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YAMATO meets Classics 宮川泰×羽田健太郎 二人の宇宙戦艦ヤマト [日々の生活と雑感]


 11/5(日)に開かれた「YAMATO meets Classics 宮川泰×羽田健太郎 二人の宇宙戦艦ヤマト」コンサートへ、かみさんと2人で行って参りました。
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 会場は東京オペラシティ・コンサートホール。2021年7月4日(日)の「“宇宙戦艦ヤマト祭り” 《YAMATO & VILLAINS!!》」以来なので、2年4ヶ月ぶりということになります。

 場所は新宿から一つ隣の初台駅の駅前。新宿駅の中を歩いてJRから京王新線の駅まで行くのですが、これがけっこう距離がある。前回の記憶も当てにならず、案内掲示を一生懸命に見ながら移動し、無事に乗り換えられて到着しました。

 昼公演(12:30開演)と夜公演(17:00開演)があったのですが、参加したのは昼公演のほう。私は完全リタイアのプー太郎なのですが、かみさんはまだフルタイムで働いていて、翌日の月曜は朝から勤務。なので夜公演は見送りました。

 到着は11:50頃。すでにたくさんのお客さんがいて、年配の方が多いのは毎度のことなのですが、今回は中高生くらいのお子さんを含む家族連れが多かった印象です。
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 そんなこんなで12:00になり、入場開始。私たちの席は1階で、後ろから1/3くらいの位置でしたかね。

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 ↑この景色も懐かしい。


 コンサートの内容について簡単に記します。

 前半は、指揮担当の宮川彬良さんとヴァイオリン担当の篠﨑史紀さんのトークショーから始まりました。「篠﨑史紀? 誰?」って最初は思ったのですが、話を聞いているうちに分かりました。
 YouTubeで「ウルトラセブン N響」って検索すると出てくる動画に登場してます。N響が「ウルトラセブン」をテーマに演奏会をした時に、コンサートマスターを務めていた方ですね。

 故・松本零士さんと同郷ということで、篠﨑さんの小学校の同級生はみんな「ヤマト」を観ていたとか。「ウルトラセブン」「仮面ライダー」「サンダーバード」と ”昭和ヒーロー” の話題が続き、彬良さんのピアノと合わせて二人で「ウルトラマン」「ウルトラセブン」を演奏したり、彬良さんのお嬢さんの宮川知子さんも加わって「サンダーバードのテーマ」を演奏したり。
 あ、「イスカンダルのテーマ」もありましたね。このメロディは今日のコンサートで3回出てくるとのこと。1回目はこれで、あと2回は・・・これは説明不要ですね。

 たぶんこれはコンサートの前振りみたいなもので、観客をリラックスさせ、同時に今日の二人のソリストの紹介も兼ねていたのでしょう。

 トークショー自体は15分くらいかな。面白かったけど、話の流れ的にはけっこうグダグダでしたかね(笑)。

 そしていよいよ東京フィルハーモニー交響楽団の皆さんが入場し、演奏開始です。


 前半は 作曲:宮川泰 による「組曲 宇宙戦艦ヤマト」

I.序曲
II.宇宙戦艦ヤマト
 「無限に広がる大宇宙」のテーマから始まる、交響組曲版の序曲。スキャットは林美智子さん。パンフの経歴がとんでもなくスゴいオペラ歌手の人。
 そして「宇宙戦艦ヤマトのテーマ」へと続きます。もうこのメロディーを聴いただけで、ああ、魂が震える。涙腺が緩んでいく・・・(T_T)。
 この曲を初めて聴いてから、もう49年も経つんですねぇ・・・
 ああ、何もかも皆懐かしい。

III.イスカンダル
IV.出撃
 交響組曲版でお馴染みのアレンジですね。「イスカンダル」も「出撃」も、アニメの情景が目に浮かびます。

V.大いなる愛
 映画「さらば宇宙戦艦ヤマト」での終曲でした。この曲にはいろいろ複雑な思いを抱いたものです。改めてここでは書きませんが、このブログの過去記事を読んだ方なら分かると思います。
 でも「2202」を経た今は、「ヤマトより愛をこめて」と共に、かなり穏やかな気持ちで聴くことができるようになりました。そういう意味ではリメイク版に感謝ですね。

 ここまでの5曲、普通に演奏したら20分以上かかるかと思ったのですが、私の時計で見たら15分ちょっとくらいかな。どれも短めに編曲してあるみたいです。


 そして後半。

 作曲:羽田健太郎 テーマ・モチーフ:宮川泰・羽田健太郎 の
 「交響曲 宇宙戦艦ヤマト」。
 ヴァイオリンは篠﨑史紀さん、ピアノは宮川知子さん。
 知子さんもまた、パンフの経歴がとんでもなくスゴい。宮川家恐るべし(笑)。

 ただ正直なところ、この「交響曲」は宮川泰さんの交響組曲や各種BGM集と比べると、とっつきにくい曲であるように感じます。
 クラシックとしての完成度は高いのかもしれないけど、同時に敷居も高くなってるような気も。まあ、これは素人の印象なので、耳が肥えた人にはまた異なる感想もあるかと思うのですが。
 しかも、演奏時間も1時間近い。途中で寝てしまうんじゃないかなぁと心配でした(おいおい)。

 でも、フタを開けたら意外と大丈夫でした。やっぱりナマのオーケストラの迫力は半端ない。思っていたよりはるかに楽しめたのは嬉しい誤算(?)でした。


 そしてアンコールは「真っ赤なスカーフ 交響組曲版」のコンサート・バージンかな。またしても目から汗が流れ出した(T_T)。
 もうこのメロディーを聴いただけで、ああ、魂が・・・(以下略)。


 ヤマトのコンサートも、思えばかなり参加してきました。吹奏楽メインのものもあって、これも嫌いじゃないけれど(ちなみにかみさんは吹奏楽が大好きみたいです)、やはり弦楽器の音色は素晴らしく、何物にも代えがたいものがあります。あと何回、こういうコンサートが聴けるのかは分かりませんが、できる限り参加したいものだとの思いを強くして、会場を後にしました。


 最後にちょっと余計なことを。
 会場に、ヤマトの艦内服のコスチュームを着た人がいました。胸に何かを抱えてるので、何かな?と思ったら、故・松本零士氏の写真のようです。
(あとでネット検索したら、その人のものと思われる画像がX(旧Twitter)に上がってましたね)。
 遠く時の輪の接するところで、偉大なるクリエイターだった松本零士氏にも、今日の演奏が届いていることを祈ります。


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