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「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」感想・・・のようなもの(1) [アニメーション]

※ネタバレ全開です。未見の方はご注意ください。

○ストーリー編・その1

これからしばらく、ストーリーを追いながらだらだらと雑感を綴ります。
手元に円盤があるわけではないので、時系列が違ってたり
内容に間違いがあるかも知れないが、そこはご容赦を。


■斎藤vs土方

シュメールの粘土板の意味深な文章に続き、冒頭は月面から。
必死のSOSを発信する全滅寸前の空間騎兵隊。
ここで皆さん待望の(?)斉藤始登場! 原典通り熱い男のようです。

隊長は桐生一佐。御影さんのお父様ですね。中の人は森功至さん。
私らの世代では何と言っても「科学忍者隊ガッチャマン」の大鷲の健。
それから「宇宙の騎士テッカマン」の南丈二。
39年の時を超えて、本当に「宇宙の騎士」になってしまいましたねえ。

そんな彼らが見つけたのは、地球を発進したヤマト。
つまりここは本編第3話。ヤマトを見送ったあとのキリシマで、
こんなドラマがあったんですね。
土方と斉藤の対面も旧作ファンには感無量。


■葉加瀬太郎版「宇宙戦艦ヤマト」

発表があったときはちょいと違和感があったんだけど
実際にスクリーンで見てみると、かなり印象が変わった。
映像はTVシリーズのダイジェストに、「星巡る方舟」関連の
キャラの台詞が重なる。この台詞を聞かせるのが目的ならば、
むしろ歌は無いほうがすっきりまとまると感じた。
なおかつ本編のおさらいも兼ねていて、素晴らしい出来。
気がつけば、いつの間にか目がウルウル状態に。
OPだけでこんなに感動できるなんて・・・そんな自分が大好きだ(笑)。


■火焔直撃砲vsゼルグード

バラン星から逃げ出したゼルグートII世が登場。
しかし今作ではガトランティスの餌食に。
ヤマトの主砲ですら弾き返せるセルグート級の正面装甲を
いともたやすく撃ち抜いてみせる火焔直撃砲、恐るべし。
このときのBGMがすごくいい。サントラ盤早く出ろ~とか思ってたら
ランティスから発売中止とかもう何が何だか。
もう日本コロムビアさんだけが頼りです。

冒頭公開分9分はここまで。
私は事前に見なかったけど、観た人はもう矢も盾もたまらず
劇場へ走った? それともオンライン無料試写へ行った?


■生き残りランベア

一方、七色星団から辛くも生き延び、脱出したランベア。
何と甲板には重爆ガルントの姿が。バーレンたち御老体軍団もご存命。
艦内は高齢の負傷兵であふれてる。伝令は少年兵。
まさに老人と子供の艦(ふね)。

生き残り最上位士官のバーガーは艦長代理に。
意外なところで、本編では聞けなかった「艦長代理」が聞けたよ。

そこへ接触してくる警務艦隊。指揮官はネレディア・リッケ大佐。
ヤマト史上初の女性艦長ですね。
バーガーとは同期だとのことで "ネレディ" って呼ばれてる。
なかなか有能そうな美人さん。熟女キャラは大好物だー。

ヤマトへの停戦命令を拒否するバーガー。まあ当然だろうねえ。
そうこうしているうちに謎の歌声が聞こえ、
ランベアと警務艦隊は "不思議時空(笑)" へ。


■ヤマト撮影会

イスカンダルでコスモリバースシステムを受領、
地球への帰路についたヤマトの艦内はリラックスムード。

相原の交代要員の市川純が初登場。
そばかす/三つ編み/お下げという、オジサン受け要素の詰め合わせ(笑)。
相原くん、悪いことは言わん。この子で手を打っておけ。
2199世界では、藤堂長官の孫娘に出会える保証はどこにもないんだぞ。
ちなみにCVは藤田咲。「初音ミク」の人ですね。
最近は「アルペジオ」のヒュウガさんで聞いたなあ。

玲ちゃんは相変わらずお兄さん&古代LOVE?
そこへ通りかかる航海長は一目で状況を把握。
そして始まる撮影会。でも、何でカメラ持ち歩いてるんだ?

撮影会場は展望室へと移り、雪も参加。
古代が雪に手の甲をつねられたツーショットもここで伏線回収。
さすがに「パパとママの・・・」はなかったが。
山本は雪の前では相変わらずの仏頂面。
うーん、玲ちゃんには幸せになってほしいんだが、篠原じゃダメなん?


■ヤマトvs雷鳴

そこへ現れたガトランティスのデスバテーター編隊。
南部が三式弾で迎撃。対空にも使えるんだね。
古代も真田さんもいなかったので当然の対応だろう。

攻撃したのは "疾風" のイスラ・パラカス。
CVは田中正彦さん。この人の声を初めて聞いたのは
「聖戦士ダンバイン」のショット・ウェポンだったか。

やがて本隊のお出まし。指揮官は "雷鳴" のゴラン・ダガーム
もしご存命だったら郷里大輔さんあたりが演じそうなキャラ。
ちょっと安彦良和デザインっぽかったりするし。
CVは大友龍三郎さん。ベテランですね。

ヤマトへ通信で呼びかけるけど、
市川さんが即座にガトランティス語って分かるあたり、
ガミラスorイスカンダルから情報をもらってたんだろうねえ。

ヤマトにとってはガトランティスは初見の相手。
「ファーストコンタクト・・・」
このとき島と山崎のアップが写るのは本編での経緯があるからだね。
二人とも "異星人との初接触" には悪いイメージしかないから・・・

ダガームは、どうやら波動砲を手に入れたいらしい。
「即刻、船を明け渡すべし!」「断る!」古代は即答する。
そりゃそうだ。ヤマトそのものが地球を救うCRSなんだから。

敵対する意思も戦うつもりもないと訴える古代。
全く歯牙にもかけないダガーム。「人は見かけじゃない」って言うが
さすがにあの外見では誰でも無理だと思うだろう。
むしろ分かりやすいくらいの明快な(笑)悪役で、
単発エピソードの "敵" としてはちょうどいい案配。

雷鳴さんの返事は「笑止!」 ガトランの方々は
漢字熟語が好きみたいですね。「怒髪衝天」とか「天佑神助」とか。
この後に出てくるサーベラーさんも「国体護持」とか「覇道完遂」とか
のたまうしねぇ。教養があるんだか無いんだかよく分からん人々。

・・・とまあこんな感じで、だらだら&まったりと続きます。以下次号。
まだロードショー中なので、続きはゆっくりペースでupします。
いちおうストーリー編は全5回の予定。