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スター・ウォーズ/フォースの覚醒 [映画]

実はこの映画を観たのはかなり前なんだけど、
とりあえず昨年分の読書記録の残りをupするのを
優先してたもんで、今日になってしまった。

観たのは2D・日本語吹き替え版。
「洋画は字幕に限る」なーんて思ってた時期が私にもありました。
でも、トシを取って視力が衰えた身では、
激しいアクションの合間に文字を読むなんて至難の業。
迷わず吹き替え版を選択。結果的にこれは正解だったと思う。

さて、1回目を見たのは今年最初の連休、1月9日(土)。
そして実はその2日後の11日(月)に2回目を見てるんだなあ。

そうかそうか、そんなに面白かったのか・・・
いやぁ、間違ってはいないんだけど、本当の理由は別にある。

お恥ずかしい話だが、トシを取るとトイレが近くなって・・・
2時間ちょっとの上映時間のうち、後半に入ったあたりから催してきて
落ち着いて見ていられなかったのだ(^_^;)。

私はとりあえず最後まで見られたが、かみさんはガマンできずに中座。
すぐ帰ってきたんだけど、けっこう重要なシーンを見逃していた。

そのことを後で私から告げられたかみさんは、
「え~、やっぱりそうだったんだ。ねえ、もう一回観に行こうよ~」
私ももう一度じっくり見たかったので、2回目の鑑賞と相成った次第。

2度目は、朝から水分を控えて万全の体制で出発。
おかげで、全編バッチリ見ることができた。
ストーリーが頭に入っているので細かい台詞の内容まで理解できたよ。

閑話休題。


本題であるところの映画の感想だけど、
私はたいへん楽しんだし、気に入りました。

Ep.4~6のあとに製作されたEp.1~3。
CGとSFXの進歩のおかげで、やたらと画面が派手になった。
ライトセーバーの殺陣も軽やかになり、
一見するとものすごく進化したように見えた。
(実際、進化してたんだろうけど)
ただ、技術的には長足の進歩を遂げたのだろうけど、
見ていて今ひとつ満足感に浸れなかったのも事実。

まあ、主役のアナキンが闇落ちしていく物語という
予めバッドエンドが決まったストーリー、というのもあったろうけど。

でもそれを差し引いても "物語" として印象に残らなかったよなあ・・・


そんな "不完全燃焼" 感をずっと持ち続けてはや幾星霜。
Ep.7「フォースの覚醒」は、そんな不満を吹っ飛ばす出来だった。

Ep.6から30年。
第二デス・スターは破壊され、皇帝も倒されて
共和国復活万歳、って話かと思いきや、
帝国の残党は「ファースト・オーダー」を名乗り、
いまだ大きな勢力を保っている様子。
共和国もこれに対抗すべく、レイア姫率いるレジスタンスを支援、
銀河は未だ戦乱が続いていた・・・
というのが映画冒頭で恒例の "流れゆく文字列" で語られる。
そしてレジンスタンスの中核、ジェダイ・マスターたる
ルーク・スカイウォーカーは、ある "事情" により、失踪していること、
戦いの帰趨を握る彼を「ファースト・オーダー」、レジスタンス双方が
探し求めていることも・・・

今回の主人公はレイ。何と妙齢の女性である。
たった一人で惑星ジャクーの砂漠に暮らし、
スクラップから部品を引っぺがして生活の糧にしている。
失踪したルークの行方を示す手がかりを持つドロイドBB-8との出会いが
彼女を銀河の運命を巡る大冒険へと導いていく・・・

こう書くと、レイの立ち位置が、
まんまEp.4におけるルークと重なるんだが
実際、Ep.7はEp.4を彷彿とさせるシーンが多々あり、
口が悪い人は「Ep.4のリメイク」っていう人もいるらしい。

でもこれは、意図的にやっていることだと思うよ。
あえてEp.4に寄せていくことで、
Ep.1~3でちょっと違う方へ向かってしまった(笑)
「SWサーガ」を、"本流" へと引き戻す。
それこそが本作の目的だったように思う。

2回見たせいか、台詞も頭に入ってきて、
すごく良くできた脚本なのも分かったし。

ヒロインのレイ、元ストーム・トルーパーだったフィン、
レジスタンスのエースパイロット・ポーなど新しいキャラも魅力的。

特にレイはスゴい。女性にもかかわらず腕っ節も強いし
メカに詳しく宇宙船の操縦にも秀でてる。男に頼らない自立心も旺盛。
たぶんEp.4のルークより "できる子" になってる(笑)。
レイの相手役になるフィンも黒人俳優が演じているし
このあたり、40年という時間の流れと時代の変化も感じる。

ハン・ソロ、チューバッカ、レイア姫などの旧キャラの登場も嬉しい。
青春時代にSWに胸躍らせた世代にはたまらない贈り物だろう。
ルークの出番がほんのちょっとしかないのがちょっと淋しいが、
おそらく彼は次作以降でたくさん活躍するんだろう。

吹き替え版ならではの話だが、演じている声優さんも
ハン・ソロを磯部勉、ルークを島田敏、レイアを高島雅羅と、
30年前と同じ人が演じている。ここもうれしいところだ。
新ヒロインのレイを演じているのは永宝千晶さんという方。
ちょっとネットで調べたら舞台をメインに活動している人らしく
声優としては新人。でもとっても達者で安心して観ていられる。

 Ep.4のTV初放映(1983年10月)のときの悲劇を覚えているだろうか。
 ルークが渡○徹、レイアが大○久○子、ハン・ソロが松○し○る。
 今思い出しても悪夢以外の何物でもなかったなあ・・・

残念なのがC-3PO役の野沢那智さんが5年前にお亡くなりになったこと。
でも、今演じているおられる岩崎ひろしさんというのがまた達者で
野沢那智そっくりの声質で演じていらっしゃる。これもたいしたもの。


新三部作の第一弾らしく、レイたちの冒険は始まったばかり。
次作へ向けての伏線もたくさんあって、期待はいやが上にも高まる。
2017年公開のEp.8が今から待ち遠しい。


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mojo

31さん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。
by mojo (2016-01-30 21:10) 

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