フェンネル大陸 偽王伝2 騎士の系譜 [読書・ファンタジー]
大河ファンタジー・シリーズ第2巻。
前巻で、見知らぬ異国・ラークスパーへ流された主人公・フェン。
彼女はそこで、今まで知らなかった世界の有り様を知る。
この巻では、ラークスパーから東へと旅立った彼女の新たな冒険が綴られる。
たどり着いたのは、国土の中心に大きな湖を持つソルド王国。
フェンは、騎士見習いの少年・ロカと知り合い、
二人は、国王即位60周年式典を祝う祭りの蔭で、
ある陰謀が進行していることを知る・・・
この巻からが、メインのストーリーの始まりみたい。
最後まで読むと、タイトルの「偽王伝」の意味も、
何となく分かってくるように思う。
しかしこの物語、ヒロインは踏んだり蹴ったりさんざんである。
前巻ほどではないにしろ、今回も殴られて意識を失ったりしてもうたいへん。
それなりに武術の心得はあるはずなんだが、
それを披露して相手をばったばったとなぎ倒す、なんて場面はほとんどない。
いや、無くはないんだが、
それよりもコテンパンにされるシーンの方が印象が強くてねぇ・・・
まあ、何だかんだ言ってもまだ13歳の女の子っていうことなんだろうか。
実はこの文章を書いている段階で、第3巻も1/3くらい読んでるんだが、
ここでも主人公はひどい目に遭っていて、もういじめすぎじゃないかと思うよ。
さて、前巻の感想で、「用語の使い方に違和感」てことを長々と書いてしまったが、
第2巻では、前巻ほどでは無くなったよ。
作者が、使う用語に気をつけるようになったのか、
それとも、私が慣れてきたのか?
でも、やっぱ「クーデター」は私基準ではNGだなぁ・・・
はせおさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。
by mojo (2013-12-22 21:25)