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「宇宙戦艦ヤマト2202」コンサート2019 ソノ・トキ・キミ・ト - Close to you tonight - に行ってきました(後編) [アニメーション]


第二部「BGMアレンジパート」開始。

○大志(若者よ大志を抱け)

「2199」制作時に「若者の曲がない」ということで
新BGMとしてつくられた曲。彬良さんのお気に入りみたいですね。
私の場合、この曲を聴くと
艦内食堂で飯を食っているクルーの姿が浮かんでくる(笑)。


○大帝ズォーダー
○テレサのテーマ

対称的な善と悪でありながら、突き抜けると案外寄ってくる的なことを
彬良さんが話していたような記憶が。

ズォーダーのテーマは「2202」のために書かれたもので、
やっぱり12話で流れたのが忘れられない。


■美しき(音楽の)大海を渡る

MCの中村さんは学生時代に吹奏楽部でフルートを吹いていたそうで、
彬良さんから突然の合奏リクエストという無茶振り。

平原まことさんの応援を得て二人組のフルートをメインにした
「美しき大海を渡る」の演奏が始まる。

これはプログラムにも載ってなかったので、サプライズらしい。
ほんとのサプライズなのか、盛り上げるための演出なのかわからないけど
中村さんの演奏もなかなか上手でしたよ。


○白色彗星メインテーマ

「この作品は『ジプシー(ロマ)』のメロディーに通じるものがある」
って彬良さんが語り、ピアノでブラームスの「ハンガリー舞曲」の
冒頭を弾き、つづけて「白色彗星」も弾いてみせる。
まあ、彬良さんが上手いのだろうけど、
続けて聞くとたしかに似てるような気もする。
パイプオルガン作品を少人数構成での新アレンジで聞かせる。


○翼~消えゆく命~

ヤマト航空隊長・加藤の息子、翼くんのテーマ。
旧作と違って ”守るべきもの” を背負った彼の葛藤も
「2202」ではストーリーの大きな要素となった。

なかなか哀惜あふれる曲で、曲の終盤が分からなくて
拍手のタイミングを間違えた人多数。私もそう。

「曲が明確に終わらないのは、命もまた終わらないってこと」だと
うまくまとめたのは彬良さんだったか中村さんだったか。


○デスラー襲撃
○ヤマト渦中へ
○果てしなき戦い

今回の ”一番の山場” だそうで、本来ならフルオーケストラで
ガンガン演奏する曲を、この少人数で実現してみせる、と。
どの楽器も目一杯に、コーラスもフル動員で盛り上げる。
やってみると、意外とできるもんだと思ったし、
たしかにオーケストラとは異なる味わいではある。

「デスラー襲撃」はお父さんの宮川泰さんの作品で、
「ヤマト渦中へ」はお父さんのメロディーを
彬良さんが「2199」のためにアレンジしたもので、
「果てしなき戦い」は彬良さんが「2202」のために書いたオリジナル。
時代の流れとともに、親子で受け継いでるのだなあとも思った。

とくに「果てしなき戦い」は、「ドッグ・ファイト」「大帝ズォーダー」
と並んで、「2202」の中でもトップクラスに素晴らしい曲だと思うし
これが流れた21話を最高に盛り上げていた。


○大いなる愛(導く魂)

言わずと知れた名曲なのだけど、なんと
コーラスの3人組に山寺宏一さんも加わっての演奏。
山ちゃんの、「ジャングル大帝みたいな」(by彬良さん)
朗々たるスキャットがホール全体に響き渡りましたね。


○Great Harmony ~ for yamato2199

ラストの締めは、平原綾香さん。
「星巡る方舟」のためのEDだったんだけど
「2199」~「2202」までのすべてのヤマトの物語の最後に流れても
違和感ない歌だなぁ・・・って聞きながら思いました。

そういえば「2202」の最終話にも、
このメロディーのBGMが流れてたな・・・

「方舟」の上映中は、かみさんと一緒に何度も映画館に足を運んで、
この歌を聴いたよなあ・・・なんて思い出も。


■告知

最後にいくつかの告知があって、中でも朗報は、
彬良さんがいよいよ「交響組曲」の製作に取りかかるそうで、
「来年中には ”かたち” にしたい」と。
ひょっとすると2020年にお披露目があるかも知れません。

今回、フルオーケストラ構成にしなかったのは
それを見越してたのかも?、と深読みしてしまいます。

そして最後には福井晴敏氏が登場して「2205」の情報を一部解禁。
そのへんは前の記事に書きました。


■宇宙戦艦ヤマト

そしてオーラスは、もうヤマトコンサートではおなじみの
観客全員での「宇宙戦艦ヤマト」大合唱です。

カラオケのイントロ(2202ver)が流れると、艦内はもう手拍子の嵐。
私も大きな声で歌いました・・・って言いたいのですが、
今回は途中で声が詰まってしまって・・・

歌い始める直前に「今年はヤマト第1作放映から45年」って言葉があり
「ああ、あれからもうそんなに経つのか」って気持ちになって。
歌いながら、45年前を思い出してしまいましたよ。

第1作のとき、私は高校1年生で・・・てのは
過去の記事ぼのあちこちで書いてますが、
とにかくあの頃からのもろもろを思い出して。

「ヤマト」という作品が本当に好きで・・・
「さらば」とか、いろいろあって・・・
距離を置いた時期もあったし・・・
「2199」で再び出会えて・・・
いま「2202」を終えて・・・
それでも ”ヤマトの旅” はまだ終わらずに、
未来へと続いていく・・・

”感極まった” って言うのですかね。
何かこみ上げてくるものがあって、
声が出なくなってしまいました。

こういう気持ちを味わえるとは、
ここに来るまでは想像もしてませんでした。

やっぱり「ヤマト」は素晴らしい。
そして「ヤマトの音楽」は素晴らしい。

改めて実感した夜になりました。
願わくば、これからもこんな機会に恵まれますように。


■コンサートを終えて

会場を出て渋谷駅に着いたら8:30を回ってましたから
正味2時間20分くらいでしたかね。
寄り道はせずにまっすぐ帰りました。
なにせ私もかみさんも明日は仕事があるので(笑)。


■ゴルゴ?

会場を出て渋谷駅まで歩きながら、かみさんが

「『ヤマト2205』の設定画が映ってるとき、あたしの前の方の人が
 『ゴルゴだ!』『ゴルゴだ!』って叫んでたんだけど何のこと?」

「はて? ヤマトには凄腕スナイパーは出てこないんだが・・・」

ってとんまな答えを返して、それきり記憶の底に沈んでたんですが
この記事を書いていて思い出しました。

「ひょっとして『ゴルバ』のことかいな?」

かみさんは「新たなる旅立ち」以降は見てないみたいなので、
たぶん聞き違えたのでしょう。

私の目では分からなかったのですが、ゴルバが出ていたのでしょうか?
かなりデザインが変わってたので分からなかったのかな?
なにせパラパラマンガみたいに(笑)パッパッて画面が替わるんだもの。
反射神経も視力も衰えてる老体には酷でしたよ・・・
まあ、これもそのうちに分かるでしょう。

しかし「ゴルゴ」と聞いて即座に「ゴルバ」って連想できないとは・・・
やっぱりボケが始まってるんでしょうかねぇ・・・(T_T)


■本日の戦利品

(1)入場の時にもらったチラシ詰め合わせ(笑)。

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・コンサートのBDが2020/3/27に発売!
・そのBDのA-on STORE(バンダイのネットショップ)用注文用紙
・スカパー「ファミリー劇場」でヤマトシリーズ一挙放送!
・「空母いぶき」DVD&BD発売告知
・宮川彬良さんの「超!ジルベスター・コンサート」の案内
 12/31すみだトリフォニーホールにて。目玉はなんといっても
 パイプオルガンとオーケストラによるオルガン協奏曲「白色彗星」。
 その他「2202」のBGMも演奏されるみたい。
・羽田健太郎「交響曲 宇宙戦艦ヤマト」CDの案内
・S.E.N.S.Project プロデュース作品の案内
・ありましのさんの紹介
・平原綾香さんのコンサート案内
・ダイナマイトしゃかりきサ~カス(今回のコンサートのコーラス担当)の
 ワンマンツアーの案内


(2)コンサートのパンフレット

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・西崎彰司氏からのメッセージ
・宮川彬良インタビュー
・PROGRAM、主題歌の歌詞、
・中村繪里子・ありましの・星野裕矢・山寺宏一・平原綾香の
 紹介&メッセージ
・参加アーティストからのメッセージ
・羽原信義監督による主題歌解説
・羽原信義×福井晴敏 ヤマト音楽を語る
・吉田知弘音響監督による2202新楽曲解説
・コンサートスタッフ一覧
・「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」2020年 秋 上映予定の告知
 &福井晴敏氏からのメッセージ


(3)コンサート2019 ヤマトクルーオリジナルセット
 ※下記のものをまとめて、
  コンサートロゴのついたエコバッグに入ってます(笑)。
 ※個々の品の絵柄はヤマトクルーのwebに載ってます。

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・コンサート2019 マフラータオル(約1100㎜×200㎜ 素材:綿100%)
  買ったはいいが使えないよなあ・・・
・コンサート2019 クリアファイル5枚組。
 (キービジュアル・ヤマト演舞・会報誌04号表紙・
 奏でる森雪・安らぎのキーマン&玲)  艦長3人組がすごくいい。
・コンサート2019 ポストカード5枚セット
  絵柄はクリアファイルと同じ
・コンサート2019 ラバーバンド (幅15㎜ × 内径203mm)
 うーん、これ、何に使うものなのだろう?(笑)

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