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2021年を振り返って ーサブカル周辺ー [日々の生活と雑感]

 今年の特徴は、長く続いていたアニメ・シリーズ作品が完結を迎えたことが多かったことでしょうかね。

 3月には『エヴァンゲリオン』シリーズが完結。新劇場版4作だけでも14年、1995年のTVアニメから数えたら26年ですか。
 もっとも、私がきちんと向き合って観てたのは、最初の2~3年と最後の3か月くらいでしたけど(笑)。

 6月には『シドニアの騎士』アニメ版が完結。TVアニメ開始から7年。原作マンガの連載開始から数えたら12年。どちらもラストでは泣きましたよ。

 11月には『蒼穹のファフナー』が完結。2004年のTVアニメ開始から17年。これは別記事で書きましたね。

 同じく11月には『エウレカセブン』ハイエボリューション・シリーズが完結。TVアニメが2005年からだから16年。これも別記事で書いた。

 先日、ネット配信で『ゲッターロボ アーク』を見終わったんだけど、あれは永井豪と並んで原作者に名を連ねていた石川賢氏の遺作だったらしい。
  中盤くらいから超展開の連続で、私のアタマではついていけませんでしたよ(笑)。原作は未完だったらしいのだけど、アニメの方もラストはよく分からなかった(おいおい)。果たしてこれで終わったのか続きがあるのか。
 こちらは1974年のTVアニメ放映から数えたら、なんと47年。

 あ、『ヤマト』も第1作は1974年だったから、こちらも47年ですねぇ。
 あと3年したら『ヤマト』とのつき合いも半世紀ですか。
 トシ取るはずだわ(おいおい)。

 なんてことを考えていたら飛び込んできたのが神田沙也加さんの訃報。
 どんな事情があったのかはわかりませんが、才能豊かで将来の可能性に満ちていた方が亡くなるのは哀しいこと。しかも35歳という若さ。
 子どもに先立たれてしまった親御さんはどんなに辛かったことか。

 私の弟も10年ちょっと前に、まだ40代で急逝してしまいました。
 母親は「あの後は1年くらい毎日泣き暮らしていた」と今でも時々言いますよ・・・・

 そんなわけで(どんなわけだ)、何気なく今年亡くなった人を検索してみたら、けっこう鬼籍に入られた方がいたんですねぇ。
 政治家や有名人はTVの追悼番組に任せることにして、サブカル系で私の検索に引っかかった人は・・・
  日付けはお亡くなりになった日、年齢は享年です。

 男性声優では・・・

・森山周一郎さん(2/8、86歳)
 テリー・サバラスやチャールズ・ブロンソンの吹き替えといえばこの人。
 若い人は『紅の豚』のほうがよく知ってるかな。

・若山弦蔵さん(5/18、88歳)
 ショーン・コネリーの吹き替えと言えばこの人。団塊の世代なら、”ジェームズ・ボンドの声” といったらこの人の声を思い浮かべる人は多いでしょう。
 ちなみに私の場合、ジェームズ・ボンドといったらロジャー・ムーアなので(笑)、広川太一郎さんの声を連想しますかね。

・八奈見乗児さん(12/3、90歳)
 演じた役は数々あれど、私の中では『巨人の星』の伴宙太と『ヤッターマン』のボヤッキーが双璧。そして ”ポチッとな” を日本語にした人(笑)。

女性声優では・・・

・太田淑子さん(10/29、89歳)
 『ジャングル大帝』のレオ、『ひみつのアッコちゃん』、そして初代『ヤッターマン』。

・菅谷政子さん(2/25、83歳)
 主役を張るというよりも、脇を固めるバイプレイヤーが多かった人かな。上記の太田さんとともに、日本のTVアニメ創世記を支えた一人。

漫画家では・・・

・さいとうたかをさん(9/24、84歳)
 言わずと知れた『ゴルゴ13』の人。たまにコンビニで雑誌形態の総集編になって売ってて、よく買ってた時期があったなあ。

・白土三平さん(10/8、89歳)
 『カムイ伝』が代表作って言われてるけど実は読んでない(おいおい)。『忍風カムイ外伝』はアニメにもなってて大好きだった。あと『サスケ』も忘れられない。1960年代の忍者ブームの一翼を担った人だね。

作曲家では・・・

・菊池俊輔さん(4/24、89歳)
 『ゲッターロボ』『仮面ライダーX』などをはじめとしたヒーローソング作曲の大家。メロディーもいいけどアレンジもカッコいい。キャッチーなイントロ、間奏でも盛り上げ、ラストもビシッと決まる。
 この世界では渡辺宙明さんと並ぶ二大巨頭でしょう。

・小林亜星さん(5/30、88歳)
 『寺内貫太郎一家』を連想する人が多いかも知れないけど、本業の作曲ではアニソンもたくさんつくってる。『ボルテスV』や『ターンエーガンダム』が有名だけど、個人的にいちばんカッコいいと思うのは『ファイヤーマン』だったりする。あのサビはもう最高。

・すぎやまこういち(9/30、90歳)
 世間的には『ドラゴンクエスト』の人かも知れないが、映画音楽やアニメの作曲もたくさんしてる。『ゴジラvsビオランテ』のメインテーマもカッコよかったし、何といっても『イデオン』のカンタータ・オルビスだよねぇ。これ、立派な ”アニソン” なんだけど信じない人は多そう。だってアニメの本編中に流れるし、ちゃんと歌詞もついてるし。ラテン語だけど(笑)。

特撮系では・・・

・瑳川哲朗さん(2/17、84歳)
 『大江戸捜査網』の井坂十蔵が当たり役だけど、『ウルトラマンA』に登場するTACの竜隊長も忘れられない。洋画や海外ドラマの吹き替えもやってて『スペース1999』のコーニッグ指揮官が印象に残る。

・二瓶正也さん(8/21、80歳)
 言わずと知れた『ウルトラマン』のイデ隊員。この役の印象が強すぎたせいか、それ以外の活躍が記憶に残ってないのは残念。

・飯島敏宏さん(10/17、89歳)
 TBSのプロデューサーで、世間的には『金曜日の妻たちへ』で有名だけど、それ以前には円谷プロに出向して『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『怪奇大作戦』の監督や脚本を担当してた人。

制作側では・・・

・大塚康生さん(3/15、89歳)
 アニメ界のレジェンドともいえるアニメーター。『太陽の王子 ホルスの大冒険』をはじめ、『ルパン三世 第1シリーズ』や『カリオストロの城』など宮崎駿と組んだ作品が多い。
 『未来少年コナン』『侍ジャイアンツ』『ガンバの冒険』など名作話題作に事欠かない人。

 ここまで書いてきて、
「こんなにお亡くなりになってるんだ~」ってちょっと落ち込んでいたら、「そんな気の滅入るような調べごとしてるからだよ!」って家人に怒られてしまいました(たしかに)。

 ここに挙げた以外にも、大きな足跡を残された方が他界してるかも知れないのですけど、とりあえず私の検索に引っかかった方だけ載せました。

 ほとんどみなさん80歳以上で、ということは、私の幼少期から思春期にかけて、TVのブラウン管(死語)の中でたくさんの夢を見せてくれた人たちです。

 改めて感謝すると同時に、ご冥福をお祈りします。


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