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「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」感想・・・のようなもの(2) [アニメーション]

※ネタバレ全開です。未見の方はご注意ください。

○ストーリー編・その2

■古代指揮を執る

副長の真田さんが不在なので(たぶんCRSの調整にかかってる)
臨時に古代が戦闘の指揮を執る。
おお、これって2199世界では初めてのことだよね。

でも冷静に情勢を分析して「逃げる!」って選択をするあたり
2199古代はほんと良くできた子。
ちゃんと沖田の教えを身につけてるね。


■「火焔直撃砲、発射ぁー!」

旧作のガトランティスって、
ガミラスよりスマートなイメージがあった。
というかガミラスの方が、より無骨で泥臭い、みたいな。

でも2199のガトランは "蛮族" って言葉がまんま当てはまる。
ブリッジで酒盛りするは太鼓を叩いて攻めてくるは
「そこまでやるか」って感じである。
でも面白いからいい。どうせやるなら徹底してやるべし。

尻に帆かけて逃げにかかるヤマトに向けて放たれる火焔直撃砲。
これ、弾道にずれが生じたのはなぜだろう。
ヤマトとの間に駆逐艦(大質量)があったせいなのか、
進行方向に惑星(重力源)があったせいなのか。どっちだ?
まあ、一番大きな理由は
"敵の必殺武器の一撃めは外れる" という "お約束" のせい?


■ドゴラ(笑)の星

惑星の空洞内ではガトラン艦との戦いも一進一退。
そこへ現れる宇宙大怪獣ドゴラ(違)の群れ。

エネルギーを吸収して成長するというやっかいな連中に取りつかれる。
艦内へ触手が侵入してくるのを見て、
女性隊員が襲われるのを本気で心配したのはナイショだ。

エネルギーを失いつつある艦の状態を見てワープを決断する古代。
島は機関長席に座る山崎さんと息もピッタリ。

ただ、小なりといえど惑星上でワープしたのは初めて?
SFでは重力の影響の無い(少ない)ところじゃないと
ワープできないって設定がよくあって、
ヤマトも今までそれに倣ってなかったかな?
もっとも、実写版だと惑星に向かって
一直線に落下しながらワープしてたっけ・・・


■謎の星

ワープアウトしてみればそこは謎の異空間。
艦の制御も何者かに乗っ取られ、眼前の惑星に降下。
周囲には明らかに人工のものと思われる巨大建造物が浮遊。

 このときに流れる、重厚な男声合唱入りBGMが
 「ヤマトよ永遠に」を思い出させる。

かつての、ジレル人の精神攻撃を思い出す古代。
このへん、本編もうまく取り入れてる。


■探査艇

 旧作で登場したのは冥王星基地攻略の時だったかな。
 2199でもリニューアルされて登場。

古代・相原・新見・沢村・桐生・アナライザーが搭乗して発進。
宇宙空間→大気圏→着水→潜航→地表走行と
条件を選ばない万能な機体。考えたらあまりに高性能すぎる。
さすがイズモ計画用の特注品、ってところかな。
ここで桐生さんの耳に聞こえてきたのが例の歌。


■桐生の記憶

一行が迷い込んだのはジャングルを思わせる世界。
ここって海の下にあるんだよね?
桐生さんが幼い頃に行ったことのあるアマゾンにそっくりだという。

どうでもいいけどここの回想シーンで出てくる幼い桐生さんが可愛い。
まだ遊星爆弾が降ってくる前だから8年以上前?
ということは少なくとも10歳以下だということだね。


■戦艦大和

そして彼らの眼前に現れる戦艦大和。
ここで桐生さん、ミリオタであることをカミングアウト。
2199では戦艦大和のシーンがないって不満の声もあったので
それに応える、って意味合いもあったのかなあ。

中に入るとそこは、どうみてもホテル。
まさか本物の大和の中がこんな風に作ってあるわけもないんだが
初見の時はちょっと考えてしまった。

 wikiで「ヤマトホテル」って引くと、戦前に満州鉄道が経営していた
 ホテルチェーンが出てくる。その中の一つ、大連にあったホテルが
 ここのモデルじゃないかな。写真を見る限り、4階建てみたいだし、
 なんと現在でもホテルとして営業されててWebサイトまである。
 そこをのぞいてみると、内装なんかもよく似てる。
 22世紀でも営業してるのかも知れない。
 桐生さん親子は中国にも足を伸ばしていたのだろうか。


■ガミラスご一行との遭遇

そして聞こえてくるピアノの音。
ヤマトのクルーとバーガー様ご一行の初顔合わせ。

古代たちからはガミラス人が地球製の普通の服を着ているように見える。
バーガーたちからは、地球人がガミラスの軍服を着た
ザルツ人に見えるようだ。

 人によって異なる幻影を見せるのは
 「ヤマトIII」の惑星ファンタムが元ネタか。

やがては古代たちも私服を着ているように錯覚し始める。
公式サイトのキャラ紹介で、どのキャラもみんな私服だったのは
こういうわけだったんだね。
最初はいったい何が起こるんだと思ったよ。

地球人の目に見えているものは、
桐生さんの記憶から作り出した幻影な訳だから
古代たちが着ている服も基本的には
"桐生さんが知っている服" のはず。
彼女の趣味、なんでしょうかね?

 どうせなら日替わりで服を変えさせて、
 コスプレ大会みたいにしても楽しかったかなー・・・
 なぁんて、今になって思ったりする。

そしてはじまる呉越同舟の七日間。以下次号。


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コメント 2

めとろん

mojoさん、こんばんは。

本日、4回目を見に行ってきました。16時50分からと遅めの回からしかありませんでしたが、料金が1800円と一般料金にハネ上がっていたのは何故なんでしょうね...窓口で聞いても「前回までは1500円だったんですけど...」なんて感じで。

特典の「黒袋」は、玲の手のひらの紅いペンダントでした。まあ、可もなく不可もなくといったところでしょうか(笑)

先日の「メルダとゲール君の問答」には大笑いしてしまいました。ホントにゲール君が言いそうな台詞ですよね。続編でそういう状況が現れることを祈ります。

メルダVSサーベラ―もぜひ見てみたいですね。高貴な点は共通していても、一貫して冷徹なサーベラ―に対し、一瞬「人情味」を見せたメルダに最大の危機が...なんてことも。

「ドゴラ」...やっぱりそう思われますよね(笑) 2199本編では出て来なかった冥王星の原生物へのオマージュでしょうか。

その他にも、ピアノはガミラスからはどういう楽器に映っていたのかとか、ガミラス側の記憶がバーガーだとしたら、「大和」はドメラーズだったのかな、なんて妄想は膨らむばかりです。

次回も楽しみにしております。
by めとろん (2014-12-28 22:50) 

mojo

めとろんさん、こんばんは。
コメント、ありがとうございます。

>本日、4回目を見に行ってきました。
>16時50分からと遅めの回からしかありませんでしたが、

「鑑賞記」にも書きましたが、上映回数が減ったり
時間帯が変わったりして、なかなか行ける回を探すのが大変です。


>料金が1800円と一般料金にハネ上がっていたのは何故

「星巡る方舟」はイベント上映ではなく、通常のロードショーなので
一般は1800円なのが普通なのではないでしょうか。
実際、私もかみさんもずっと1800円払って見ています・・・
めとろんさんは前売り券を購入されていたので、
1500円だったのではないでしょうか?


>特典の「黒袋」は、玲の手のひらの紅いペンダントでした。
>まあ、可もなく不可もなくといったところでしょうか(笑)

ネットにもぼちぼちカットフィルムのことが上がってきてますが、
それらを読んでると、私とかみさんがもらった絵柄は
けっこう "当たり" だったんじゃないかって、勝手に思ってます・・・
もっとも、かみさんはあのフィルムを見て「まあ、タマちゃんが・・・」
決して「あ、古代くんだ!」ってならないところが
かみさんらしいって言えばらしいんですが。


>先日の「メルダとゲール君の問答」には大笑いしてしまいました。
>メルダVSサーベラ―もぜひ見てみたいですね。

ありがとうございます。
まあ、続編については神のみぞ知る、ですけど。


>「ドゴラ」...やっぱりそう思われますよね(笑)

ネットでもそう感じた人は多いみたいですね。
メインスタッフに "東宝特撮怪獣映画" のファンが多いのでしょう。
旧作ヤマトのファンと世代的に "まるかぶり" だと思いますから。


>その他にも、ピアノはガミラスからはどういう楽器に映っていたのか
>ガミラス側の記憶がバーガーだとしたら、
>「大和」はドメラーズだったのかな、なんて妄想は膨らむばかりです。

そのあたりは観客の想像に任せてるんじゃないですかね。
2199のガミラスには、強酸ではない "海" があるみたいですから
かつては大和のような洋上戦艦が、惑星の覇権を巡って争った時代も
あったのかも知れません。
そんなことに思いを巡らすのも、また楽しいことですよね。


ありがとうございました。
また、よろしくお願いします。

by mojo (2014-12-29 01:30) 

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