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「宇宙戦艦ヤマト2199 第五章」感想・・・のようなもの その3 [アニメーション]

恒例の「感想・・・のようなもの その3」 ガミラスキャラ編。
毎度言ってますが、まとまりの無い駄文の羅列なので、おヒマな方はどうぞ。

※例によって、盛大にネタバレ満開で書いてるので、
 ディスク待ちの人や、TV視聴組の人はご遠慮下さい。

「その1」でたくさん書いてしまったせいか、前回と今回のキャラ編は
ちょっとあっさり気味かな。それでは、いってみよう。

■デスラー

18話の介入してきた通信で、最後に
「何か言い残すことはあるかね? ゼェー(ばきゅーん)」のときの
「ゼェー」は完全に若本の物真似だったねぇ。さすがの山ちゃん。
あれはアドリブだったのかな?

暗殺計画を事前に知っていたけど、乗艦デウスーラを影武者ごと見捨てるとか、
ゼーリックの観艦式演説のまさに絶頂期に介入するとか、
底意地の悪さは旧作の遙か上を行ってるね。

旧作シリーズ後半にいくに従って、どんどん「高潔な武人」ぽくなっていき、
地球や古代に対して、なし崩し的に友好ぶりを示すようになっていくデスラーに
どうしても据わりの悪さ(要するにバリバリの違和感)を感じてしまう私には、
今回のデスラーは見ていて非常に心地よい。
ぜひこのまま、冷徹で傲岸不遜な独裁者のまま行ってもらいたい。

人生や人間というものにも一切期待をしていない(ように見える)今作のデスラーが、
この戦いの最後に何を感じるのかを、ぜひ描いて見せてほしいものだ。


続編は無いと思っているのだけど、TV放映も始まって
かなり盛り上がってきた感じなので、ひょっとしたら・・・ってこともあるかなあ。

その場合、きっとこの人は再登場すると思うのだけど、
(しなかったら、ファンが大騒ぎするよねぇ、きっと)
ぜひぜひ、今の路線で行ってほしいなあ。

  まあでも、「さらば」のリメイクだったらきっと見ないなー。
  「2」のリメイクでも微妙だなー。テレサの扱い次第かなー。
  全くのオリジナルストーリーだったらけっこう見てみたいかな・・・

■ヒス

いつ見ても目が血走ってる副総統。
今回もすっかりデスラーに振り回されて、胃に穴が二つ三つ空いたんじゃないかな。

旧作では、本土決戦終盤のデスラーに諫言するという見せ場があったが
今作ではどうなるのだろう?

■ドメル

今作のドメルはとにかく有能な軍人で、
しかも人格者に設定されていてとても好感が持てる
(旧作では、ゲール君を小馬鹿にするような振る舞いが多くて、
 軍人としては一流でも、人間的に問題がありそうだった。)

15話では、一級の戦略家でもあることが示され、
ますます七色星団への期待が高まろうというものだ。

「ヒスの命令なんかほっといて、艦隊を残しておけばヤマトを沈められたのに」
って意見がネットにあったが、あそこで潔く兵を引いてしまうのがドメルなんだろう。

どんな理不尽な命令でも、それには忠実に従うドメル。
間違った命令なら、それを正す勇気も必要と説く沖田。

軍人としてなら、もちろん前者が正しいんだが、
ドラマの主役を張るのは後者なんだろなあ。


「銀河英雄伝説」のバーミリオン星域会戦をちょっと思い出したよ。
そういえば、ヤンの声優は旧作の古代を演じた富山敬さんだったよなあ。

ドメルもヤンも、歴史を変えるチャンスを逃したわけだ。

■エリーサ&メルダ

収容所惑星へ送られる市民たち。
その中で、一組の親子が脱走を図る。
それを銃撃しようとする親衛隊兵士を身を挺して止めようとするエリーサ。

名場面満載の第五章の中でも、実は一番好きなシーンだったりする。
不正や理不尽なことを看過できない人となりが、このシーンだけでよくわかる。
さすがドメルの嫁。まさにこの夫にしてこの妻あり。

ほんとに、今作のドメルは(彼女のためにも)死んでほしくないんだけど、
きっと無理だよね・・・

ということは、夫婦のツーショットはあの墓地の一回限りだったんだね。
この二人が生きて再会することがないなんて。
戦争とは非情なものだね・・・


そしてそれを見ているメルダ。
おそらく拘束されている父を探していたのだろう。

彼女を車の中から見つめている二人の男。
秘密警察じゃないかって説もあるが、私は反政府運動の者たちだという説を採る。
ここからメルダが反政府運動に関わり、ヤマトと彼らの仲介に動くのではないか・・・
まあ先のことだから分からんがね。

■ゼーリック

18話はゼェーリッック君のワンマンショーでもあったね。
門閥貴族の復権を狙ったクーデターだったのだろうが
セレステラにすべて筒抜けだったらしい。
まあ、あの性格じゃ隠し事が得意だとはとうてい思えないしなあ。

デウスーラの爆沈から始まり
バランに一万隻の艦隊を集めるまで全く邪魔が入らないんだから
そりゃ「クーデターは大成功!」って勘違いもするだろう。

そこにヤマトが乱入し、味方の損害もお構いなしの総攻撃を命令。
「成敗!」ってあんたは暴れん坊将軍かい。
ドメルが討ち漏らした(て言われると本人は怒るだろうが)ヤマトをバランへ沈めて、
もう有頂天状態だったんだろうなあ。

だからデスラーの介入に度肝を抜かれてしまったんだろう。

今回で退場となったが、若本節がもう聞けないのはちょっと淋しい気も。

■タラン・ブラザーズ

(ギムレーと比べれば)穏健派なのだろうタラン兄弟も
今回はワンシーンのみの出演。
第六章と第七章ではたくさん出番があるといいなあ。
でも兄貴のほうは生き残れなさそうなのが辛い。

■ギムレー

ガミラスの暗黒部分を一身に背負ったキャラになってしまったので
どこかで悲惨な末路をたどるのは間違いないのだろうな。
意外だったのは、おネエキャラだったことか・・・

■セレステラ

デスラーに捧げる忠誠は、果たして本物か。
今までの言動を見る限り、忠節を尽くしているように見えるが
15話冒頭の物言いを見てると、なんとなく裏がありそうな気もしてくるんだよなあ。

■ゲール

今回、意外にも(?)ゲール君がまともな指揮ぶりを見せているが、
比較対象がゼーリックだからねえ。

考えたら第4話から出ているので、ガミラス側ではデスラー以上に長期間のご出演。
ほんと愛されてるよなあ。

作画でも脚本でも、気合いの入ったダメ人間ぶりはもう鉄板。
広瀬さんの演技も相まってもう最高だね。

18話でも、ゼーリックを背中から撃つ。
もう、自己保身と気に入らない上司の足を引っ張ることにかけては
天才的なひらめきと技量を見せるからねえ。

旧作では、七色星団へドメルの副官として同行し、
最後には潔く散って見せたのだが、今作ではどうなるのだろう。
最後までグダグダな人間のクズっぷりを見たい気もするし、
漢を見せるところを見たい気もするしね・・・

あ! 今回はバラン星に取り残されてしまったので
七色星団会戦に参加できないじゃないか!
命拾いしたねえゲール君。
意外と最終回あたりまで生き残ったりして(えーっ)。

■スターシャ

地球に波動エンジンの設計図を送ってくるより、
環境再生システム(旧作では放射能除去装置)の設計図を送ってこいよ、
というのは39年前からあるツッコミなんだが、
今回は「それに対しても2199なりの解答を用意している」とか
監督がどこかで語っていたと記憶している。

「試練を与え云々」というのがキーワードなんだろうか。
(旧作では、そのものずばりに「生き残りたいのなら、チャンスは自分でつかみなさい」
 って感じの、とってもスパルタ教師的なスターシャさんだったよなあ)

イスカンダルが、遙か昔から、そして
地球以外にも、あらゆる知的生命体に対して救済事業に乗り出していた、
というのが第五章で判明したが、さて、その意図はどこにあるのだろう。
単なる善意だけではなさそうな気もするよなあ。

おそらくイスカンダルが舞台になるのは第七章だろうが
ガミラスとの、デスラーとの関わりもどう設定されているのか。
2199ならではの展開が楽しみである。

思えば、昨年の4月に第一章の公開が始まった頃は、
最終章なんて遙か彼方に思えたものだ。
それが今は、TV放映も始まり、最終第七章も8月に公開が決まり、
TVも9月末には最終話を迎える。
楽しかった日々もいつかは終わるわけで、
いい意味で「終わりの見えてきた第五章」だったのだろうと思う。

第三章と第四章が比較的静かな話が多かったのに比べ、
今回は戦闘も人間ドラマも格段に熱く、かつ濃密になり、
いよいよ「激闘編」に突入したんだなぁと実感した。

6月の第六章ではいよいよ「七色星団の戦い」が描かれるようだ。
旧作では、おそらく一番多くの戦死者を出した激闘だった。
予告編では何だか「ドリルミサイル」らしき物体が映ってるじゃないか。
「出る」「出ない」といろいろ言われていたが、どうやら・・・ね。

そして、ガミラス本土の戦いもどうやらあるみたいだ。
ひょっとして22・23話の前後編だったりしたら、
「ヤマト絶体絶命の大ピンチ!」ってところで第六章が終わったりして?

そうなったら、6月から8月までの暑い盛りを悶々として過ごすのかぁ。
まあ、それも楽しみだね。

もう、残った日々を精一杯楽しむしかない。
映画館もTVもBDも、最後までつきあいますよ、はい。

・・・しかし、考えてみるとGW前半の三連休を
遊びにも行かずに家でシコシコ文章を書いてたって、どうなんだ。

あ、28日は神奈川まで往復してきたんだが、
あれだって遊びに行ったわけじゃないしなあ・・・

ちなみに、かみさんは「仕事が溜まってる~」って叫びながら
三連休のあいだ、ずっとPCに向かってた。なんて夫婦なんだろう・・・


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