隠蔽人類 [読書・ミステリ]
形質人類学者・日谷隆一(ひたに・りゅういち)が率いる調査チームは
アマゾン川の奥地で未知の民族・キズキ族を発見する。
彼らは文明と隔絶した世界で暮らしてきた未接触民族で
身体的特徴も生活様式も、近隣の他の先住民とは大きく異なっていた。
どの民族と近縁なのかを調べるために彼らのDNAを調べたところ、
なんと現生人類であるヒト(ホモ・サピエンス)とは
3.8%の差異があることが判明する。
ヒトの場合、遺伝的に一番離れた民族・人種間でも
その差異は1%未満だという。
キズキ族はヒトとは異なる別種の人類、”隠蔽種” だった。
大発見に驚く調査チームだったが、その直後
チームのメンバーの一人が頭部を切断した死体で発見される・・・
これが第一話「隠蔽人類の発見と殺人」。
ラストで真犯人が明らかになるのだが、
その直後、物語は ”衝撃のラスト” を迎えてしまう。
そしてこの後、”隠蔽種” を巡る物語は
「隠蔽人類の衝撃と失踪」
「隠蔽人類の絶滅と混乱」
「隠蔽人類の発掘と真実」
「隠蔽人類の絶望と希望」
と続くのだが、なんとどの話も ”衝撃のラスト” を迎え、
その結末を受ける形で次の話が始まる。
つまり第二話以降の内容を説明するのが難しい。
というかネタバレなしには不可能なつくりになっている。
ネタバレしない範囲で書くなら、
”隠蔽種” にまつわる意外な真実が次々と明かされていき、
最終話「隠蔽人類の絶望と希望」では
予想外に壮大なスケールの物語へと変貌していく・・・くらいかな。
私は途方もないホラ話として楽しんだけど、
究極のバカミスだといって怒り出す人もいるかも知れない。
さて、あなたはどちらだろう。
サイトーさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。
by mojo (2021-01-18 23:07)
鉄腕原子さん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。
by mojo (2021-01-18 23:08)
@ミックさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。
by mojo (2021-01-18 23:08)