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志村けんさん ご逝去 [日々の生活と雑感]


昨日(3月30日)、この日は私の仕事がない日だったので
母(80代)と一緒に墓参りに行く予定でした。
しかし先週末から「外出禁止」というお達しが出ていたこともあり、
朝に母と電話で話して、とりあえず延期しようと決めた直後に
志村けんさんの訃報が飛び込んできました。

幼い頃からTVで観ていた人で、大いに笑わせてもらった人。
その志村さんがコロナウイルスでお亡くなりに。
その衝撃はちょっと言葉に尽くせないものがありました。


訃報の後、彼の生前の ”お笑い” に対する姿勢を報道するTVや新聞、
ネット記事を読んでいて、ちょっと感じたことを書いてみます。

私は20代後半あたりから、漫才師がネタ披露をする番組を除いて
お笑いバラエティ番組をほとんど観なくなってしまいました。

とくにここ数年顕著な、若手の芸人に罰ゲームみたいな苦行を強いて
それに悪戦苦闘する様子を映し出す番組が苦手なんです。
あれは ”芸を笑う” のではなく ”芸人を笑う” 番組ですよ。

21世紀の現代では、それが主流なのかも知れません。
実際、視聴率も取ってるようですから需要もあるのでしょう。
その手の番組が大好きな人もいるでしょう。
それについて文句を言うつもりもありません。
私の ”笑い” に対する感覚が古いのでしょう。

お笑いで人気が出ると、いつの間にか番組のMCに納まったり
文化人ぽくなったりして、ネタの披露もしなくなってしまう。
そんな芸人さんが多い中で、志村さんは
最後まで現場に拘った人でもあったのでしょう。

往年の志村さんのコント番組では、
わずか30秒のシーンの収録に2時間かかることもあったとか。
緻密に計算され、周到に準備された笑い。
今の時代、ネットに浸食されて経営が傾きつつあるTV局には
そんなものを創り上げる資金も時間も余裕も無いのかも知れません。

やたら2時間3時間の長時間バラエティ番組が幅をきかすのも、
制作費を浮かすためそうですから。

志村けんさんの番組作りは、TVが絶頂期だったからこそ
可能だった部分もあったと思います。
そのTVがいま斜陽期にある。
大げさな表現をすると、彼がいなくなってしまったのは
日本のお笑いの、一つの時代の終わりのようにも感じられました。

・・・年寄りの愚痴みたいなってきたのでもう止めます。

志村けんさんのご冥福をお祈りいたします。

献花の代わりに、今日見つけた桜の写真を・・・
20200331.jpg

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mojo

鉄腕原子さん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2020-04-01 23:09) 

mojo

@ミックさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2020-04-01 23:09) 

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