「しゃばけ」 [読書・ファンタジー]
評価:★★★
江戸でも屈指の廻船問屋の若旦那・一太郎の周りには、妖怪がうようよ。
付喪神やら鳴家やら、家の中にまで妖怪があふれている。
はては店の手代にまで妖怪がいる。
おまえは「怪物くん」かってツッコミを入れたくなるが、
案外、それに近い存在だったりして。(ちょっとネタバレ)
体が弱くて普段は家にこもっているが、ある夜周囲の目を盗んで
外出したところ、殺人事件を目撃してしまう。
さらに、殺人は連続し、若旦那は妖怪たちとともに真相究明に乗り出す・・・
という話である。
ゲゲゲの鬼太郎でもなく、京極夏彦でもない「妖怪と人間」の話である。
雰囲気はあくまで明るくほのぼの。
「若い女性に人気のあるシリーズ」というのもうなずける。
けっこうおもしろく読ませてもらった。
このシリーズ、あと何冊か読んでみようと思う。
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