SSブログ

マーダーハウス [読書・ミステリ]


マーダーハウス (実業之日本社文庫)

マーダーハウス (実業之日本社文庫)

  • 作者: 五十嵐 貴久
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2022/04/08
評価:★★

 主人公は一浪の末に大学に合格し、新潟から鎌倉にやってきた藤崎理佐。
 ネットで見つけたシェアハウス「サニーハウス鎌倉」は、交通の便は悪かったが、高級別荘のような外観と内装設備、格安な家賃の魅力に惹かれ、彼女はそこに住むことを決める。

 既に居住していたのは、大学を留年している中田和彦・23歳、チャラ男のフリーター綿貫信也・26歳、看護師の遠山英美(えみ)、体育大学3年でレスリング部の鈴木勘太郎、ウェブデザイナーの永松洋子・27歳、女子大2年の太田麗奈、文具メーカーの営業マンの羽佐間は28歳。この7人がシェアハウスの仲間だ。

 理佐は個性的なメンバーたちとともに、楽しく充実した日々を過ごしていくが、ある日、住人の一人が事故死を遂げる。さらに「2人で暮らすことにしたのでハウスを出る」という伝言を残して、男女の住人が姿を消してしまう。

 立て続けに住人が減っていく事態に不安を感じた理佐は、高校時代の同級生で長野県の大学に進学した高瀬広に相談を持ちかけるのだが・・・


 さぞかし怖い話なのだろうと思って読み始めたのだが、住人が減っていく不気味さはあるものの、さほど暗くはなく、普通のサスペンスに近い雰囲気で進んでいく。そこにすっかり油断させられてしまったのだが・・・

 ネタバレになるのでもう書かないけど、結末の意外さはもちろん、終盤の ”ホラー度” は半端ではない。ただまあ、私はこの手の話はやっぱり好きになれないので星は少なくなってしまいました。

 好きな人には ”タマラナイお話” なのだろう、とは思いますが・・・



nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント