本好きへの100の質問 その5(041~050) [読書全般]
『本好きへの100の質問』の回答、「その4」の続きです。
質問の提供サイト様はここです。
文中敬称略です。
041. 本は内容を先に読む方ですか、それとも、あとがきから読む方ですか?
あとがきや解説があれば、前半くらいは読みます。
後半は、本文を読了してから読みます。
042. 読みたいのに読めない本はありますか? その理由は。
文庫にならない本と、絶版の本。
043. ノンフィクション作品のおすすめを教えてください。
ノンフィクション自体をあまり読まないので・・・
数少ない中で思い出すのは、
『「世界征服」は可能か?』 (ちくまプリマー新書) 岡田斗司夫(著)
かなあ。
とっても面白かったんだけど、微妙にフィクション寄り?
044. あなたの好きな恋愛小説を教えてください。
恋愛小説自体をあまり読まないので・・・
タイムトラベルSFから探せばいっぱいありそう。
「たんぽぽ娘」(ロバート・F・ヤング)とか
「夏への扉」(ロバート・A・ハインライン)かな。
うーん、定番ではあるけどこれじゃベタすぎるかなあ。
ミステリなら「検事霧島三郎」(高木彬光)なんて渋すぎですかね。
045. 泣けてしまった本を教えてください。
最近、歳のせいか涙腺が緩みっぱなしですぐ泣いてしまいます。
このあいだも「レッドスーツ」(ジョン・スコルジー)を読み、
終章まで来たら涙で活字が追えなくなってしまいました。
あんなに哀切感あふれる文章に、まさか翻訳物で出会えるとは・・・
しかもそれが「手紙文」なんて反則過ぎます。
手紙を読んであんなに泣いたのは記憶にありません。
この作品に限らず、ここ数年は "目がうるうる" なんて
枚挙にいとまがありません。泣きすぎですねぇ・・・
046. 読んでいるだけで、アドレナリンが分泌されてくるような本は?
山田正紀の初期の「超冒険小説」シリーズや
(「謀殺のチェス・ゲーム」とか「崑崙遊撃隊」とか)
初期のダーク・ピット・シリーズですかね。
(「タイタニックを引き揚げろ」は大傑作!)
ここ数年なら福井晴敏の一連の「DAIS」シリーズでしょう。
(「亡国のイージス」とか「オペレーション・ローズダスト」とか)
047. もう2度と読みたくない本は、ありますか?
後味の悪い本ですねぇ。
予想が「悪い意味で」裏切られた作品はがっかりしますので。
048. 良くも悪くも「やられた!」と思った本はありますか?
「MM9 -destruction-」(山本弘)は、燃えて萌えて笑えて泣ける、
エンターテインメントのお手本のような作品。
怪獣映画とウルトラシリーズに触れて育った人なら絶対ハマります。
「アイの物語」(同)もロボットSFとして大傑作。
これらに限らず、山本弘の作品は
私の好みをピンポイントで突いてくるものが多いですね。
049. 読む前と読後感が違っていた(食わず嫌いだった)本は?
最近で言うと「退出ゲーム」(初野晴)かなあ。
ハルチカ・シリーズの第一作だったんだけど、タイトルだけ見て
「先生にバレないように学校を抜け出す話」だと思ってた(笑)。
そういう悪ガキたちの活躍する話かと思ったんだけど、
実際に出てきたのは、いささか変人ではあるものの、
実に素晴らしい高校生たちでしたね。
050. 子供にプレゼントしたい本のタイトルを教えてください。
子供が小学生くらいならホームズやルパンものですかね。
ひねりの無い答えだなあ・・・
これで質問の半分が終わりました。
ここまでで感じたのは、10代後半から20代くらいにかけて
読んだ本の影響って大きいんだなあってこと。
この頃に読んだ本ってけっこう記憶に残ってる。
20代の終わりから40代にかけて公私ともに猛烈に忙しくて
読んだ本も少ないから、この頃の記憶が乏しいのは仕方ない。
でも、そこそこ時間が出来てきたはずの
ここ数年に読んだ本の記憶があやふやなのはどうしたものか・・・
歳のせいとは思いたくないんだけどなぁ。
makimakiさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。
by mojo (2014-10-01 21:34)