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私と踊って [読書・その他]

私と踊って (新潮文庫)

私と踊って (新潮文庫)

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/04/30
  • メディア: 文庫



評価:★★

文庫で300ページちょっとの中に19編収めてある。
ミステリ、SF、ホラーその他と多くのジャンルに渡る
ショート・ストーリー集なのだが、
この文章を書き始めてみて、はたと困った。

短編集の場合は、いちばん印象に残った作品とか
出来がよいと思える作品を挙げていくのだけど
本書に限っては何も思いつかないのだ。

記録によるとちょうど一月前の2/24に読み終わってるんだけど
その時既に星2つをつけてるので
内容を忘れたということでもないのだろう。

「恩田陸という作家は、私にとって当たり外れが激しい」
というのは、このブログでも前にも書いたことがあるんだけど、
本書は私にとって "外れ" だったのでしょう。

長い物語の1シーンだけ切り取ったようなものとか
オチがよく分からないものとかが多くて、
"これ" と言える作品に巡り会えなかったようです。

 唯一の例外は巻末に載った「交信」。
 東京創元社の年刊SF傑作選で既読だったんだけど
 探査機「はやぶさ」帰還を記念して書かれたもの。
 初読の時は感動で眼がウルウルしてしまった。
 文庫でわずか1ページの作品なんだけどね。

実は今、長編「夜の底はやわらかい幻」を読んでるんだけど
こちらはとても面白く読ませてもらってる。
こっちの方は "当たり" なんだろうね。


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