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本好きへの50の質問 その4(31~40) [読書全般]

「本好きへの50の質問」への回答、その3の続きです。

質問の提供サイト様はここです。


31. 季節を題材にしたもので印象的な作品を、春夏秋冬それぞれ
 あげてみてください。

 春:「絡新婦の理」(京極夏彦)
  いちおう春のイメージということで・・・
  "百鬼夜行シリーズ" って面白いんだけど、長すぎると思うんだ。
 夏:「インベーダー・サマー」(菊地秀行)
  初読の時はものすごく感動したんだけど、
  20年後くらいに再読してみたら・・・あれ?
  歳を取って感性が鈍るってこういうことなのか・・・
 秋:うーん、思いつかない・・・
 冬:「ホワイトアウト」(真保裕一)
  刊行当時、"雪山版ダイ・ハード" とか言われてたけど、
  本家を超えるアクションとサスペンスと感動でした。
  個人的には真保裕一のベスト1で、和製冒険小説でも屈指の作品。


32. 時間をテーマにした作品で、印象的だった作品を教えてください。

 タイムトラベルSFもけっこう読みましたけど、
 やっぱり大学の頃に読んだ豊田有恒の初期の時間ものかなあ。
 「モンゴルの残光」とか「退魔戦記」とか。
 特に前者は、過去の改変によって生じる、
 分岐したもう一つの歴史の内容に衝撃を受けました。


33. スポーツをテーマにした作品で、印象的だった作品を
 教えてください。作品の魅力は、どんなところですか。

 あまりスポーツをしない人間で、スポーツに関する小説も
 ほとんど読まないので答えにくい質問ですねぇ。
 えーと、記憶の底を引っかき回してみると・・・あった!
 「ウインブルドン」(ラッセル・ブラッドン)ですね。
 (私が読んだのは新潮文庫版だったかな。
  今月末(2014年10月末)に創元推理文庫で再刊されます。)
 純粋なスポーツ小説ではなく、サスペンスですね。
 友の命を守るために大奮闘をする青年が描かれます。
 その舞台はタイトル通り、ウインブルドンのセンターコート!
 思い起こせばこの小説、
 内藤陳の「読まずに死ねるか!」で知ったんだよなあ。
 内藤さんにはたくさんオモシロ本を紹介してもらいました。合掌。


34. 伝奇という言葉から浮かぶ作品を教えてください。

 もう伝奇と言えば半村良。半村良と言えば「妖星伝」でしょう。
 最終巻がなかなか出なくて読めなかったことを覚えてます。


35. 学生の姿がリアルにかかれている作品を教えてください。
 作品の魅力は、どんなところですか。

 私自身、まともな学生生活を送っていた自覚がないので
 どんな学生がリアルなのかがよくわかりません。
 好きなジャンルがミステリとSFなので、
 あまりリアルすぎるのも作品にそぐわない気がします。
 そうはいっても、青春まっただ中なのですから
 勉強でも部活でも、何でもいいので、とにかく
 一生懸命に何かに打ち込んでいる学生が出てくれば
 楽しく読めます。
 恋愛描写もキライではありませんが、
 ドロドロしたものは読みたくはないです。
 学生の分際でなんじゃあ、なんて思います。
 やっぱ私は古~い人間なんですねぇ。
 スミマセン、答えになってませんね。

36. 異世界という言葉から連想する作品を教えてください。

 ヒロイックファンタジーですね。
 まず思い浮かぶのは「グイン・サーガ」(栗本薫)。
 100巻を超えてますが私自身は20巻あたりでギブアップしました。
 栗本さんはお亡くなりになりましたが、他の作家さんが書き継いで
 続巻が出てますよね。
 退職して時間ができたら、改めて1巻から読んでみようかなぁ。
 「エルリック」とか「エレコーゼ」とかもいろいろ読みましたけど
 やっぱり「アルスラーン戦記」が面白かったなあ。
 これも、完結したら頭からもう一度読もうと思ってるんですけど
 いつになるのでしょうね・・・


37. 都会を舞台にしているもので、印象的な作品を教えてください。
 その作品の魅力は?

 あまり都会とか田舎とか意識して読んだことないので・・・
 「新宿鮫」(大沢在昌)は一時期好きで5巻目くらいまで読んだかなあ。
 そのあとはなぜかくじけましたが・・・
 "都会" を舞台にすると暴力団とかマフィアとか麻薬とか銃とか
 話がノワール系に行きやすい気がして(←偏見です)。
 "都会" とは、遊びに行くところで住むとことではないって思ってます。
 私が今住んでるところも、適度に都会で適度に田舎でいい案配です。


38. 宇宙が舞台になっているもので、印象的な作品を教えてください。

 「宇宙戦艦ヤマト」がSFにのめり込むきっかけになった私にとって、
 宇宙が舞台のSFは大好きです。
 「燃える傾斜」(眉村卓)もなかなかスケールの大きな宇宙SFでしたけど
 もう一作挙げるなら「地球の汚名」(豊田有恒)ですね。
 あの "忠臣蔵" のストーリーを、星間戦争ものに仕立て上げたSFで
 なかなか壮大なスペースオペラが堪能できます。


39. 本に登場する乗り物のなかで、実際に乗ってみたいものは
 ありますか?(あれば、乗り物の名前と作品名を教えてください)。

 小説じゃないけどマンガ「ドラえもん」のタイムマシンだなあ。
 行くなら、高校入学か大学入学の時に戻って、
 その時の自分に活を入れてやりたい。
 「遊ぶなら遊ぶ! 勉強するときは勉強する!
  中途半端なことは止めて、もっと徹底的にやれ!」って。


40. 現実には無いけれど、持ってみたい……
 そんな、フィクションならではの能力はありますか?

 それはもちろん予知能力でしょう。
 何年も先なんて言いません。たった1日、いや数時間先でもいいです。
 それさえあれば競輪競馬とか百発百中で
 左うちわで暮らせるじゃないか・・・
 ああ、なんて小さい人間なんだオレは。


ミステリとSFばかり読んできて、
自分でも「読む本のジャンルが狭いよなあ」って思うんですけど
この「100の質問」や「50の質問」に答えてると
「けっこういろんなモノ読んできたんだなあ」とも思います。
これからどうしようかなあ。
新たなジャンルに挑戦するか、好きなジャンルを極めるか・・・
それもこれも、これから出会う本によりますかねえ。


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mojo

makimakiさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。
by mojo (2014-10-23 21:58) 

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