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「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」感想・・・のようなもの 序章 [アニメーション]


※一部ネタバレあり。未見の方はご注意ください。

■完全新作劇場映画

2013年9月。
ヤマト2199のTV放送の最終回のラストにおける、まさかの告知。

この作品が製作されると発表されたとき、
嬉しさは当然あったんだけど、不安もあった。
何せ全く情報がなかったからね。

いったいどんな話になるのか?
完全新作とあるけど、本編の補完なのか?
番外編なのか? はたまた続編なのか?


■「新たなる旅立ち」?

年が明けて5月頃だったか。新しい情報が解禁になった。

・イスカンダルからの帰路の話であること。
・本編の24話と25話の間に位置する話であること。
・新たな敵としてガトランティスが登場すること。

このときも不安は消えなかった。
というより、新しい不安が生じたと言った方が正しいか。

イスカンダルからの帰路じゃ波動砲が使えないじゃないか?
そんな状態でガトランティスと戦って勝てるのか?

さすがに白色彗星は登場しないと思ってたし、
少数の先遣部隊が相手になるんだろうなとは思ったけど
それでも、艦隊相手に波動砲が使えないヤマト単艦じゃ
いかにも分が悪そうじゃないか・・・

 真田さんが何とかして一発くらい撃てるようにするのかなあ・・・
 なんてことを思ったりもした。

ところが、次に公開されたキービジュアルが衝撃的だった。
ヤマトがガミラスの戦闘空母(しかも艦体色は赤)と隊列を組んでいる!
この構図を見たら、旧作のファンなら思い出す作品がある。
そう・・・「新たなる旅立ち」である。

 デスラー率いるガミラス残存艦隊とヤマトが
 共通の敵となる暗黒星団帝国の艦隊と戦う。
 そのときのデスラーの座乗艦が赤い戦闘空母だった。

つまり対ガトラン戦においてヤマトとガミラスが共闘するのだろう。
もちろん、「新たなるー」とはシチュエーションがまるで違うけど。

2199のデスラーは、この時点では宇宙をさすらいながら
ゲール君との合流を図っているところだろうし・・・


■バーガー再登場!

そして、最後に公開されたポスタービジュアル。
そこには七色星団で雲海に沈んだはずのバーガーの姿が!

ということは、ヤマトと共闘するのはバーガーの役回りになりそうだ。
でも、バーガーはヤマトとの戦いで上官であるドメルやハイデルン、
戦友であるゲットーやクライツェを失っている。
そう簡単に味方になることはないだろうなあ・・・

そのへんがスタッフの腕の振るい所なんだろう、とも思った。


■私の思い

さて、「星巡る方舟」の内容について、
全くと言っていいほど情報が無かった今年の1月26日。

この日、私はブログに
『"古代進" と "キャプテン・カーク" と「ヤマト新作」』
という記事を書いている。

以下に、その時の記事の一部を引用してみよう。

ハリウッドで "リブート" された「スター・トレック」と
日本で "リメイク" された「ヤマト2199」における
カークと古代についての雑感を記し、
最後にヤマト新作映画への期待を込めて、こう結んでいる。

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「2199」に続編は必要ない、って
このブログのあちこちで書いてる私だが、
不満をひとつだけあげるとすれば、やはり古代の扱いだと思う。

(中略)

そんな "いささか残念" な古代くんに復権の機会はあるのだろうか。

(中略)

「2199」古代は、最後までヤマトにおける戦術長という一士官に過ぎず、
戦士としての活躍は描かれたが、それ以上のものではなかった。
(ユキとの恋愛要素は旧作以上に描かれたが)
つまり指揮官としては描写は全くといっていいほど皆無。

しかしこれは見方を変えれば、古代というキャラには
まだまだ "余白" がたくさん残されているとも言える。
指揮官・古代としての成長はこれから、のはずなのだ。

(中略)

古代が "指揮官へと踏み出す一歩" を、
"未来のヤマト艦長としての器の片鱗" を、見せていただきたい。

もっと言うならば、
それさえ実現すれば、私は充分に満足して映画館を出られるだろうし、
それが "私にとっての「2199」の完結" になるだろう。
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■願いは叶った

既に「星巡る方舟」をご覧になった方ならおわかりだろう。
この映画は、上に記した私の願いを十二分に叶えてくれた。

"未来のヤマト艦長としての器の片鱗" を存分に示してくれた古代。
それに加えて、
"怨讐の念" を超えて、未来へと踏み出すことを選択したバーガー。

私が「2199」に求めていながら本編では得られなかったもの、
そして、それ以上のものを見せてくれた。

2年9ヶ月前に、私は、いや私たちは、
新生ヤマトと共に遙か16万8000光年の彼方、
"希望の星" イスカンダルへと旅立った。

そしてその旅はここにめでたく "完結" した。
そう思えた映画だった。

次回からこの作品についていろいろ書いていく。
私のことなので、例によって長いだけでまとまりのない
駄文の羅列になるのは目に見えているのだが
時間に余裕がおありなら、しばしお付き合い願いたい。


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