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甲鉄城のカバネリ [アニメーション]

Netflixにて。2020年の12月上旬。
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舞台はパラレルワールドの日本。
この世界の日本は鎖国をせず、海外から技術を導入していて
蒸気機関と鉄道が実用になっている。


しかし西洋で発生した謎のウイルスが日本にも上陸してきた。
ウイルスに感染した人間は「カバネ」と呼ばれる怪物になってしまう。
いわゆるゾンビだね。強靱な体力を持ち、未感染の人間の血を吸う。
血を吸われた人間は新たに「カバネ」になってしまう。

「カバネ」は日本全土に蔓延し、人間は「駅」と呼ばれる
要塞都市に籠もって生きており、その「駅」同士を結んで
対カバネ用に武装した装甲列車が行き来している。
タイトルの「甲鉄城」は主人公たちが乗る装甲列車の名だ。

「カバネ」ウイルスに感染しても、まれに
「カバネ」の身体能力を持ちながら人の心を失わない、という
不完全な「カバネ化」をする者がいる。それが「カバネリ」だ。

四方川家が収める顕金(あらかね)駅が「カバネ」に襲われ壊滅、
当主の娘・菖蒲(あやめ)は難民を乗せて装甲列車「甲鉄城」で脱出、
首都・金剛郭(こんごうかく)を目指す。

主人公の生駒(いこま)は、顕金駅に住む少年。
「カバネ」の襲撃の中で自らも「カバネリ」となってしまい、
同じく「カバネリ」の少女・無明(むめい)とともに、
装甲列車「甲鉄城」に乗り込み、「カバネ」と戦い続けることになる。

あえて分類すれば、ホラーなダーク・ファンタジーで
スプラッターなシーンも盛りだくさん(笑)。
私は基本的にその手の作品が苦手なんだけど、
この作品は最後まで見られたよ。

まず作画が良い。戦闘シーンがキビキビ動いて気持ちいい。
と思ったら、『進撃の巨人』の監督だった人なのだね。
とくにOPの作画が素晴らしい。これだけでも観る価値があると思う。

あと女性キャラが可愛いのもいい。キャラクター原案は美樹本晴彦。
女性陣は流石の美形揃いで、グロいシーンとの落差がものすごい(笑)。

全12話で、全編ほぼ凄惨なシーンの連続なのだけど、そのぶん
最終話のラストシーンの爽快さは特筆もの。まさに「大団円」だ。

甲鉄城のカバネリ 海門決戦
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これはTVシリーズの続編。上映時間が68分という中編映画だ。

時系列的にはTVシリーズの数ヶ月あと。
内容的には独立したエピソードで番外編的なものなのだけど
主人公の生駒とヒロイン無明の仲がよりいっそう近づく描写がある。
このあたりは本編であまり深く描かれなかったので
その補完なのかも知れない。

さて、ここまででストーリー的には一段落ついているのだが
主人公たちを取り巻く世界は一向に変わっていない。

「カバネ」の発生した原因も、日本に来た経緯も分からなければ
将来的に「カバネ」を殲滅できるような見込みも全く示されない。
もちろん生駒や無明が人間に戻れるかどうかも不明だ。

 まあ、初めからそこまで描くつもりがなかった、って可能性はあるが。

ここまで見せてくれた以上は、彼ら彼女らの行く末が知りたいよねえ。
「カバネ」vs人間 の戦いがどう決着するのかも。

〈シーズン2〉熱烈希望。


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mojo

@ミックさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2021-01-31 03:09) 

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