宇宙戦艦ヤマト2199 第9巻 [アニメーション]
リメイクアニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」のコミカライズ作品。アニメ本編の公開終了後もコミックは続いていましたが、8巻まで刊行されたところで止まってしまってました。
この第9巻の発行日は2022年12月26日。手元にある第8巻の発行日を見ると2016年3月26日とあります。なんと6年9ヶ月ぶりの続巻刊行です。
この間、2017年から2019年にかけて続編の「2202」も公開され、2021年から今年にかけて「2205」も公開。もう「2199」のコミックは出ないのかなぁと思っていたら、まさかの再起動。嬉しいことです。
どんな事情が裏にあったのかは一読者には知るすべもありませんが(噂だけはいろいろ聞きましたが・・・)、ここは単純に、再開を祝いたいと思います。
アニメ版のストーリーをベースにしながらも随所にむらかわ氏のオリジナル展開を含み、単なるコミカライズを超えた作品に仕上がっていた本作。
本書では ビーメラ4での反乱収束 → 亜空間ゲート → バラン星突破 までが描かれます。全26話のアニメ版でいうと、18話までの内容になっています。
特に亜空間ゲートのコントロール衛星でのエピソードは本書の白眉でしょう。古代、真田、雪の3人のドラマは実に読み応えがあります。
真田さんについては、旧作の設定も踏まえた人物造形になっていて実に感動的です。雪さんについては・・・これは読んでのお楽しみですね。
「2199」公開当時、キャラの設定や先の展開の予想について、ネットではああでもないこうでもないと侃々諤々だったのを思い出しました。ああ、何もかもみな懐かしい・・・
このコミカライズも、順調にいけばあと4巻くらいで完結、2年半か3年くらい先かな。ぜひこのまま頑張って最後まで突っ走ってほしいものです。
思い起こせば「2199」第1章の公開が2012年4月。あれから11年近い年月が流れてしまいました。よくここまで続いたものです。評価する声もあれば激しいバッシングも起こり、リメイク作品にはつきものとはいえ、制作陣は大変だったと思います。
現在は「3199」の公開待ちの状態ですが、これがまあナシのツブテ状態。いったいいつ公開になるのやら。
リメイクシリーズがどこまで続くのか分かりませんが、完結編までは生き延びたいものです。
いや冗談抜きで自分の寿命との戦いになりそうで、困ったもんだなぁと思ってます。
こうなると、「2202」のノベライズも再開してほしいですね。こちらは4巻(発行日は2019年2月28日)まで出て止まったまま、4年近くも放置状態。これもなんとかしてくださいよ、KADOKAWAさん。
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