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「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」第二章 感想・・・のようなもの その5 [アニメーション]

※ネタバレ全開です。未見の方はご注意ください。

第5話「激突!ヤマト対アンドロメダ」(前編)


■演習中のアンドロ軍団

地球防衛軍の主力艦隊は木星圏で演習中。
眼下にある木星の表面には巨大な "大白斑"。
ネットで拾った情報によると、これは4年前に
ヤマトが浮遊大陸に向けて波動砲を撃った跡らしい。

言われてみればなるほどで、このあたりも細かく設定されてるんだねえ。

そして艦隊から離脱する旧ヤマト航空隊。
総計8名とのことで、ちょっと少なくないかなぁとも思った。
加藤を入れても9名と、二桁に足りないんだから。

でも、太陽系の他の場所に配属されてる者や、
負傷とかのもろもろの理由で
退役したりパイロットを辞めてる者だっているだろうから
これくらいが順当なのかも知れない。


■加藤夫妻

まさか真琴ちゃんに泣かされる日が来ようとは。

「2199」ではお色気&ギャグ要員としての出番が多かった彼女だけど
母になってからの今作では、加藤の良き妻として描かれている。

第3話で、ヤマト発進の理由をいろいろ考えてみたけど
ここで真琴ちゃんが語る「順番だよ」って言葉が
いちばんすんなりと心に入って来る気がする。

女性の目から見たらまた違う意見もあろうかと思うが、
男目線で見ると実によくできた嫁になってる。

「カッコいい父ちゃんでいてよ」
この時の抱擁が、今生の別れになりませんように。


■キーマン参戦

アンドロ軍団を脱走したコスモタイガー隊を
アポロノームの航空隊が追撃する。

そこに現れたのが大使館仕様のツヴァルケ。
搭乗するのはキーマン。
撃ったのは照明弾かと思ったが
実は強烈な電磁パルスを発生する武器だったらしい。

レーダーもミサイルも使えない。使えるのは機銃だけ。
そうなんだけど、タマちゃんが撃つのはビーム砲だったりと
まったく容赦がありません。まさに "ねじ伏せて" ますね(笑)

追撃を振り切ってヤマトに到着して収容されるが
ついでにキーマンも割り込んでくる。

「乗せろ、いいから」
うーん、あの神谷ボイスで言われたら
なんだか逆らえないような気がするから不思議。

島の取りなしもあってヤマトに乗艦を果たす。
さて、彼の目的は何か。

第三章以降に向けてどんどん布石が打たれていく感じですね。


■回転防禦! アステロイド・ベルト!!

旧シリーズ第1作で使われたアステロイド・リングだけど
ここでこう使ってくるとは。

「2199」で出渕監督が
「使えるシチュエーションが思いつかなかったのでカットした」
って言ってた気がするが、
ヤマト発進直後で整備が十分でなく波動防壁が使えない、
という状況を設定することで見事に復活。
実際、ビジュアル化するととても面白い。

 アステロイド・シップ形状の艦首を見て
 「おお、デスシャドウ号!」って思った人は私だけではあるまい。
 こんなところにも松本零士リスペクトが。

アンドロメダの砲撃で次第に撃ち減らされていくのも良くできていて、
緊張感を盛り上げる。
ただ、CGを作ったスタッフはたいへんだったろうなあと思う(笑)。

たかがアステロイドを排除するのに
ずいぶん砲撃回数が多いなあって思ったが
アンドロメダに与えられた命令は「ヤマトを確保する(止める)」こと。
「撃沈せよ」ではないのだから、
ここでの主砲は出力をかなり抑えてあって、
ヤマトの足を止めることを優先してたと推察する。


■激突!

これ、よく見るとヤマトは真っ直ぐ進んでいて、
アンドロメダの方が横に動いて
押し切られている(道を譲っている?)ようにも見える。

実際は質量もエンジン出力もアンドロメダの方が上なのだろうから
逆になりそうな気もするが、演出上はこれが正しい。
古代、そしてヤマトクルーたちの
揺るぎない信念を示すシーンだろうから。

すれ違いざまに振り返る古代と山南。
これは「2199」での沖田vsドメルの再現なのだろう。
このとき、山南が最後に口もとを緩めてふっと笑うのがいい。


■山南のキャラ

旧作では、映画「ヤマトよ永遠に」でヤマト第三代艦長になったが
キャラデザはなんだか日焼けして太った(失礼!)土方みたいで
活躍シーンもほとんどなく、今ひとつ印象に残らなかった。

「2199」での山南は沖田や土方のもとで
「きりしま」の艦長を務めていて
なんとも飄々とした雰囲気を漂わせていた。
キャラデザも旧作とは大幅に変えられていて
このあたりは土方とのキャラかぶりを回避するためだろう。

それが「2202」第1話でなんとアンドロメダの艦長として登場。
厳めしいオーラを発散させていて「性格変わった?」って思った。

しかし今回は「浮世離れしていけませんな」とか
「ま、成り行きだよ」とかの台詞で、
ああ本質は変わってないんだなあ、と安心した。

第5話ではアンドロメダを率いてヤマトの前に立ちはだかり、
古代の挑戦を正面から堂々と受けて立つ。
沖田の後輩、って設定がリメイクでも生きていれば
古代にとっては "兄弟子" 的な立ち位置だといえるだろう。
「俺を突破するくらいの気概を見せろ」ってとこか。

そしてすれ違いざまにニヤリと笑い
「あんたの息子はとんだ頑固者だ、沖田さん」

心情的には、古代たちの気持ちもわからんではないが
立場上、すんなり通すわけにも行かない。
この対決で、山南は古代の覚悟のほどを試したのだろう。
旧作での影の薄さが嘘のような大活躍だ。

 ガトランティスとの決戦で生き残れたら
 リメイク第3シリーズで文句なくヤマト艦長になれそう。
 もっとも、ヤマトのリメイクは
 「2202」で終わり、って噂もあるらしいが。


(続く)

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コメント 4

mojo

はじドラさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。
by mojo (2017-07-23 01:08) 

mojo

@ミックさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。
by mojo (2017-07-23 01:08) 

mojo

鉄腕原子さん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。
by mojo (2017-07-23 01:09) 

mojo

middrinnさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。
by mojo (2017-07-23 01:09) 

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