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「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第五章 煉獄篇」感想・・・のようなもの その5 [アニメーション]


※ネタバレ全開です! 未見の方はご注意ください。


▼第17話「土星沖海戦・波動砲艦隊集結せよ!」(前編)


■防衛軍司令部

太陽系各所でガトランティスとの小競り合いが。
大規模な侵攻の前触れと思われる。

司令部に詰めるのは藤堂、芹沢、そして第1話で二人の背後にいた面々。
ガミラス人もいる。いわゆる軍産複合体の面々ですかね。

白色彗星は木星に匹敵する大きさ。
それがワープしているとの報告に驚く一同。

ガトランティスの目的は破壊と殺戮。
覇権の拡大という発想もない。
よって、彼らとの間に話し合いの余地はない。

第11番惑星の生存者たちは月面に隔離されている模様。
蘇生体が混じっている心配から? スパイの存在を警戒して?
ガミラスの少女イリィの姿も。

時間断層工廠もフル稼働中とのこと。


■工廠の製造能力

今回の話で明らかになるけど、想像以上に膨大な数の地球艦隊が出現する。
今までどこに隠してあったのでしょうかね?

 あの艦隊、100隻じゃきかないよねえ、きっと。

そして、画面に登場した工廠一つであれだけの数が賄えたのかちょっと疑問。
(まあ、あの工廠の製造能力は分からないのだけど)
ひょっとして、同じものが時間断層内にたくさん建造してあったりする?
(時間断層の “広さ” は分からないからねえ)
もっといえば、”反重力特異点” は一カ所ではなくて、
地球上のあちこちにあったりして。


■地球艦隊集結

月軌道上には波動砲艦隊が集結。
藤堂のアップが映る。何を考えているのか。
時間断層の中にいる娘さん(?)のことを考えているのか。


■時間断層内

時間断層制御艦「LABORATORY PROMETHEUS」登場。

地球に残ったヤマトクルーも久々の登場。

桐生「CR増幅システム、通電を確認」
山崎「了解、波動炉心の増幅装置とセットで艤装する」

彼の背後には「CRS3」の表示が。
CRSってコスモリバースシステムのことですか?
公式サイトには、ヤマトから撤去されたCRSは
こちら(「波動実験艦 銀河」)に移設されたとありますが。

新見「人類生存の・・・要(かなめ)」

「なんとしても完成を・・・奴らが来る前に」
呟くのは新キャラの藤堂早紀さん。
建造中のフネ(「銀河」)の艦長さんだそうで。

「銀河」の出番は次章のようですね。
CRSが “人類生存” にどう関わってくるのかも、
そこで明らかになるのでしょう。

 物語も終盤にさしかかってきたのに、また新しい伏線が現れるとは。
 まあ、先の読めない展開は大歓迎ですが。


■地球へ向かうヤマト

帰路を急ぐため、ワープを繰り返すヤマト。
1日3回が限度のワープを5回行っているとのこと。

 旧作第1作では「1日2回の定時ワープ」をしてたことを思い出したよ。

地球からのデータ通信を受け取れるところまで来た。
それには、クルーの家族からの私信も含まれているらしい。

おそらくその中には真琴から加藤へ宛てたものもあって・・・
それが18話の加藤に繋がるわけだね。


■独房のキーマン

任務とはいえ、一時的にはヤマトを裏切り
クルー(古代)を撃ったのだから・・・かな。
キーマンなりのけじめなのでしょう。

高頻度のワープは傷に障るようで。隣の房の透子が声をかける。

「怪我人には酷ね。ワープの連続は」

しかし、拘束された者同士がこんなに簡単に
言葉を交わすことができるのはマズくないですか?

「俺は、裏切り者だ」
「あなたが裏切ったのはデスラーの方でしょ。
 なぜ一緒に行かなかったの。デスラーのことなら知ってる。
 あの男には人を人と思わない冷たい強さがあった。
 あなたのように。必要なら自分でも他人でも容赦なく殺せる強さ。
 わたし、そういうあなたが」

愛の告白・・・ではないでしょうねえ。
ガトランティス人と同質の ”冷酷な強さ” があると見込んでたのか。

「あのとき、母親の声を聞いた。
 もう何年も、夢に見ることもなかったのに。
 でも、そこにいたのは母親ではなくヤマトの山本玲だった」
「がっかりした?」
「いや。わけもなく、嬉しかった。
 これがテレサの言う縁というものかと」
「縁?」
「人と人との結びつきをそう言うらしい。
 絆、愛、言い方は様々だが、俺はこのフネでそれを見つけた気がする」

独房の外でそれを聞いていた山本。
表情は見えませんが、仕草が嬉しさを示してますね。

この二人、最後はどうなるのでしょうね。
二人そろってお亡くなりになるか、
どちらかがどちらかを庇ってお亡くなりになるか、かな?(おいおい)

 いやあ、ハッピーに終わってほしいのは山々なんですが
 なにせ “彗星帝国編” ですからねえ。
 旧作では一番戦死者が多かったわけで、この二人も予断を許しません。

「如何にも人間らしい、無責任で身勝手な言い草ね。
 その愛が人間の不幸の始まりなのに」

透子さんも頑なに “愛” を認めないんですね。


■月面のサナトリウム

病に苦しむ翼くん。かなり症状が深刻な様子。

「翼、父さんね、ヤマトのお仕事、もうすぐ終わるって。
 帰ってくるよ。肩車してもらいな、
 そんで、『おおきくなったな』って驚かせてやれ・・・」

泣き崩れる真琴。
こういうシーンは心が痛い。


■加藤

一方、ヤマト艦内のジムで汗を流す父。
「まだ2歳なんだよ・・・頼むよ・・・」
それを見つめる斉藤。これも伏線か。


■白色彗星

ズォーダーとガイレーンは、新たなゴーランド誕生の場に。
ノルも戦死したため、後継クローンを緊急 “出荷”。

 “出荷”、ですか・・・

先代ゴーランドのザイゼンが養育担当に。
さしずめ祖父か曾祖父にあたる役回り?

「なぜ笑う?」
「は?」
「機械的な作業に過ぎんのにあの者たちはなぜ笑みを浮かべるのだ」
「そ、それは・・・わかりません。
 ただ、製造直後の生体を見るとなぜかそうなってしまうのです。
 時には訳もなく涙が・・・」

捨て去ったはずの “親子の情愛” がガトランティスには残っている。

「テレザート星がまた隠れたとか。
 地球はテレサがコスモウェーブを送った先。
 だが、テレザートが消えたとなると」
「我々からは見えなくなったというだけだ。
 テレサは見ている。地球侵攻は予定通り行う
 そのためにも・・・」

二人が進む空間には、大戦艦(カラクルム級)が
謎の結晶に包まれてにょきにょきと生えている。
ここはガイゼンガン兵器群の製造工廠なのか。

「新たな白銀の巫女。ご要望通りに」

「サーベラー殿は我らガトランティスとは違う。
 ガトランティスを作りしゼムリア人。その純粋なコピー」

また新しい名前が出てきましたねえ。
《ゼムリア人》とはどんな種族だったのか。

「我らのようなクローンと違って生育に長い時間をかける必要もない。
 実に効率的だが」
「一個の人間の肉体と精神を再生するには
 これだけの記憶装置が必要になる。
 白銀の巫女。最後の人間でなければ許されぬ贅沢です」
「要望通り、と言ったな」
「はい、記憶の制限の引き上げに加え」
「情動の抑制、制御システムとの同調に問題はなかろうな」
「そこは万全に」

新たなサーベラーに近づき、顔を見つめる。
ズォーダーを見返すのは虚ろな眼差し。

「人形か・・」
「これでもう、ヤマトにとらわれたサーベラー殿と
 共鳴現象が起こることはありますまい」
「苦しむことも・・・」

サーベラーが ”もう苦しまない“ ことを知ったときの
ズォーダーの口調が、なにやら穏やかというかほっとしたような。
それは彼女への “思いやり” ではないのですか? 大帝陛下。


■デスラー艦隊

バレルの演説を見つめるデスラー。

ガミラスの植民地政策が民主化により劇的な変化を遂げつつあること、
しかし未だに、独裁体制への回帰を望む者たちが存在していること、
そしてガミラス国家警備警察が彼らを一斉摘発したこと。

ギムレーも拘束。「このままではガミラスは滅ぶ!」
捨て台詞ではあるのだが、一面の真実でもあったりする。

そこへミル君が登場。なにやら自信にあふれた表情で。

「大きな問題から目を背けてまずは民主化。
 もはやガミラスにあなたが返り咲く道は閉ざされた。
 その気があるなら、我々がデスラー総統の復権に
 協力させて頂いてもよい。条件次第ですが」
「貴様!」タランが激高するが
「ガトランティスの傀儡に成り下がるつもりはないよ」
「しかし滅び行くガミラスは救いたい。
 あなたは現実的な人間だ。甥御さんとは違う」
「!? 何者だ? 貴様」

 呼び名が “ミル君” ではなくなったことに注目ですね。
 そのミル君、不気味に笑って

「条件を伝える。ヤマトを倒せ」

このときのミル君は、ズォーダー大帝と
“ツーカーの仲”(死語?) になっていたのでしょう。


■トランジット波動砲

一方、ヤマト艦内では “トランジット波動砲” という聞き慣れない単語が。

 transitは「通過,通行」「(空港などでの)乗り継ぎ」
 「移り変わり,変遷,変化」とかの意味があるらしい。

 これに似た単語で『ヤマト復活編』に出てきたのは
 “トランジッション波動砲”。こちらの transition の意味は
 「移り変わり、移行、変遷、変化、過渡期、変遷期、変わり目」
 ちなみに化学用語の「遷移元素」は transition element。

真田「反波動格子をブースターにして波動砲に絡めるのです」
島「取り除けないものなら、燃やし尽くそうってことか」

一度しか使えないが解放されるエネルギーは飛躍的に増大するとのこと。
その量は何乗倍にも達するらしい。

 二乗倍? 三乗倍? n乗倍?
 よくわかりませんが 要するに桁違いということでしょう。
 ということは最低でも10~100倍以上かな。

島「危険はないんですか?」
真田「ある」

 まあ、必殺武器というのはだいたいそういうもの(笑)です。

「その6」へ続く

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コメント 4

mojo

はじドラさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2018-07-01 02:45) 

mojo

Ujiki.oOさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2018-07-01 02:46) 

mojo

鉄腕原子さん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2018-07-01 02:46) 

mojo

@ミックさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2018-07-01 02:46) 

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