攻殻機動隊 SAC_2045 [アニメーション]
Netflixにて。2020年12月上旬ころ。
時代設定は2045年。「SAC」の世界線でつながっているとすれば
「Solid State Society」が2034年だったので、その11年後になる。
全世界デフォルトが発生し、貨幣も仮想通貨もその価値を失い、
これにより世界各国で内戦が勃発している。
公安9課は既に解散してしまっており、
素子やバトーたちはアメリカ西海岸で傭兵となっていた。
一人日本に残り、民間警備会社へと再就職していたトグサは
荒巻からの連絡を受け、公安9課再編のために
旧メンバーを招集すべく奔走する。
再編された公安9課が戦う相手は「ポスト・ヒューマン」。
脳と電脳および肉体の能力が飛躍的に向上した超人とも言うべき
存在で、従来の治安部隊では解決不可能な犯罪を引き起こしていた・・・
シーズン1・全12話の前半では
アメリカでのゲリラ掃討作戦に従事する中、
「ポスト・ヒューマン」に遭遇する素子たち、
そして彼女たちを捜すトグサの動きが並行して語られる。
後半では再集結した9課のメンバーと「ポスト・ヒューマン」との
戦いの始まりが描かれていく。
内容的には、いままでの「攻殻機動隊」の延長上にあるような
電脳犯罪に立ち向かう9課の活躍を描いているのだが
最も異なるのは表現方法だろう。
本作は全編3DCGアニメで描かれているのだ。
一口に3DCGといってもいろいろあって
「蒼き鋼のアルペジオ」や「シドニアの騎士」のように
セルアニメの雰囲気を残した作りのものもあれば
ピクサーに代表されるハリウッド製アニメのように
(意地悪くいえば)ぬいぐるみ/着ぐるみが動いてるみたいなものもある。
本作は後者に近い作りなのだが、私の感覚では
「攻殻機動隊」の世界観と合っていないような気がする。
私は前者の作りは受け入れられます。
「アルペジオ」にしろ「シドニア」にしろ、
作品の雰囲気や特徴に合致してると思うし。
でも、この「2045」はねぇ・・・
タチコマみたいなメカ類はまあいい。
バトーやトグサみたいなおっさんキャラは我慢できる。
でも、素子さんはダメだ。
顔がアップになった時、目はキラキラ、
さらさらの髪の毛が一本一本動くのだけど
なんだかバービー人形が動いてるみたい。
そう思ってみてしまうと、荒巻の髪型まで気になってしまう。
後頭部の周りにソフトクリームがついてるみたいで・・・(おいおい)
ハードな作品世界の雰囲気には合致してないんじゃないかなぁ、と。
あくまで私個人の意見です(笑)。
頑張って作ってる制作陣には申し訳ないのだけど。
世界展開的にはこの方がいいのかしら?・・・なんて思ってしまう。
ストーリーとしては、これからというところで終わってしまい、
〈シーズン2へつづく〉となってる。
続きは見ます。見るつもりだけど、
やっぱりこの ”つくり” は、作品世界に合わないと思うなぁ・・・
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