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機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)11 不死鳥狩り [読書・SF]

機動戦士ガンダムUC (11) 不死鳥狩り (カドカワコミックス・エース)

機動戦士ガンダムUC (11) 不死鳥狩り (カドカワコミックス・エース)

  • 作者: 福井 晴敏
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/03/23
  • メディア: コミック



評価:★★★☆

1988年公開の映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」。
宇宙世紀0093における "シャアの反乱" を描き、
アムロとシャアの戦いに決着がついた。

その3年後、宇宙世紀0096を舞台に描かれた新しいガンダムが
福井晴敏氏による「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」。
このブログにも感想の記事をアップした。

小説は全10巻で完結し、それを原作としたOVAシリーズも全7巻で完結、
現在はOVAを再編集したものがTVアニメとして放映されているらしい。

 終盤で、やや尻すぼみ感のあった小説と異なり、
 OVA版はかなり見応えのある映像に加えて、
 原作とは一部異なる展開もあり、私は充分楽しませてもらった。


この本を購入したのは、お茶の水の三省堂。
3月末にかみさんと出かけた折に見つけた。
「11巻」とあるので、「おーっ、続編が出たのか!」って思ったけど
実は番外編にあたる中編を2作収めたものだった。

 もっとも、帯に「また何かが始まりそうだ」(by福井晴敏)なんて
 書いてあるので、そのうちほんとに続編が始まるのかも知れない。

この本、4月2日に読み終わっていたのに、
まもなく6月になろうというこの時に
ちまちま記事を書いてるのはどうしてだ・・・・


「戦後の戦争」
 宇宙世紀0094。
 機密情報を持ち出した連邦軍士官を追うダグザ少佐、
 ネオ・ジオンによる襲撃事件を調査するブライトなど、
 UC本編のキャラたちも多く登場し、
 アナハイムが開発した試作MS「シナンジュ」が
 フル・フロンタルによって強奪される事件を描く。
 「逆襲のシャア」の1年後を舞台に、
 「ユニコーン」の前日譚が綴られる。

「不死鳥狩り」
 連邦軍MSパイロットのヨナは、戦場で幼なじみのリタの姿を追う。
 同じ孤児院で育ち、ネオ・ジオン所属の養父母に引き取られていった
 彼女は、RX-O(ユニコーンガンダム)の3番機〈フェネクス〉の
 パイロットとなっていたのだ・・・
 「ユニコーン」本編の終盤、
 《ネェル・アーガマ》とネオ・ジオンによる
 最終決戦の直前に行われた、連邦軍による秘密作戦を描く。


発売が、福井氏が「ヤマト2202」のスタッフであることが
発表されたのとほぼ同時期なのは、まあ偶然だろう。

「ガンダム」といい、「キャプテンハーロック」といい、
「ヤマト」といい、最近の福井氏は、
長い歴史を持つ作品の "リブート" 役を務めることが
多くなってきたような。

オールCG版「キャプテンハーロック」はあまりにもアレだったが、
「ユニコーン」にしても賛否の声はあるようだ。
まあ、100人のガンダムファンがいれば
「俺のガンダム」も100通りあるんだろうからねえ。
2199の時も思ったが、リメイクやリブートをする人はたいへんだ。

でも、福井氏の手による「ヤマト」には、
けっこう期待してる自分がいる。がんばってほしいなあ。


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