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本好きへの100の質問 その5(041~050) [読書全般]

『本好きへの100の質問』の回答、「その4」の続きです。

質問の提供サイト様はここです。
文中敬称略です。


041. 本は内容を先に読む方ですか、それとも、あとがきから読む方ですか?

 あとがきや解説があれば、前半くらいは読みます。
 後半は、本文を読了してから読みます。


042. 読みたいのに読めない本はありますか? その理由は。

 文庫にならない本と、絶版の本。


043. ノンフィクション作品のおすすめを教えてください。

 ノンフィクション自体をあまり読まないので・・・
 数少ない中で思い出すのは、
  『「世界征服」は可能か?』 (ちくまプリマー新書) 岡田斗司夫(著)
 かなあ。
 とっても面白かったんだけど、微妙にフィクション寄り?


044. あなたの好きな恋愛小説を教えてください。

 恋愛小説自体をあまり読まないので・・・
 タイムトラベルSFから探せばいっぱいありそう。
 「たんぽぽ娘」(ロバート・F・ヤング)とか
 「夏への扉」(ロバート・A・ハインライン)かな。
 うーん、定番ではあるけどこれじゃベタすぎるかなあ。
 ミステリなら「検事霧島三郎」(高木彬光)なんて渋すぎですかね。


045. 泣けてしまった本を教えてください。

 最近、歳のせいか涙腺が緩みっぱなしですぐ泣いてしまいます。
 このあいだも「レッドスーツ」(ジョン・スコルジー)を読み、
 終章まで来たら涙で活字が追えなくなってしまいました。
 あんなに哀切感あふれる文章に、まさか翻訳物で出会えるとは・・・
 しかもそれが「手紙文」なんて反則過ぎます。
 手紙を読んであんなに泣いたのは記憶にありません。
 この作品に限らず、ここ数年は "目がうるうる" なんて
 枚挙にいとまがありません。泣きすぎですねぇ・・・


046. 読んでいるだけで、アドレナリンが分泌されてくるような本は?

 山田正紀の初期の「超冒険小説」シリーズや
 (「謀殺のチェス・ゲーム」とか「崑崙遊撃隊」とか)
 初期のダーク・ピット・シリーズですかね。
 (「タイタニックを引き揚げろ」は大傑作!)
 ここ数年なら福井晴敏の一連の「DAIS」シリーズでしょう。
 (「亡国のイージス」とか「オペレーション・ローズダスト」とか)


047. もう2度と読みたくない本は、ありますか?

 後味の悪い本ですねぇ。
 予想が「悪い意味で」裏切られた作品はがっかりしますので。


048. 良くも悪くも「やられた!」と思った本はありますか?

 「MM9 -destruction-」(山本弘)は、燃えて萌えて笑えて泣ける、
 エンターテインメントのお手本のような作品。
 怪獣映画とウルトラシリーズに触れて育った人なら絶対ハマります。
 「アイの物語」(同)もロボットSFとして大傑作。
 これらに限らず、山本弘の作品は
 私の好みをピンポイントで突いてくるものが多いですね。


049. 読む前と読後感が違っていた(食わず嫌いだった)本は?

 最近で言うと「退出ゲーム」(初野晴)かなあ。
 ハルチカ・シリーズの第一作だったんだけど、タイトルだけ見て
 「先生にバレないように学校を抜け出す話」だと思ってた(笑)。
 そういう悪ガキたちの活躍する話かと思ったんだけど、
 実際に出てきたのは、いささか変人ではあるものの、
 実に素晴らしい高校生たちでしたね。


050. 子供にプレゼントしたい本のタイトルを教えてください。

 子供が小学生くらいならホームズやルパンものですかね。
 ひねりの無い答えだなあ・・・


これで質問の半分が終わりました。
ここまでで感じたのは、10代後半から20代くらいにかけて
読んだ本の影響って大きいんだなあってこと。
この頃に読んだ本ってけっこう記憶に残ってる。

20代の終わりから40代にかけて公私ともに猛烈に忙しくて
読んだ本も少ないから、この頃の記憶が乏しいのは仕方ない。

でも、そこそこ時間が出来てきたはずの
ここ数年に読んだ本の記憶があやふやなのはどうしたものか・・・
歳のせいとは思いたくないんだけどなぁ。


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本好きへの100の質問 その4(031~040) [読書全般]

『本好きへの100の質問』の回答、「その3」の続きです。

質問の提供サイト様はここです。

今更ながらですが、文中敬称略で書かせてもらってます(^_^;)。


031. 無人島1冊だけ本を持っていけるとしたら、何を選びますか。

 「1冊」というのが厳しいなあ。「1作」じゃなくて?
 上下巻でもいいのかな? あるいは「全○巻」とかでもいいのかな?
 山岡荘八「徳川家康」(全26巻)とかでもいいんですかね?
 それでもいいんなら、いちばん持っていきたいなあと思うのは
 田中芳樹「銀河英雄伝説」正編外伝全15巻かなあ・・・
 でもそしたら「グイン・サーガ」って人も出そうだなあ。
  「1冊」って限るなら・・・
 「このミステリーがすごい!」の最新版かな(笑)。
 オモシロ本の紹介を読んで内容をあれこれ妄想する(えー)。


032. 今、最も欲しい本のタイトルをどうぞ。

 来月出る文庫の新刊。


033. 生涯の1冊、そんな存在の本はありますか? その本のタイトルは。

 上にも書いたけど「銀河英雄伝説」かなあ。
 20代で読んだんだけど、大人になってから読んだ本の中で、
 たぶん読み返した回数が最も多い。
 2巻が出たら1巻を読み返し、
 3巻が出たら1巻と2巻を読み返し、
 4巻が出たら1巻と2巻と3巻を読み返し、(以下略)
 それ以外にもあちこち拾い読みしてるから・・・
 1巻(徳間ノベルスの初版)が出たのは、
 社会人になって2年目の24歳のとき。
 いろいろ "行き詰まり" を感じていた頃だったなあ(遠い目)。
 10巻が出て完結したのが29歳の時で、
 20代後半の鬱屈した日々を癒やしてくれた作品でした。
 今読んだらまた違う感想を抱きそうだけど。


034. 何度も読み返してしまうような本はありますか?
 その本のタイトルは。

  「銀河英雄伝説」以外で、思い出してみます。
 子供の頃の「少年探偵団」「ルパン」「ホームズ」は
 何回読み返したことか。
 「宝島」と「十五少年漂流記」も何回も読んだなあ。
 大人になると同じ本を読み返すような時間の余裕がない。
 横溝正史の有名どころの長編は2回くらい読んでるはず。
 それ以外だと、ところどころ読み返す本は何冊かあるけど、
 全体を通して読み返したことってあったかなあ・・・
 ずっと昔に読んで内容を忘れてるから再読した、って本は
 けっこうあったと思うけど、好きで頭から読み返した本は
 ここ20年くらいは記憶にありません。


035. おきにいりの作家ベスト5と、理由をお願いします。

 私の人生を振り返ってみると・・・
 10代後半:横溝正史
  日本ミステリの巨匠です。もうあの雰囲気を醸し出せる作家はいない。
 20代後半:田中芳樹
  「銀英伝」「アルスラーン」の2作だけで殿堂入り。
 30代後半:島田荘司
  初期の作品は傑作揃いでした。いまはどうなんだろ・・・
 40代後半:福井晴敏
  「イージス」「ローレライ」もいいけど「ローズダスト」も大好き。
 50代後半:たくさん
  一人に絞れません。好きな作家はたくさんいます。
 オールタイム:山田正紀
  SFを書かせても冒険小説を書かせてもミステリを書かせても一級品。
 ああ、でも5人は少ないよなあ。
 綾○○人とか山○弘とか千○暁とか笹○祐○とか有○浩とか
 ハ○○○○ンとかア○○フとか(以下略)


036. 好きなシリーズ物はありますか?

 たくさんありすぎて・・・その中からいくつか挙げてみます。
 ダーク・ピット・シリーズは、最初の10冊くらいまでは
 大好きでしたね。でも後半以降は水戸黄門化して・・・
 ミステリだと、三津田信三さんの刀城言耶シリーズは
 いつも楽しませてもらってます。
 ライトミステリにも好きなシリーズものが多いですね。
 「古典部」とか「ハルチカ」とか。
 SFで最初にハマったのは「ファウンデーション」(アシモフ)と
 「クラッシャージョウ」(高千穂遙)かなあ。
 前者は「ロボット」シリーズと見事に融合して完結しましたね。
 後者はまだまだ新刊を期待していいんでしょうか?
 ファンタジーだと、20年近くつき合ってきた
 「聖刻群龍伝」(千葉暁)が間もなく完結の予定。
 なかなか終わらないと思ってたけど、
 いざ終わりが見えてくると淋しい・・・


037. 本を選ぶときのポイントを教えてください。

 ミステリなら本格度が高いもの。SFなら壮大で派手なもの。
 冒険・アクションなら火薬の量が多いもの(笑)。
 そんなものが好きみたいです。かといって、
 これに当てはまらない本もけっこう買ってますけど。


038. 翻訳小説は、訳者にこだわる方ですか。

 訳者にこだわるほど翻訳物をあまり読んでないので・・・


039. 信頼できる書評家は誰ですか?

 書評自体、あんまり参考にしませんので、
 書評家さんの名前まで意識することはほとんどありません。
 これでは答にならないので、頭の中を検索してみたら・・・
 えっと、SFに関しては日下三蔵さんの薦める作品は
 私が面白いと感じることが多いみたいです。


040. 絵本は好きですか?
 好きな方は、好きな絵本のタイトルを教えてください。

 絵本自体ほとんど読まないので、すみません・・・

「好きな作家」とか「お気に入りの作品」とかについて書くのは
楽しいんだけど、恥ずかしくもありますね。


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本好きへの100の質問 その3(021~030) [読書全般]

「本好きへの100の質問」への回答、「その2」の続きです。

質問の提供サイト様はここです。

021. 既に持っている本を、誤って買ってしまったことはありますか?
  その本のタイトルは。

 2年に1回くらいそういうことをしている気がする。
 積ん読が多すぎるせいです。すみません。
 たくさんあるのでタイトルは憶えてません。


022. 気に入った本は、自分の手元に置かないと気が済まない?

 手放すのはやはり淋しいですね。
 でも手元にあっても読み返してる時間がない・・・


023. 本に関することで、悩んでいることは?

 読む速度より買う速度の方が大きいこと(笑)。


024. 速読派と熟読派、あなたはどちらに該当しますか。

 作家さんによって変わると思います。
 サクサク読める人とじっくり読ませる人がいます。
 読みにくくて時間がかかる、っていうのは論外ですが
 作品の善し悪しは、読める速度とは関係ないと思うので
 私はどちらも好きです。


025. 本を読んでいて分からない言葉があったとき、意味を調べますか?

 昔はけっこう調べたりしたんですが、
 最近は前後の文章から類推して「たぶんこうだろう」と思って
 そのままです。ぐうたらです。だから、
 あとで間違ってたことがわかることもあります(^_^;)。


026. 本を読む場所で、お気に入りなのは?

 家の中では居間の床に座布団を置いてその上に寝転んで読みます。
 これが一番快適なんですけど、これの欠点は
 しばしばそのまま寝てしまうことです(笑)。
 移動の電車の中も、読書の場所としては好きです。
 以前、新幹線に6時間乗ったときは文庫本2冊、
 札幌から在来線と新幹線を乗り継いで東京まで帰ってきたときは
 9時間で3冊読みました。

027. あなたは今、めったに読むことのない分厚い本を前にしています。
 ところでこの本「すごくおもしろい」という、いつもは信頼できる情報を
 得たはずなのに、最初の部分がやたらにつまらない。
 そんなときどうしますか?

 昔は、半分まで読んでつまらなかったら止めました。
 歳をとるに従ってだんだん気が短くなり、1/2が1/3になり、
 現在は1/4読んでつまらなかったら放り投げます。
 起承転結の "起" のところでツカミが悪いと、
 先を読む意欲が急速に落ちていってしまうので。
 途中で止めた本は、当然ながらブログの記事には載せませんから
 私の読書録に★1つがないのはそのためです。
 (つまり★1つレベルは途中で放り投げてる。)
 「途中で放り投げた本」ってタイトルで記事にしても
 面白いかなとも思うんですけど、
 読み終わらなかった本の文句を書くのも気が引けますので・・・


028. 本を読むときに、同時になにかすることはありますか?
 (例:お茶を飲む、おやつを食べる、音楽をかける)

 テレビをつけます。見ませんけど。
 私は、何か音がしていないと落ち着かない人間なので。
 (完全な静寂は苦手なのです。)


029. 読みかけの本にはさむ栞は、何を使っていますか?

 本を買うときに、書店さんがくれる栞。


030. ブックフェアのグッズを新たに誕生させることになりました。
 あなたが「これなら欲しい」と思うグッズを考えてください。

 うーん、思いつきません。
 こと読書に関しては、私はあまり物欲が無いようです。
 好きな作家の話題作ということでまず単行本を買って、
 それが文庫になったときにまた買ったこともあります。
 逆に文庫を読んで好きになって単行本を買ったこともあります。
 映画化とかで文庫のカバーが変わったりしたときも買ったりします。
 ですから本自体にはけっこうこだわりがあるみたいなんですが
 本以外のグッズには食指が動きませんねえ。


今回は、あまり悩まずに答えられる質問でよかった。
後の方の質問を見るとけっこう頭が痛いものがありそうで・・・


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本好きへの100の質問 その2(011~020) [読書全般]

「その1」に引き続き、質問に答えてみました。

質問の提供サイト様はここです。


011. 月に何冊くらい読みますか?

 月10冊で年間120冊が目標。
 実際は、15冊くらい読める月もあれば2~3冊の月も。
 年間ではここ10年くらいで最高が160冊。最低で100冊ちょっと。


012. あなたは本の奥付をちゃんとチェックしますか?
  するとしたら、その理由は?

 チェックしますが深い理由はありません。
 初版がいつか知りたいから、ぐらいかな。


013. 文庫本の値段として「高い」と感じるのは幾らからですか?

 文庫も最近は高くなりましたねえ。
 高いなあ、って思うのは900円くらいからかなあ。
 単行本で一冊でも、文庫化で上下巻なんかになると、
 合計の値段が変わらなかったりするのはなんか納得できない。


014. 本は書店で買いますか、それとも図書館で借りますか。その理由は?

 基本的には書店で買います。
 マイナーな本は店頭に並ばないので、たまにネットも利用します。
 借りることはほとんどありません。
 読み終わって気に入ったら手元に置いておきたいので。


015. あなたは「たくさん本を買うけど積ん読派」
  それとも「買った本はみんな目を通す派」のどちらでしょう?

 「たくさん本を買うけど積ん読派」ですが、
 買った以上は「みんな目を通す派」でありたいです。
 ただ、買ってから時間が経った本を "未読の山" から発掘したとき
 「なんでこんな本買ったんだろう?」って悩むこともあります。


016. 行き場に困ったとき、とりあえず書店に入ってしまう。
  そんなことはありますか?

 しょっちゅうあります。仕事で出張とかしても、
 時間に余裕があったらちょこっと書店に入ってしまいます。


017. 馴染みの書店・図書館に、なにかひとこと。

 どうかつぶれずに、いつまでもいまのままでいてください(笑)。


018. あなたは蔵書をどれくらい持っていますか。

 未読積ん読をあわせれば500冊くらい。その9割は文庫ですが。
 実家にもたぶん同じくらいの冊数がありますが
 そっちはみんな20年以上昔のもの。


019. 自分の本棚について、簡単に説明してください
 (“小説が多く実用書が少ない”等々)。

 まず本棚がありません(笑)。嘘です。
 でかいのが一つと小さいのがいくつか。
 でも、本棚に入りきらずに床に積んであります。ホントです。
 98%はフィクションで、ノンフィクション・実用書はわずか。
 読む本の内訳はミステリとSFが多いんだけど、
 本棚に残るのはなぜかファンタジーと冒険ものが多いかなあ。


020. 本棚は整理整頓されていますか。

 2~3年に1回くらいの頻度で、思い立って整理しますが、
 普段は雑然としてます。未読の本は居間の床に積んでます。
 基本的に整理整頓が苦手というかぐうたらなので。

今回はここまで。
答えるのが恥ずかしい質問もありましたねぇ。


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本好きへの100の質問 その1(001~010) [読書全般]

ネットをさまよっていたら「本好きへの100の質問」というものに
行き当たりました。
考えたらこういうネットのアンケートみたいなものに
答えたことは無かったな~、というわけで、私の答えです。

実際に答えてみたらけっこう長くなりそうなので
質問を10ずつ区切って10回に分けで載せたいと思います。


質問の提供サイト様はここです。


001. 本が好きな理由を教えてください。

 楽しみ、でしょうか。人生の諸々から逃れて、
 しばし空想の世界に遊べるのが一番の理由かな。


002. 記憶に残っているなかで、最も幼い頃に読んだ本は?

 小学校低学年の頃、父が買ってきてくれた
 「怪人二十面相」(江戸川乱歩)。
 私の読書人生はこの本から始まった。


003. はじめて自分のお小遣いで買った本を教えてください。
  また、その本を今でも持っていますか?

 小学校の頃までは本は親が買ってくれたように記憶してる。
 自分のお小遣いで買ったのは中学1年の時に買ったヴァン・ダイン。
 たぶん「ベンスン殺人事件」(創元推理文庫)。全く理解できなかった。
 実家の押し入れをあさればあるいは・・・


004. 購読している雑誌はありますか?

 ありません。
 昔は「SFマガジン」とか「奇想天外」とか買ってましたね~。


005. 贔屓にしているWEBマガジンはありますか?

 ありません。


006. 書籍関連のHPの、どんなところに注目しますか(書評や感想文等々)。

 一番見るのは「新刊案内」ですかね。
 amazonの書評はごくたまに見ます。
 自分でも読書録を書いてるので、あまり人の評価は
 (事前には)読まないようにしてます。


007. 最近読んだ本のタイトルを教えてください。

 「怪盗グリフィン、絶体絶命」(法月綸太郎) [2014/9/22現在]


008. ベストセラーは読む方ですか?

 ほとんど読みません。
 理由1:原則として文庫しか買わない主義なので。
    (読む場合も3年くらい遅れて読みます。)
 理由2:ベストセラーになった作品を読んでみて「面白い!」って
    思ったことがほとんどないので・・・


009. 御贔屓は、どんなジャンルですか?

 小学校から中学校まではミステリ。高校から大学にかけてSF。
 社会人になってからはファンタジーと冒険小説が加わって、
 この4つのジャンルで読む本のほぼ9割以上を占めます。


010. あなたは活字中毒ですか?
   (それはどんな症状としてあらわれていますか)

 たぶんそうです。
 食事の時も新聞を探してしまうし(無ければ広告のチラシを読む)、
 トイレの中にも本棚を作ってあるし。

今回はここまで。
うーん、答えるのにけっこう難儀な質問もあるのですね。


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2013年 今年読んだ本ベストテン [読書全般]

大晦日に当たり、恒例のベストテンを挙げる。

とにかく今年は本が読めなかった。
理由は、ずっと前にも書いたけど「ヤマト2199」のせい。
完結したのが8月だったけど、
何だかんだ言ってディスクが届いた10月上旬くらいまでは
何も手につかない感じで、本もろくに読めなかった。

実際、10月が終わった時点で66冊と、記録を取り始めてからの最低ペース。
こりゃ頑張っても年内には80~90冊くらいしか読めないかな~
なんて思ってたんだが、なんと11月に入ってからは
自分でも驚くほどのハイペース。終わってみれば108冊も読めたよ。

2ヶ月で42冊も読んだわけで、計算してみたら3日で2冊読んでる。
まあ、この2ヶ月に読んだ本は300ページ前後の薄い本が多かったからなぁ。

能書きはこれくらいにして、発表に移りましょう。
ベストテンとはいいながらいつも30位まで発表してるので
今年も前例に従って・・・


第1位 MM9 -destruction- (山本弘/東京創元社)
第2位 マルドゥック・スクランブル〔完全版〕全三巻 (冲方丁/ハヤカワ文庫JA)
第3位 天地明察・上下 (冲方丁/角川文庫)
第4位 ARIEL 全10巻+外伝1巻 (笹本祐一/ソノラマノベルス)
第5位 彗星狩り・上下 星のパイロット2 (笹本祐一/ASAHI NOVELS)
第6位 Rのつく月には気をつけよう (石持浅海/祥伝社文庫)
第7位 ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント (朱川湊人/光文社文庫)
第8位 銀河乞食軍団 黎明編 全4巻 (鷹見一幸・野田昌宏/ハヤカワ文庫JA)
第9位 去年はいい年になるだろう・上下 (山本弘/PHP文芸文庫)
第10位 月の恋人 -Moon Lovers- (道尾秀介/新潮文庫)

第11位 温かな手 (石持浅海/創元推理文庫)
第12位 氷海のウラヌス (赤城毅/祥伝社文庫)
第13位 名被害者・一条(仮名)の事件簿 (山本弘/講談社ノベルス)
第14位 トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ (深水黎一郎/講談社文庫)
第15位 ガーディアン (石持浅海/光文社文庫)
第16位 彼女らは雪の迷宮に (芦辺拓/祥伝社文庫)
第17位 三百年の謎匣 (芦辺拓/角川文庫)
第18位 天使のナイフ (薬丸岳/講談社文庫)
第19位 花と流れ星 (道尾秀介/幻冬舎文庫)
第20位 龍神の雨 (道尾秀介/新潮文庫)

第21位 奇面館の殺人 (綾辻行人/講談社ノベルス)
第22位 不思議の扉 時をかける愛 (大森望/角川文庫)
第23位 たんぽぽ娘 (ロバート・F・ヤング/河出書房新社)
第24位 鷺と雪 (北村薫/文春文庫)
第25位 時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ
 (大森望/ハヤカワ文庫SF)
第26位 双面獣事件・上下 (二階堂黎人/講談社文庫)
第27位 微睡みのセフィロト (冲方丁/ハヤカワ文庫JA)
第28位 エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ
 (深水黎一郎/講談社文庫)
第29位 甘栗と戦車とシロノワール (太田忠司/角川文庫)
第30位 星のパイロット (笹本祐一/ASAHI NOVELS)


上位30作にはミステリが14作、SFが13作、それ以外が3作。
まあ私の読んでる本の割合通りの内訳だね。

  それぞれの本の内容紹介は、ブログ内検索で探して下さい。
  いちおう全部の本について記事があるはず。

 

2013年も今日で終わり。
今年一年、何とか無事に過ごすことが出来ました。

こんな駄文の垂れ流しのようなブログでも、
予想以上に多くの方に見に来ていただいて、感謝感激です。
何事にもぐうたらな私が、なんとか続けてこられたのも
皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。


それでは皆さん、よいお歳を。


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今年読んだ本ベストテン 2012年版 [読書全般]

毎年恒例の「今年読んだ本ベストテン」、
(とは言いながら第30位まで紹介してる。)
今年は例年に無く読んだ本が少なかった。
いつもなら140~150冊くらい読めるんだけど、今年は110冊弱。
まあ理由はいろいろけどね。
仕事が忙しかったり「ヤマト2199」が始まったり、とか。
その中で、面白かった本を載せる。


それではいってみよう。


第1位 「リヴァイアサン」三部作(スコット・ウエスターフェルド/ハヤカワSFシリーズ)
第2位 「誘拐」(五十嵐貴久/双葉文庫)
第3位 「アバタールチューナー」全5巻(五代ゆう/ハヤカワ文庫JA)
第4位 「2005年のロケットボーイズ」(五十嵐貴久/双葉文庫)
第5位 「カラスの親指 by rule of CROW's thumb」(道尾秀介/講談社文庫)
第6位 「カンニング少女」(黒田研二/文春文庫)
第7位 「獣の奏者」全4巻(上橋菜穂子/講談社文庫)
第8位 「龍の黙示録」シリーズ(篠田真由美/祥伝社文庫)
第9位 「あぽやん」(新野剛志/文春文庫)
第10位 「詩羽のいる街」(山本弘/角川文庫)

「アバタール」は、ゲームのノベライズらしいんだけど、とてもSFらしいSF。
 昔、SFを読み始めた頃にはこんなスケールの大きい作品がたくさんあったなぁ。
「2005年」は、人工衛星打ち上げに挑む高校生たちの物語。
 「カンニング少女」と並んで "笑って泣ける" 青春ものに仕上がってる。
「あぽやん」は空港に勤務する会社員のお仕事小説。
 続編も持ってる(まだ読んでない)。1月からドラマ化されるらしいね。
「詩羽」は非SFなんだけど "センス・オブ・ワンダー" を感じさせてくれる傑作。

第11位 「イルスの竪琴」三部作(パトリシア・A・マキリップ/創元SF文庫)
第12位 「ソロモンの犬」(道尾秀介/文春文庫)
第13位 「首無の如き祟るもの」(三津田信三/講談社文庫)
第14位 「消滅の光輪」上下(眉村卓/創元SF文庫)
第15位 「ラットマン」(道尾秀介/光文社文庫)
第16位 「女王国の城」上下(有栖川有栖/創元推理文庫)
第17位 「Another」上下(綾辻行人/角川文庫)
第18位 「風神秘抄」上下(荻原規子/TOKUMA NOVELS Edge)
第19位 「茨文字の魔法」(パトリシア・A・マキリップ/創元SF文庫)
第20位 「凶鳥の如き忌むもの」(三津田信三/講談社文庫)

「Another」はアニメ化・映画化とすごい人気だったね。
 アニメ版の鳴ちゃんが萌えキャラになっててびっくり。これホラーだよね?
「風塵秘抄」の荻原規子は、来年「レッドデータガール」がアニメ化される。
 原作も文庫化された分は持ってる(まだ読んでない・・・)。

第21位 「シャドウ」(道尾秀介/創元推理文庫)
第22位 「For You」(五十嵐貴久/祥伝社文庫)
第23位 「交渉人・爆弾魔」(五十嵐貴久/幻冬舎文庫)
第24位 「厭魅の如き憑くもの」(三津田信三/講談社文庫)
第25位 「骸の爪」(道尾秀介/幻冬舎文庫)
第26位 「背の眼」上下(道尾秀介/幻冬舎文庫)
第27位 「夜の光」(坂木司/新潮文庫)
第28位 「サスツルギの亡霊」(神山裕右/講談社文庫)
第29位 「パンドラ」全4巻(谷甲州/ハヤカワ文庫JA)
第30位 「山魔の如き嗤うもの」(三津田信三/講談社文庫)


上位30冊に、道尾秀介が6冊、五十嵐貴久・三津田信三が4冊ずつ。
これはたまたまそうなっただけ。
何せ我が家には、積ん読状態の本が大量にあって、
その中から「この人、けっこう冊数が溜まったなあ。じゃあ読んでみるか」
って感じで読み始める。
つまり上記三人は今年読んだ冊数がそもそも多かった、ということ。

あと、今年は厚い本が多かったかな。
文庫版で500ページ超(新書版で375ページ以上)が24冊。
読んだ本のほぼ1/4を占めてる。

最後に。
あくまで、私個人の好みで順位をつけている。
たとえば第1位と第30位の差は,私の好みの度合いの差であって
小説としての出来の差というわけではない。
ましてや第11位と第12位はどこがどう違うのかといわれても困る。
あくまで読み終わった時点での「感覚」で決めてる。
だから読んだ時期が違ったり、読む順番が違っていたら
順位も違っていた可能性は大いにあるので、
あくまで「一個人の気まぐれな順位」ということで我慢していただきたい。
くれぐれも「○○○が△△△より下なんて信じられない!」
なんて文句は言わないで下さいね。


今年はいろいろあった。
何と言っても大きかったのは「宇宙戦艦ヤマト2199」。
38年ぶりに復活するとは・・・驚きだった。
おかげで往年のヤマト熱がぶり返してしまい
早朝から映画館に並ぶは
グッズは買い込むは
幕張まで音楽団を聴きに行ってしまうは
ブログを復活させて大量の駄文を書き散らすは・・・
(そのおかげで総閲覧回数20万突破も達成できた)
来年もしばらくは楽しめそうなので期待してる。

みなさんも健康に気をつけてお過ごし下さい。
それでは、よいお歳を!


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2011年 読んだ本ベストテン [読書全般]

ブログ放置中も、本は読んでいた。
去年(2011年)は140冊読んだ。
平均すると、1ヶ月あたり12冊弱。
1日あたり文庫換算で150ページ弱くらい読んでいた計算。

記録を見直して驚いたんだが、8月に28冊も読んでる。
このときは、あるライトノベルのシリーズを読んでいて、
1冊の厚さが200ページちょっとのものが多かった、というのがある。
また、3泊4日の旅行があって、移動の時間にたくさん読めたのも大きかった。

4月はわずか6冊。
毎年、年度初めで仕事が詰まるので少なくなるんだけどね。
ちなみに先月(2012年の4月)は、たった2冊だった。とほほ。

それでは、かなり遅れてしまったけど、毎年恒例のベスト10。
(とはいっても、いつも20冊あげているんだけど。)


第1位 <守り人/旅人>シリーズ(全10巻)/上橋奈穂子/新潮文庫
  用心棒バルサとチャグム王子を主役とした大河ファンタジー。
  全編を通じて、チャグムの成長の様子がすばらしい。
  短編でもいいから、ぜひ後日談を読みたいなあ。
 ちなみに第1作がアニメ化されてるが、私は3話でくじけた。

第2位 MM9 -invation-/山本弘/東京創元社
  前作「MM9」の続編。「ヒメ」に萌えた。
 さらに第3作もweb連載中なので近々読めそう。

第3位 ザ・ジャグル 汝と共に平和のあらんことを(全5巻)/榊一郎/ハヤカワ文庫JA
  「装甲騎兵ボトムズ」と「攻殻機動隊」を合わせたようなロボットアクション。
  私は「ボトムズ」が好きなんだ。

第4位 風の邦、星の渚(上下)/小川一水/ハルキ文庫
 「歴史小説」+「異星人とのファースト・コンタクト」

第5位 シアター!2/有川浩/メディアワークス文庫
  「シアター!」の続編。次作で完結らしい。

第6位 カタコンベ/神山裕右/講談社文庫
  鍾乳洞での遭難者+タイムリミット+ミステリ=乱歩賞受賞作。

第7位 TVJ/五十嵐貴久/文春文庫
  テロリストに占拠されたTV局の中で、
 一人の女子社員が恋人救出のために奮闘する
 「五十嵐版ダイ・ハード」。

第8位 新世界より(上中下)/貴志祐介/講談社文庫
  1000年後の日本を舞台にした超能力SF。
  こんどアニメ化されるらしいね。

第9位 芝浜謎噺/愛川晶/創元推理文庫
  落語がテーマのミステリ。落語に詳しくないんだけど大丈夫。

第10位 聖域/大倉崇裕/創元推理文庫
  登山がテーマのミステリ。登山は苦手なんだけど大丈夫。


第11位 雲上都市の大冒険/山口芳宏/創元推理文庫
 昭和20年代の東北の鉱山町を舞台にしたミステリ、
 という設定は好きなんだけど
 メインの脱獄トリックはちょっと・・・。

第12位 辛い飴 永見緋太郎の事件簿/田中啓文/創元推理文庫
  作者は、ダジャレだけでなく、ちゃんとしたミステリも書けることを証明した。

第13位 野望円舞曲(全10巻)/荻野目悠樹(著)田中芳樹(原案)/徳間デュアル文庫
  完結するまで読むのを待っていて(結局10年待たされた)、
 最終巻が発売されてから一気に読んだ。
 ・・・でも、ラストがいまいち好きになれない。
 荻野目悠樹はがんばっていると思うけど。
 田中芳樹は、もう他の作品はいいから
 はやく「アルスラーン」と「タイタニア」を完結させてくれ。

第14位 ダイナミックフィギュア(上下)/三島浩司/ハヤカワSFシリーズ
  異星人の侵略に、リアルロボットが立ち向かう。
  リアルロボットは好きなんだが、この作品はリアルすぎて、
 かつ、SFであろうとしすぎていて、爽快感とか高揚感はない。

第15位 空の境界(全3巻)/奈須きのこ/講談社文庫
  若者に大人気の伝奇アクションらしいけど、私には今ひとつ。
  面白いことは間違いないんだが、私のツボとは微妙にずれているみたい。
  アニメ化もされている。私は見てないけど。
 主演してる鈴村健一&坂本真綾のお二人さん、結婚おめでとう。
  「ガンダムSEED Destiny」でも終盤は恋人同士になってましたよね。

第16位 群青神殿/小川一水/ASAHI NOVELS
  世界各地で大型船の沈没事故が発生。
 人類は凶暴な「未確認敵性遊泳体」と対峙する。
  安定の小川一水。

第17位 センティメンタル・ブルー 蒼の四つの冒険/篠田真由美/講談社文庫
  「建築探偵桜井京介」シリーズ番外編。
 タイトル通り「蒼」くんが探偵役の青春ミステリ。

第18位 神様のパラドックス(上下)/機本伸司/ハルキ文庫
  コンピュータがメインになる話は基本的に好きだ。
  あと、この作者の話はいつもヒロインが魅力的。

第19位 のぼうの城(上下)/和田竜/小学館文庫
  この本がベストセラーになったのは、内容もいいと思うんだけど、
 私のように時代小説になじみがない人でも、
 すんなり読めるように書いてあるからじゃないかな。
  この本をきっかけに時代小説にハマる人も出てきそう。

第20位 福家警部補の挨拶/大倉崇裕/創元推理文庫
 基本パターンは「刑事コロンボ」。NHKでドラマになってた。
 福家警部補は永作博美で、犯人役の大学教授は草刈正雄だったかな。
 続編がみたいなあ。
 あ、小泉孝太郎(福家の部下役)はいらないけど。


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今年読んだ本ベスト30 [読書全般]

実はまだ25冊ばかり、今年読んだ本の感想を
書いていないのだけど
もう大晦日になってしまったので、
今年読んだ本のベストを挙げてみる。

いつも「ベストテン」と銘打っていながら
20作挙げていたりするのだが
今回は30作挙げてみた。

別に深い意味はない。
何となく挙げてみたかっただけ。

毎年書いているけど、
あくまで私の独断と偏見で選んでいるし、
読み終わった直後の感覚で順位づけしているので
例えば今もう一回読み返したら変わるかも知れない。

今年出た本も入っているし、
数年前に出た本も入っている。
新刊以外に、積ん読状態の中からも
適当に選んで読んでいるので
そんなことが起こるのだが。

それから、例えば17位の作品と18位のそれが
どれくらい違うのかと言われても困る。
それこそ「何となく」決めているので。

でも1位と30位では厳然と違う(と思っている)。


ではまず21~30位、いってみよう。ついでに簡単な補足コメントも。

第21位 「虚栄の肖像」(北森鴻/文春文庫)
第22位 「流星のレクイエム」(ひかわ玲子/ASAHI NOVELS)
第23位 「スペースプローブ」(機本伸司/ハヤカワ文庫JA)
第24位 「漂流巌流島」(高井忍/創元推理文庫)
第25位 「トーキョー・プリズン」(柳広司/角川文庫)
第26位 「告白」(湊かなえ/双葉文庫)
第27位 「追憶のかけら」(貫井徳郎/文春文庫)
第28位 「少女ノイズ」(三雲岳斗/光文社文庫)
第29位 「サクリファイス」(近藤史恵/新潮文庫)
第30位 「鎮火報 Fire's Out」(日明恩/講談社文庫)
次点   「イノセント・ゲリラの祝祭」(海堂尊/宝島社文庫)

北森鴻はベスト30以内に1作しか入れなかったけど、
今年読んだ短編集6冊はどれも水準以上の出来だった。
この人の短編集はハズレ無し。


では11位~20位である。

第11位 「神狩り/神狩り2 リッパー」(山田正紀/ハヤカワ文庫JA/徳間文庫)
第12位 「遠まわりする雛」(米澤穂信/角川文庫)
第13位 「密室キングダム」(柄刀一/光文社文庫)
第14位 「ダーティペアの大征服/ダーティペアの大帝国」(高千穂遙/ハヤカワ文庫JA)
第15位 「摩天楼の怪人」(島田荘司/創元推理文庫)
第16位 「葉桜の季節に君を想うということ」(歌野晶午/文春文庫)
第17位 「乱鴉の島」(有栖川有栖/新潮文庫)
第18位 「インシテミル」(米澤穂信/文春文庫)
第19位 「 シンデレラ・ティース/ホテル・ジューシー」(坂木司/ 光文社文庫/角川文庫)
第20位 「狐笛のかなた」(上橋奈穂子/新潮文庫)

「神狩り」は、正編・続編合わせて1作と数えた。
「ダーティペア」もタイトルは別だが実質前後編なので同じく1作。
「シンデレラ・ティース」と「ホテル・ジューシー」は本来別の作品なのだが
それぞれのヒロインが親友同士で、お互いにメールを交わしながら
別々の場所で過ごしたひと夏の出来事を描いているので一緒にしてしまった。
坂木司はこの2作を含めて4冊読んだが、どれもハズレ無しだった。


それではいよいよベスト10である。

第1位 「塩の街」(有川浩/角川文庫)
第2位 「地球移動作戦」(山本弘/早川書房)
第3位 「アイの物語」(山本弘/角川文庫)
第4位 「阪急電車」(有川浩/幻冬舎文庫)
第5位 「クジラの彼」(有川浩/角川文庫)
第6位 「変調二人羽織」(連城三紀彦/光文社文庫)
第7位 「シアター!」(有川浩/メディアワークス文庫)
第8位 「前巷説百物語」(京極夏彦/角川文庫)
第9位 「風魔」(宮本昌孝/祥伝社文庫)
第10位 「ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺」(田中啓文/集英社文庫)

1位と2位はハナの差。
設定やシチュエーションで言えば
「地球移動作戦」の方がはるかに私の好みなのだが、
ラストが今ひとつに思えた分、2位に甘んじてしまった。

有川浩は強い。ベストテン内に4作も入っている。
ラブコメ好きなんだなあ、私。

10位はシリーズ3作をトータルした評価。


この1年間で166冊、文庫換算で64,000ページ弱を読んだ。
うち6割は謎解き中心のミステリ。

そんなにヒマだった記憶はないのだけど
結果としてずいぶん読めたなあ。
ここ3年くらいでは一番多いのじゃないかな。


ちゃらんぽらんに書いてきたこのブログも
いつのまにか記事数も500を越え、
いただいたnice!も70を越えるまでになりました。

閲覧数も間もなく延べで100,000になろうとしています。
見に来ていただいた皆さんに、ひたすら感謝、感謝です。

来年もこんな感じでゆるーく行きますが
よろしかったらおつきあい下さい。

それでは皆さん、良いお年を。


三が日のうちには更新したいな~(願望)



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2009年 読んだ本ベストテン [読書全般]

毎年恒例の「読んだ本ベストテン」を掲げる。
ベストテンといいながら20作挙げているんだけど。

第1位 海の底 (有川浩/角川文庫)
第2位 ジェネラル・ルージュの凱旋(上・下) (海堂尊/宝島社文庫)
第3位 龍の七部族(全3巻) (ひかわ玲子/ASAHI NOVELS)
第4位 機動戦士ガンダムUC(全10巻) (福井晴敏/角川コミックス・エース)
第5位 レインツリーの国 (有川浩/新潮文庫)

第6位 パズルの軌跡 穂瑞沙羅華の課外活動 (機本伸司/ハルキ文庫)
第7位 BG、あるいは死せるカイニス (石持浅海/創元推理文庫)
第8位 雪の断章/忘れな草/花嫁人形/風花の里 (佐々木丸美/創元推理文庫)  
第9位 スイス時計の謎 (有栖川有栖/講談社文庫)
第10位 ブラックペアン1988(上・下) (海堂尊/講談社文庫)

第11位 ルパンの消息 (横山秀夫/光文社文庫)
第12位 夜は短し歩けよ乙女 (森見登美彦/角川文庫)
第13位 中庭の出来事 (恩田陸/新潮文庫)
第14位 さよならの代わりに (貫井徳郎/幻冬舎文庫)
第15位 第三の時効 (横山秀夫/集英社文庫)

第16位 クライマーズ・ハイ (横山秀夫/文春文庫)
第17位 信長の棺(上・下) (加藤廣/文春文庫)
第18位 天涯の砦 (小川一水/ハヤカワ文庫JA)
第19位 片耳うさぎ (大崎梢/光文社文庫)
第20位 晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ(出張編) (大崎梢/創元推理文庫) 

次 点 首挽村の殺人 (大村友貴美/角川文庫)


殿堂入り 夏への扉 新訳版 (ロバート・A・ハインライン/早川書房)

短編枠 「時が新しかったころ」in『時の娘』 (ロバート・F・ヤング/創元SF文庫)


ちょっとコメントを。

2009年に読んだフィクションものは約130冊。
読んだ総ページ数は文庫に換算して約52000ページ。
平均すると一日に140ページちょっと読んでいた計算。
うーん凄いね。そんなに読んでいた感覚はなかったのだけど。
とりあえず年120冊を最低目標に置いているので、それはクリアできたと。

読書数最多月は1月で21冊。
最少の月は5月で6冊だった。

1位の有川浩は昨年の「空の中」に続いて連覇。
1月下旬に「塩の街」が文庫化されるそうなので3年連続なるか?

8位は“孤児四部作”をまとめて1作と数えた。

あくまで私個人の独断と偏見で、しかも読了直後の状態でランキングしている。
今もう一度読んだらちょっと変わるかも知れない。

○○より△△が下なんておかしい! とか思う人もいるだろうが
これが私の価値観なのでご勘弁を。

それではみなさん よいお年を。


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