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アラジン (実写版) [映画]


私はめったに舞台作品というものを見に行かないんだけど、
その数少ない作品の中のひとつがこの「アラジン」。

劇団四季版のこれは良かった。
「もう一度観に行きたい!」って強烈に思ったもんねえ。

 でも結局、現在に至るまで観に行けてないんだが(笑)、

そんなわけで(どんなわけだ)映画版「アラジン」である。

aladdin.jpg

1992年のアニメーション映画のリメイク版兼実写化作品とのことで
舞台版の映画化ではない。

孤児の青年アラジンが、魔法のランプの精ジーニーのおかげで
某国の王子に変身、アグラバーの王女ジャスミンに会いに行き、
そこで悪役の国務大臣ジャファーと対決する、
という大筋は同じだが細部は大分異なる。

いちばんの見所は、やっぱりCGを駆使した派手な演出と映像だろう。
舞台では絶対再現できないような場面をふんだんに見せてくれる。

映画の最初から最後まで、上空からの俯瞰、下からの煽りと
様々なカメラアングルを駆使した迫力満点のシーンが満載だ。
特に、アラジンとジャスミンが魔法の絨毯に乗って
夜空を飛び回るところが圧巻だろう。

この絨毯がまた ”いいキャラ” で、劇中で大活躍するんだが
このへんもまた、舞台では再現できないところだよねえ。

舞台版では、アラジンには友人が何人かいたが
実写版ではそこはばっさりカットされ、
代わりといっては何だがジャスミンの侍女ダリアが
オリジナルキャラとして登場、ジーニーとの絡みを見せる。

最初から最後まで楽しい作品なので、大ヒットしているのも頷ける。


私は1992年版アニメ映画は未見なので、
「アラジン」に触れたのは劇団四季の舞台版が最初。

これを観たとき、ジーニーの性格にびっくりしたのを覚えている。
ランプに1万年も閉じ込められていたとは思えないくらい
とにかく明るく陽気で、やたらジョークを飛ばしまくるという
強烈なキャラで、登場した途端に舞台の雰囲気を一変させてしまう。
さらには、歌もダンスも超絶に上手い。
(これはジーニー役に限らず、登場する人たち全部にあてはまるが)

いやあミュージカル俳優さんってすげぇなあ・・・って思ったよ。

そして、実写版でのジーニーの性格が
舞台版と全く同じだったことに笑ってしまった。

 ただまあ、どんなメイクをしても、どんな衣装を着ても、
 ジーニーがウィル・スミスそのものにしか見えないのはご愛敬だが(笑)。


映画版を観て、また劇団四季版が観たくなってきたんだけど
この映画のヒットのおかげで、
またチケットが取りにくくなったんだろうなあ・・・


ちなみに、映画は吹替版で観た。
ジーニー役の山寺宏一の完璧さはもう言うまでもないところで
本作でも絶品の演技だ。

その他のキャストもみな文句のない出来でたいしたもの。
ジャスミン役の木下晴香は若手ミュージカル女優、
アラジン役の中村倫也も歌が達者なのに驚いたよ。

歌こそ歌わないが、国王役の菅生隆之も第一声ですぐに分かった。
ダリア役は沢城みゆき。彼女ももはやベテラン声優の域だね。

観ているときは分からなかったけど、ジャファー役はなんと北村一輝。
意外だったけど、これも上手かったよ。


ディズニーは、吹替版のキャスティングにまで関わるって聞いてたけど
流行に乗ることもなく、実力のある上手い人を選んでると思う。
他の映画会社も見習ってほしいなぁ。

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コメント 4

mojo

はじドラさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2019-07-07 21:53) 

mojo

@ミックさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2019-07-07 21:54) 

mojo

鉄腕原子さん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2019-07-07 21:54) 

mojo

xml_xslさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2019-07-07 21:54) 

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