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「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章」感想・・・のようなもの その7 [アニメーション]


※ネタバレ全開です。未見の方はご注意ください。

▼第14話「ザバイバル猛攻・テレサを発見せよ」(前編)

■テレザート星攻防戦 Part.II

BGM「ヤマト渦中へ」に乗せて上昇するヤマト。
追いすがるように砲撃が。これはテレザートの地上から?
ヤマトの主砲が反撃する。

「ヤマトは来た。不思議なもの。何が彼らをそこまで駆り立てるのか」

そりゃアナタがたがテレザートに関わってるからでしょう。
何がガトランティスをそこまで駆り立てるのか知りたいから。

砲撃していたのはメダルーサ級改造型地上戦車。
初期の設定では多脚戦車だったはずなんだが、どうしてこうなった。

そして佇むザバイバル。
かみさん曰く「毘沙門天みたいな人ね」「おお、言われてみれば」

機動甲冑はニードルスレイブ相手に奮戦。
第11番惑星の鬱憤を晴らすかのようだ。
「キリがねえったら。
 前衛は正面から来るニードルを、後衛は上空の敵を狙え!」

ブースターにもたれかかる鶴見。脇腹に負傷してる。
そこへテレサのコスモウェーブが。
「"縁" が・・・あるのです。
 "縁" の力があのフネと私たちをつないでいる」

■まこと、世はままならぬ

テレサの球体の前に現れるのはテレザートにいた僧侶たちの霊体?

「亡霊どもが。性懲りも無く」
「テレザート首尾艦隊の壊滅を確認。
 ゴーランドタイプ、二体とも生命反応途絶」

ゴーランドタイプ、ですか。ザバイバルタイプとかバルゼータイプとか
ズォーダータイプなんてのもあるのだろうか。

「全師団集結! 先に降下した部隊もろとも殲滅! わしも出る!」

霊体が消滅する。

「まこと、世はままならぬか」
「それまでは命の充実、生きる望みを味わわせてもらうぞ、ヤマトよ!」

ここの台詞、最初は意味がよく分からなかったんだが
シナリオ集ではこの二つの台詞の間に「わしもじきに追いつく」ってある。
自分も遠からず "そっち" へ行くぞ、ってことだったのだね。

テレザート直掩のミサイル艦隊が全滅し、ヤマトが健在であるなら、
制空権を失った地上部隊は劣勢を強いられるだろう。
この段階で敗北を覚悟していた、ってことなのか。

■岩盤破壊部隊発進

ヤマトはテレザート外周に到達 
「第二次降下隊、全機発進!」コスモゼロが発艦する。

この時、古代と雪が第一艦橋にいないので
代わって南部・西条・北野が配置についてる。
そして真田の横にはキーマンが。何をしてる?
たしかキーマンの席ってアナライザーの横だったような。

「岩盤を崩すのならヤマトからでもできるのでは」
「主砲ではパワー不足、波動砲ではテレザートも破壊する結果になる」

発進するのはコスモタイガー+機動甲冑、
コスモゼロ+波動掘削弾+機動甲冑の組み合わせ。

「副長が開発した波動掘削眼に頼るしかない。古代たちを信じろ」

なんだかんだ言ってもヤマトのクルーの能力は認めているのだね。

■山本に生存フラグ?

横たわった鶴見に歩み寄る山本の機動甲冑。

「あ きら さん」「しゃべらないで」
「助かりますよ あきらさんは 大丈夫だって あの人が」「あの人?」

あの人とはテレサのことだろう。こんなに早々と
山本に生存フラグが立ってしまうのも "大人の事情" なのか(笑)。
いや、私もタマちゃんには死んで欲しくないんだけどね。

■機動甲冑vs地上戦艦

「9時方向より敵、メダルーサ級改造型地上戦車群」

この地上戦車、キャタピラないくせにキャタピラ音がするのはなぜ?
山本を後方に残し、永倉たちはメダルーサ級の迎撃へ。

「散開! 各個にぶちのめせ!」

なんと巨大戦艦相手に無双を演じる。
元々が戦艦だから、そもそもあんな小っこいものを
相手にすることは想定してないのかもしれないが
それにしても機動甲冑ちょっと強すぎないか(笑)。

そしてブリッジが無人であることに気づく永倉。
このあたりから流れる新BGMは「大帝ズォーダー」の別アレンジか。

機動甲冑が積んでるパルスレーザー砲はたぶんヤマトと同じもの。
「星巡る方舟」でもメガルーダを蜂の巣にしてたやつだ。

「こいつら無人だ! 艦橋の制御システムを狙え」

しかし、いくら無人とはいえ、ちょいと脆すぎないか。
画面は派手に銃撃や爆発が連続するが、
無人艦相手ではいささか緊迫感に欠ける。
第一陣を一掃するが、すぐさま新手が現れる。

「副隊長、10km先に敵の増援部隊多数」
永倉さんいつの間にか副隊長を拝命してた。
「なんだと・・・こんなに」
「どうする副隊長?」
「決まってるだろ、奴らをこれ以上近づけるな」
「了解、ヤマトのクルーを死なすわけにはいかねえもんな」
「ようやく借りが返せるってもんだ」
「そういうこと」「一度はなくした命だ」

いかにも "昭和" な台詞が聞こえてくるが
福井氏はこういうの好きそうだよなあ。私も嫌いじゃないし(笑)。
玉砕覚悟の空間騎兵隊だが、そこに割って入るのは

「まてまて永倉! 遅れてすまねえ!
 全員今すぐそこから離れろ!  急げ!

上空から迫る巨大岩塊。「これでも喰らえ!」
岩塊に押し潰される地上戦艦群。

このシーン、初見時は「えー!」って驚くばかりだったが
冷静になって考えるといろいろおかしい。

あんな巨大な岩塊を機動甲冑くらいの推力で押し出せるものなのか、
テレザートの地表に落ちてきたのなら、
あんなゆっくりではなくもっと速度があるのではないか・・・

 テレザートの地表が何Gなのかわからないが
 周囲をあんな岩盤に被われていれば
 その質量のせいで案外低重力なのかも知れないし・・・
 とかいろいろ悩んでしまう。

まあ、わかりやすさという面では良いのかも知れないが
かなり無理矢理で強引な演出ではある。
空間騎兵隊の見せ場をつくりたかったのだろうが、
ここは素直にコスモタイガー隊の航空支援でよかったと思う。
第四章ではほとんど出番がなくて、
たまにあっても機動甲冑の運び屋だったりキーマンの護衛だったり。
もっと戦闘に加わって欲しかったし。

■反射衛星砲、ふたたび

「んふふふ、やりおるわ。
 だが人間がそうするときは決まって裏があるもの」

スクリーンに映るのは波動掘削弾とコスモゼロ。

「ヘルベスティア砲、発射!」

ここから、反射衛星砲の時と同じBGMが流れるのが律儀。
中継衛星を経由して岩盤上へ着弾。しかし外れる。

「ええい、命中精度が甘い!」
「ヤマトの波動砲により中継システムの半数を喪失、現状が最高精度です」
「しょせんは奴らのコピーに過ぎぬということか、くそ!」

反射衛星砲が第二射を放つ。そのビーム光を見るヤマトのクルー。

「反射衛星砲?」「なんで」「ガミラスの技術を盗んだのか?」
「奴らはガミラスの科学者を捕虜にして兵器を開発している」
「キーマン中尉、もしそうなら基本制御も
 ガミラスのものが流用されているはずだ」

ツヴァルケで出撃するキーマン、援護は加藤。

「衛星を1つずつ潰している時間はない。狙うべきは中継制御衛星」

地表では戦艦群が一斉射を放つ。そして反射衛星砲は第三射へ。
「危険です、非難を!」西条が叫ぶ。しかし真田は粘る「あと少し」

「あれか」制御衛星を発見したキーマン。「完全にコピーされている」
衛星の制御を手中にして
「人の物を盗んで、勝手に使うような奴らは、お仕置きだ!」

衛星砲第四射。しかしそのビームは地上戦艦群を一掃することに。

「なんだと!」

一方、岩盤では設置作業完了。「爆破まで300秒、よし、待避だ」
ここでコスモシーガルで降下してくる雪。負傷者の収容か。
でも、わざわざ彼女が出てくる必要はあるのか?  それとも
彼女がシーガルの操縦ができることを示しておく伏線なのか?

「総員に告ぐ! 速やかに会合地点に集結せよ!」
「てめえら聞こえたな、じきに岩盤が吹っ飛ぶ。地表への影響も」
「隊長!」
ザバイバルの旗艦がゆっくりと回頭する。
「真打ち登場・・・てか」

■ザバイバルvs斉藤

旗艦が衛星砲を水平に斉射、地表をなぎ払う。
空間騎兵の機動甲冑はほとんどが機能不全に陥る。

「全員ただちに撤収、第二波が来る前にずらかるぞ。永倉」
「はい隊長」「先に行っててくれ。すぐに追いつく」

不安げに見送る永倉。この人、新キャラの中でも一、二を争うくらい
大好きなんだけど、最終決戦で斉藤と運命を共にしそうで辛い。

そして波動掘削弾が炸裂、
崩壊する岩盤の間をシーガルと機動甲冑がヤマトへ向かう。

「衝撃波、惑星全土に拡大。封印岩盤が連鎖的に崩壊している模様」

単騎で旗艦に突撃をかける斉藤、ブリッジへ突入。
すかさず機動甲冑から降り、ザバイバルに格闘戦を挑む。
さすがにザバイバルは強い。斉藤の襟首を締め上げて

「ザンツ・ザバイバル。それがわしの受け継ぐ名だ。貴様は?」
「斉藤始。お前らに部下を殺された空間騎兵だ」

崩壊した岩塊が周囲に渦巻く中、二人の肉弾戦が続く。
ザバイバルは顔面パンチを喰らうと鼻が赤くなる。
ということはガトランティス人の血液も赤いのか?
反撃されて倒れ込む斉藤、
しかしこの時既に相手の胸の剣を奪っていたんだね
落ちた銃を手にしたのはザバイバル。
このとき斉藤の右手が身体の下にあって見えないのがミソ
銃を構えるザバイバル。斉藤は絶体絶命。
しかし艦に振動が走る。その一瞬を突いての斉藤の必殺の一手。
自分の胸に刺さったナイフを観て、ゆっくり斉藤に歩み寄る。
目が血走り、自爆の前兆を示す。

「自爆ぅ? ふざけんじゃねえ!」

斉藤はザバイバルと共に艦外へ落下、主砲の砲身上へ。
次の瞬間、跳びすさって離れる斉藤。
立ち上がったザバイバルは、このとき眼を瞑って
何事か考えているように見えるんだが、案外、
このときズォーダー(あるいはその諜報システム)からの
指示があったのかも。精神感応によるものなのか、
被っている軍帽(?)の中に通信機でもあったのかはわからないが。

目を見開き、ゆっくりと後退して身を投げ、やがて閃光の中に消える。
「なんだってんだい、ばかやろう」
そこへ、斉藤をピックアップするべくコスモゼロが飛来。

(つづく)

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mojo

鉄腕原子さん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2018-02-28 20:22) 

mojo

@ミックさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2018-02-28 20:22) 

めとろん

mojoさん、こんばんは。

私はこの14話前編では何と言っても、反射衛星砲~「お仕置きだ」の流れです(そこなのかーw

ネットの感想でも一部見られましたが、それまで(波動砲を)「みんなで撃つ」みたいな流れが、一挙に「お仕置き」の一言に持って行かれたような...

でも、いくらガミラスのコピーだからと言っても、セキュリティーがあんなにザルで、キーマンに簡単に開けられてしまうのは如何なものかと(笑)

ちなみに、今回の第四章では、「ちくわ」「反射衛星砲」「最後と次回予告の総統の名台詞」で劇場(上野の初日)で思わず声を上げてしまったのは私です...



by めとろん (2018-02-28 22:26) 

mojo

めとろんさん、こんばんは。

>何と言っても、反射衛星砲~「お仕置きだ」の流れです(そこなのかーw
>一挙に「お仕置き」の一言に持って行かれたような...

いやあ、よりによって反射衛星砲ですか(笑)。
たしかに「お仕置きだ」は名台詞になるかも知れませんが・・・
私は14話のAバートでは永倉さんを追っかけるのに一生懸命で(おいおい)。

>セキュリティーがあんなにザルで、キーマンに簡単に開けられてしまう

それはちょっと思いましたが、初見の時は
11~13話にかけてのノリと勢いにすっかり呑まれてた(笑)せいか、
あんまり気になりませんでしたよ。

>「ちくわ」「反射衛星砲」「最後と次回予告の総統の名台詞」で
>劇場(上野の初日)で思わず声を上げてしまったのは私です...

個々の演出の善し悪しはあるかも知れませんが
総じて観ている者を引き込む力はある作品ですよね。
そして次章へのヒキもバッチリ。
そしてやっぱりデスラーは千両役者なのを実感しますね。

ありがとうございました。
また、よろしくお願いします。

by mojo (2018-02-28 23:33) 

お名前(必須)

戦車はキャタピラだとCGの難易度が高いので多脚戦車にしようとしたのですがデザリアム帝国の三脚戦車と被るので今の形になったそうです。

被るとマズいって事はつまり・・・。
by お名前(必須) (2018-10-08 18:10) 

mojo

お名前(必須)さん、初めまして。

コメントありがとうございます。

>戦車はキャタピラだとCGの難易度が高いので

私はCGには疎いのでなんとも判断がつかないんですが、
そういうもんなんですかねえ。

女子高生が主役の某アニメなんて、
戦車がばんばん出てきますけどねぇ・・・

>多脚戦車にしようとしたのですが

最初はそうだったらしいですね。
BD付録のシナリオ集にもたしか出てきたような・・・

>デザリアム帝国の三脚戦車と被るので今の形になったそうです。

今回の都市帝国もけっこうデザリアム星と被ってる気もしますが(笑)。

>被るとマズいって事はつまり・・・。

ネットの噂では、次シリーズの準備が始まっているとかいないとか。
それが、まさかまさかの「暗黒星団帝国編」なんですかね。

でも、「暗黒」をリメイクするなら「彗星帝国編」以上に
大規模な改変が必要になるのではないかなぁ・・・

まあ、どちらにしろ最終章が公開される頃(たぶん来年2月)には
明らかになるでしょう。

私としては今回の「2202」できっちり終わってもらった方が
いいんじゃないかって思ってるんですが、
続編が決まったら、それはそれで心が騒ぐのでしょうねぇ・・・

ありがとうございました。
また、よろしくお願いします。

by mojo (2018-10-09 00:07) 

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