星読島に星は流れた [読書・ミステリ]
天文学者サラ・ローウェル博士は、
彼女が所有するボストン沖に浮かぶ孤島、
《星読島》(ほしよみじま・スターゲイザーズアイランド)で
毎年、天体観測会を開いていた。
彼女が所有するボストン沖に浮かぶ孤島、
《星読島》(ほしよみじま・スターゲイザーズアイランド)で
毎年、天体観測会を開いていた。
この島にはなぜか数年に1回という超高頻度で隕石が落ちてくるという。
そしてその隕石は観測会の参加者の一人にプレゼントされるのだ。
そのため毎年、参加希望者が殺到していた。
そしてその隕石は観測会の参加者の一人にプレゼントされるのだ。
そのため毎年、参加希望者が殺到していた。
観測会に応募していた医師・加藤盤(ばん)は、
高倍率を突破して島に招待されることになる。
高倍率を突破して島に招待されることになる。
参加者は彼を含めて7名。
サラ博士の教え子でNASA職員のエリス・バーナード、
日系アメリカ人で情報工学博士号を持つ天才少女、
美宙(みそら)・シュタイナー、
隕石回収業者のコール・マッカーシー、
ニートのデイヴィッド・グロウ、
スミソニアン博物館職員のアレク・クレイトン博士、
陰鬱な雰囲気を漂わせる女性、サレナ・カーペンタリア。
サラ博士の教え子でNASA職員のエリス・バーナード、
日系アメリカ人で情報工学博士号を持つ天才少女、
美宙(みそら)・シュタイナー、
隕石回収業者のコール・マッカーシー、
ニートのデイヴィッド・グロウ、
スミソニアン博物館職員のアレク・クレイトン博士、
陰鬱な雰囲気を漂わせる女性、サレナ・カーペンタリア。
もし隕石が見つかったら、誰に贈られるかはサラ博士の胸三寸。
隕石の大きさによってはひと財産になるため、参加者の間には緊張が走る。
そんな中で迎えた滞在3日目の朝、参加者の一人が死体で発見される・・・
隕石の大きさによってはひと財産になるため、参加者の間には緊張が走る。
そんな中で迎えた滞在3日目の朝、参加者の一人が死体で発見される・・・
孤島という非日常の世界を舞台にしたクローズド・サークルもの。
大向こうを唸らせるような派手な作品ではないけれど
きっちりつくられた本格ミステリ、という雰囲気。
孤島という変化の少ない舞台なのだけど
視点人物となる加藤のもつ悲劇的な過去をはじめ、
登場するキャラそれぞれが抱えた複雑な事情が
物語の進行とともに明かされていき、単調になりがちな展開を救って
終盤へ向けての興味をつないでいく。
視点人物となる加藤のもつ悲劇的な過去をはじめ、
登場するキャラそれぞれが抱えた複雑な事情が
物語の進行とともに明かされていき、単調になりがちな展開を救って
終盤へ向けての興味をつないでいく。
エピローグでは、事件解決後に生き残った人々が
再び日常の世界へ戻ったあとの生活が語られる。
ここのエピソードでちょっぴりほっとさせてくれるので、
読後感は悪くない。
再び日常の世界へ戻ったあとの生活が語られる。
ここのエピソードでちょっぴりほっとさせてくれるので、
読後感は悪くない。
鉄腕原子さん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。
by mojo (2018-02-15 21:53)
31さん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。
by mojo (2018-02-18 21:57)