
 大気圏はおおむね地表から500kmまでと言われているらしいので
 厳密に言えば大気圏突入から0.5秒ほどで地表に落着するはずなんだが
 そんな細かいことはいいんです!

   気にする人は「空想科学読本」でも読んでて下さい(笑)。

 ちなみに、もっと細かいことを言えば
 上空18000mから地表までは0.02秒弱。
 まさに紙一重の差で地球は救われたことになる。

■謎電波(コスモウェーブ?)飛来
大戦艦の爆砕直後、旧ヤマトクルーの脳裏に浮かぶ謎の幻影。
古代が見たのは沖田艦長。
そして語りかける「古代、ヤマトに乗れ」

いやあ沖田にこう言われたら、古代は行動せざるを得ないでしょう。

■第1話まとめ
第1話はたいへん楽しませてもらいました。
地球軍の再建、ガミラスとの共同作戦、古代の奮戦、大戦艦の大活躍。
アンドロメダの拡散波動砲まで第1話で見せてしまうという
まさに「出し惜しみなし」という宣伝文句に偽りなし。

そして後半では、たたみかけるような展開で一気に地球に危機が迫る。
まさに絶体絶命のピンチにヤマトが登場、
最後の最後でヤマトがすべて持っていってしまう。
まさにヤマトファンが待ち望んでいたストーリーが展開します。

しかし、そこに至るまでには旧ヤマトクルーの連携がありました。
「ゆうなぎ」の古代、南部、相原。
司令部の雪、桐生。
そして海底ドックの真田、徳川、山崎たち。

彼らがそのとき置かれていた場所で、
自らの本分を全うすることによって
危機を乗り越えることができた。

かつて私は、本ブログの2012年5月2日の記事
「ヤマト2199」に関する駄文雑文集(3) ~「さらば」私的考察~
の中で、
「ヤマト第1作(1974年)とは、どんな物語だったのか」
という文章を書き、そこで3つの項目を挙げています。

ちょっと長くなるけど、その3つめの項目をここに引用します。
全文は引用元の記事をご覧ください。

引用ここからーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

三つ目は「普通の男たちの物語」

ヤマトの乗組員には、スーパーヒーローはいない。

古代や南部の戦闘指揮、島の操艦、真田の技術。
森雪や太田の索敵、航空隊を率いる加藤。
波動エンジンの整備一筋の徳川。
その他、多くの任務に携わる乗組員たち。
彼らを統括する沖田艦長。

彼らはそれぞれの専門分野のエキスパートではあっても、
一人一人はみな普通の人間である。

ニュータイプに覚醒したり、種が割れたりしないのだ。

そんな彼らが、それぞれの職責を果たし、力を合わせていく。
彼らの知恵と勇気と努力と決断と、そして少しの(たくさんの?)幸運が、
ヤマトを窮地から救い、逆転のチャンスをもたらす。

絶体絶命のピンチから、一気に反撃に転じていくときのカタルシス。
これこそヤマトの真骨頂では無かったか。

引用ここまでーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


まさに「2202」第1話は、
「私にとってのヤマト」というものを具現してくれました。
だから私は、素直に第1話を賞賛します。
まさに、これを賞賛せねば何を賞賛するのか、という思いです。


こんなに長く書く予定ではなかったんだけど
なにせ情報量が多いことと、
やっぱり "溜まって" いたのですかねぇ(笑)。
書いているうちに歯止めがきかなくなってしまいました。

第2話は、もっとさらりと書こうと思ってます。

次回に続く。


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