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2016年 今年読んだ本ベストテン [読書全般]

それでは、恒例のベストテン(ベスト30)の発表です。

毎回書いてますが、「○○より△△が下なんて納得できない!」等の
ご意見もございましょうが、これはあくまで私mojoの私見です。
なにとぞご寛恕のほどをお願いいたします。


第1位 聖刻群龍伝 龍晴の刻(全4巻) [千葉暁] (Cノベルスファンタジア)
第2位 空飛ぶ広報室 [有川浩] 幻冬舎文庫
第3位 土漠の花 [月村了衛] 幻冬舎文庫
第4位 村上海賊の娘(全四巻) [和田竜] 新潮文庫
第5位 図書館の魔女(全四巻) [高田大介] 講談社文庫
第6位 監獄島(上下) [加賀美雅之] 光文社文庫
第7位 『このミス』が選ぶオールタイム・ベスト短編ミステリー 赤/黒
         [連城三紀彦他] 宝島社文庫
第8位 聖女の救済 [東野圭吾] 文春文庫
第9位 真夏の方程式 [東野圭吾] 文春文庫
第10位 ガリレオの苦悩 [東野圭吾] 文春文庫

第11位 ウルトラマンF [小林泰三] 早川書房
第12位 宇宙戦争1941/1943/1945 [横山信義] ASAHI NOVELS
第13位 オービタル・クラウド(上下) [藤井太洋] ハヤカワ文庫JA
第14位 トワイライト・テールズ 夏と少女と怪獣と [山本弘] 角川文庫
第15位 キミは知らない [大崎梢] 幻冬舎文庫
第16位 ノエル - a story of stories - [道尾秀介] 新潮文庫
第17位 県庁おもてなし課 [有川浩] 角川文庫
第18位 ラインの虜囚 [田中芳樹] 講談社ノベルス
第19位 三匹のおっさん & 同 ふたたび [有川浩] 文春文庫&新潮文庫
第20位 大江戸恐竜伝(全6巻) [夢枕獏] 小学館文庫

第21位 怨讐星域(全3巻) [梶尾真治] ハヤカワ文庫JA
第22位 折れた竜骨(上下) [米澤穂信] 創元推理文庫
第23位 密室蒐集家 [大山誠一郎] 文春文庫
第24位 髑髏城 [ジョン・ディクスン・カー] 創元推理文庫
第25位 燔祭の丘 建築探偵桜井京介の事件簿 [篠田真由美] 講談社文庫
第26位 UFOはもう来ない [山本弘] PHP文芸文庫
第27位 機動戦士ガンダムUC11 [福井晴敏] KADOKAWA
第28位 フリーター、家を買う [有川浩] 幻冬舎文庫
第29位 これは王国のかぎ [荻原規子] 角川文庫
第30位 植物図鑑 [有川浩] 幻冬舎文庫

第1~6位までが星4つ半。第7~23位が星4つ。
第24位以下が星3つ半。


さらに、星3つ半の作品は31位以下に32作もあったので、
いちおうこれも紹介。こちらは順位なしで、読了順です。

1月
神子上典膳 [月村了衛] 講談社文庫
大空のドロテ(上下) [瀬名秀明] 双葉文庫

2月
儚い羊たちの祝宴 [米澤穂信] 新潮文庫
忍び道 利根川 激闘の巻 [ 武内涼] 光文社文庫
ウルトラマンデュアル [三島浩司] 早川書房
追想五断章 [米澤穂信] 集英社文庫
魔境の女王陛下 薬師寺涼子の怪奇事件簿 [田中芳樹] 講談社ノベルス
海から何かがやってくる 薬師寺涼子の怪奇事件簿 [田中芳樹]
      祥伝社NON NOVEL
太陽の石 [乾石智子] 創元推理文庫

3月
シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 [川瀬七緖] 講談社文庫
ラブコメ今昔 [有川浩] 角川文庫
吉野太平記(上下) [武内涼] ハルキ文庫
届け物はまだ手の中に [石持浅海] 光文社文庫
人魚姫 探偵グリムの手稿 [北川猛邦] 徳間文庫
金田一耕助、パノラマ島へ行く [芦辺拓] 角川文庫
雪月花黙示録 [恩田陸] 角川文庫

4月
神様の値段 戦力外捜査官 [似鳥鶏] 河出文庫
クローバー・レイン [大崎梢] ポプラ文庫
わたしたちがまだ少女と呼ばれていた頃 [石持浅海] 祥伝社文庫

6月
迫りくる自分 [似鳥鶏] 光文社文庫

7月
TOKYO BLACKOUT [福田和代] 創元推理文庫
キケン [有川浩] 新潮文庫
迎撃せよ [福田和代] 角川文庫
天鬼越 蓮丈那智フィールド・ファイルV [北森鴻・浅野里沙子] 新潮文庫
コルトM1851残月 [月村了衛] 文春文庫
青春探偵ハルヤ [福田栄一] 創元推理文庫

8月
スチームオペラ 蒸気都市探偵譚 [芦辺拓] 創元推理文庫
写楽 閉じた国の幻(上下) [島田荘司] 新潮文庫
黒警 [月村了衛] 朝日文庫

9月
武家屋敷の殺人 [小島正樹] 講談社文庫

10月
致死量未満の殺人 [三沢陽一] ハヤカワ文庫JA

11月
アルカトラズ幻想(上下) 島田荘司 文春文庫


今年1年間で読んだ冊数は162冊。
ページ数は文庫換算で約62000ページ。

何年か前にやっぱり160冊くらい読めた年があったんだけど
ページ数は64000ページくらいあったはず。
最近は薄い本が増えたのか、
私が好んで薄い本を読むようになったのか。

上位に入っている本を見るとけっこうな大長編が多いので
私自身は長い話が好きだと思うんだけどね。
ただ、昔より1冊あたりの厚さが減ってきたかなあとは思う。

 昔だったら1冊にした本を上下で2分冊にしたり、
 上下巻にするところを3分冊にしたりとかして
 1冊あたりの厚みを減らす傾向は確かにあると思うし。

読書記録を見てみると、今年も20冊以上も読めた月もありました。
でも、父が亡くなって以降はがくっと読書量が落ちてる。
まあ、これは仕方がないですね。

ブログに上げる読書記録も、数えたら24冊分も滞ってます。
これも、新年以降への宿題。
とりあえず書こうとは思ってますが、あせらずぼちぼちいきます。


最後に、今年最後の近況報告を。

12月に入ってから仕事量が増え、それに追われて
ろくに本も読めずに28日まで働いてました。
仕事があること自体はありがたいことなんですが
23~25日の三連休も出勤だったのは、老体にはちと辛かった。
とは言っても、この日に働くと決めたのは自分なので
誰にも文句は言えませんが。

29・30日もいろいろ用事をこなしていて、
あっという間に大晦日でした。

気がつけば12月に入って読み終えた本はわずか1冊。
現在、2冊を並行して読んでるんだけど、
残りのページ数を見ると年内の読了はほぼ無理。
この2冊は年越しになりますね。


今年は個人的には大きな出来事がありましたが、
仕事上では変動が無い通常運転の日々でした。

ただ、年齢も上がってきて、「定年」というものが
だんだん見えてきた年でもありました。

やっぱり、家でゴロ寝しながら、もろもろのことを忘れて
好きな本を読んでるのが至福の時です。
やらなければならないことも山積してますが、
少しずつではあるものの、着実に片付きつつあるので
来年はもうちょっと読めるようになるでしょう。


それではみなさん、よいお歳を。


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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 [映画]

2つ続けて映画の記事だけど、
続けて観たわけではなく、あいだに何日か挟んでる。

この映画は、かみさんと二人で先週の日曜日に近くのシネコンで。
ちなみに観たのは日本語吹き替え版。


さてこの映画、『ハリー・ポッター』シリーズの
70年ほど昔が舞台らしい。

主人公である魔法動物学者、ニュート・スキャマンダーが
ニューヨーク港に降り立つところから始まる。

ニュートはある目的を持ってアメリカにやってきたのだが、
彼のトランクから、詰め込んだ魔法動物が逃げ出したことから
ニューヨークは大混乱に陥る。
とは言っても、トランクの締まりが悪かったのが原因だから
ほぼ100%、彼のせい(笑)。

やがて彼はMACUSA(アメリカ合衆国魔法議会)で働く女性・ティナ、
その妹のクイニー、そしてノー・マジ(普通の人間のこと)で
パン屋を開業することを夢見るジェイコブと知り合い、
魔法動物を追いかけることになる。

しかしその裏では、闇の魔法使い・グリンデルバルドが
人間界と魔法界の間に争いを引き起こそうと画策していた。

 ちなみにグリンデルバルドは
 『ハリー・ポッター』第7巻「死の秘宝」にも
 登場していたらしいんだけど、すっかり忘れていたよ。
 (読んだはずなんだけどねぇ)


ストーリーは、よく言えば分かりやすい。
悪く言えばひねりがない、かなあ。

いかにもこいつは怪しいぞ、って奴はやっぱり怪しかったし、
こいつは終盤に何かしでかすだろうな、って奴はやっぱりしでかすし。

そのせいかどうか分からないが、
2時間13分という上映時間がやや冗長に感じる。
2時間弱くらいに刈り込んだ方がテンポよく観られたかも。

 まあ、原作者J・K・ローリング自ら脚本を書いたとのことなので
 誰も逆らえなかったのかな(笑)。
 彼女は基本的には童話作家なのだと思うのだけど
 本作でも死人は出るし、
 『ハリー・ポッター』で見せたようなダークな面も健在だ。

ストーリーがやや物足りないのを補うためでもないだろうけど
登場する魔法動物たちはどれもとってもキュートで愛らしい。
ローリングのイマジネーションの豊かさは特筆ものだろう。

登場するキャラもいい。
ヒロイン・ティナの妹のクイニーは
色っぽいだけで、ややオツムの弱い女性かと思いきや、
姉の危機に際しては毅然として行動して事態を打開する。

メインキャラ中、唯一の人間であるジェイコブは、
その太めの体型も相まって、ムードメーカー兼ギャグ要員的な
立ち位置なのだけど、今ひとつ笑いがとれないのは残念だね。
でも、その親しみやすい "いい人キャラ" が、
終盤になって観客の涙腺を一気に崩壊させるとは
誰も想像してなかったと思う。
いやぁ、達者だよこの人。

その分、主役カップルの印象が薄いようにも感じるが
終盤にいたっての魔法を使っての "戦闘" シーンは
力の入ったCGもあってなかなかの迫力。

特に主役のニュートは一人前の魔法使いなので、
術の使用も堂に入ったもの。
瞬間移動を連続して駆使するシーンを観ていたら
『サイボーグ009』を連想してしまったよ。

 どうも頭の中が古くてスミマセン。

009の "加速" って、実写化したらこんな風になるのかなぁ・・・
なんて思ってたら、
日本語吹き替え版でニュートを担当している宮野真守さんは、
2009年の映画『009:RE CYBORG』で009を演じていたりする。


ネットを観てたら、本作は5部作を予定しているらしい。
次回作にもグリンデルバルドは登場するらしいけど
ニュートやティナたちのその後も知りたいな。

とは言っても、今作は上にも書いたようにストーリーがイマイチで
(魔法動物の描き方は素晴らしいんだけど)これで2時間超は少々キツイ。
次作をまた映画館まで観に行くかは正直いって微妙なところ。

レンタルビデオで借りてきて、家のリビングで
のんびりとお茶とお菓子を前にして観るならいいかな・・・

あ、かみさんが「映画館まで観に行く」って言えば
もちろんつきあいますよ、ハイ。


最後に余計なことを

全8本にも及ぶ『ハリー・ポッター』映画が完結したと思いきや、
すぐまた新シリーズに関わってるJ・K・ローリング。
私には彼女が、全盛期の頃の鳥山明とダブって見えるんだが、
気のせいだろうか。

 『ドラゴンボール』がTVに映画にメディア展開をしていて、
 それぞれ莫大な収益を上げていた頃。
 原作者の鳥山明は「そろそろ終わらせたいな」って思ってたが
 それで飯を食っている人がたくさんいたので
 なかなか連載をやめさせてもらえなかったという話。
 円満に終了するために、さらに2年くらい連載を延長し、
 その間にあちこちに根回しやらお願いやらして、
 やっと終わりにできたと聞く。

出版社や映画会社も、『ハリー・ポッター』で大儲けして
それで飯を食ってる人がたくさんいたので(以下略)

ローリングさん、身体だけは大事にして下さいネ。


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この世界の片隅に [アニメーション]

このブログで予告した通り、先週、映画を観に行って参りました。
選んだのは「この世界の片隅に」。
かなり話題になっていると聞いて、観てみることにした。

普段通勤に使っている車をディーラーに預け、
そこが駅までちょいと距離があるので徒歩とバスを使い、
さらに上映館がある地までしばしの電車旅。

さすがに平日の昼間なので満員とまではいかないけど、かなりの入り。
全体的には女性客が多い印象。それもグループで。
平均年齢は高めだけど、私の2つ右には女子高生。
考えればもう学期末なので、学生さんは午後はヒマなのだろう。
左にはこれもけっこう若いお兄さんの二人連れ。
私の後ろには、私よりやや年上と見える男性が。

そうこうしているうちに上映開始。
映画の冒頭、OPで主題歌が流れる。
タイトルは「悲しくてやりきれない」。
1968年に、ザ・フォーク・クルセダーズが出した曲のカバーだね。
歌ってるのはコトリンゴさんという人ですが、寡聞にして知りません。

 この曲、高校の頃に先輩がギターを弾いて歌ってたなあ。
 あれがこの曲を聴いた最初だったと記憶している。
 後になってオリジナルの方も聴いたけど
 40年経ってこういうところで聞くとは思わなかった。

悲しくて 悲しくて とてもやりきれない
このやるせないモヤモヤを だれかに告げようか

サビの歌詞も覚えていたよ。

でも、映画本編が始まってしばらくは、
「この歌って、内容に合ってないんじゃないの」
なぁんて思っていたのだが・・・


広島で生まれ育ったヒロインのすずは、
18歳を迎えて縁談が舞い込む。
当時は双方の家が了解すれば、
本人の意向など関係なく婚姻が成立する時代。
すずも求められるままに呉の北條家の長男・周作のもとへ嫁ぐ。

実は周作は幼い頃に一度だけすずに会ったことがあり、
その時に彼女を見初めていた。
(もっとも、すずのほうは覚えていなかったが。)
周作は生真面目かつ朴訥な性格で、すずを愛し続ける。
理不尽に怒ることも、手を上げることもなく
彼女のよき理解者として、終始愛妻家として描かれる。

義父母も優しく慈愛に満ちた好人物。
義姉の径子は鼻っ柱が強く、
夫の死後は婚家と不仲になり離縁して出戻ってくる。
すずには厳しく接するが、悪意のある人物ではない。
径子の幼い娘・晴美はやがてすずに懐くようになる。

書いていて思ったが、この物語には基本的に悪人は登場しない。
出てくるのは皆、市井に生きる庶民ばかりだ。
そんな普通の人々が "戦争" という異常な状況に
次第に染められていく様が綴られる。これはそういう映画だ。


wikiに、この作品の年代表が載っている。
すずは、大正14年生まれという設定なので、昭和と同じ年齢。
昭和18年、18歳のときに縁談が舞い込み、翌19年2月に結婚。
既に太平洋戦争も半ばを越え、敗色が濃厚になってきた頃だろう。
食物が配給になったりと、すずたち庶民の生活にも
次第に戦争の影響が色濃く現れてくる。
しかし、少なくともすずの周辺は明るさが残っている。

その理由の第一は、彼女の性格にあるだろう。
明るく楽天的で、のんびりとした性格。
傍からは少々ボケてるようにも見えるが決して愚鈍ではなく
次第に不自由になっていく生活を、
智恵と機転を働かせて乗り切っていく。
趣味は絵を描くことで、暇をみては手帳に周囲の風景をスケッチする。
作中には彼女の描いた絵が数多く登場する。これがまた上手なのだ。

 すずを演じるのは能年玲奈あらため「のん」さん。
 ややたどたどしい口調で、最初は「大丈夫かこれ」って思ったが
 観ていくうちにこの語り口がすずにぴったりだと思えてくる不思議。
 やっぱり朝ドラ主演は伊達じゃない。

そしてもう一つの理由は、すずの境遇にあるとも思う。
生家は裕福とは言えないが食うに困ることもなく、
すず自身も遊郭に売られたりすることもなく人並みに嫁いでいく。
(作中にはすずと同年代の遊女も登場する)
彼女に対して優しく、理解のある夫・周作は
呉鎮守府の文官で、兵隊に取られることもなく、
(終盤では軍に入隊して訓練に入るが)
義父も海軍工廠の技師と婚家の男は堅い仕事ばかり。
当時の状況から見れば、彼女はかなり恵まれているのではないか。

 ちなみに周作を演じているのは細谷佳正さん。
 『宇宙戦艦ヤマト2199』の加藤三郎とか、
 『アルスラーン戦記』のダリューンとか、
 無骨な戦士の役が多かった印象なんだけど、
 本作では一途にすずを愛する、朴訥で心優しい青年を好演している。


しかしそんなすずの生活も、戦局の悪化と共に
どんどん暗さを増していく。
米軍機による空襲も次第に頻度を増し、
ついには呉の市街地が灰燼に帰する日が。

そんな中で、すず自身もまた大切なものを次々と失っていく。
終盤に至ると、観ている方が息苦しさを感じてくるくらいだ。
そして、運命の昭和20年8月がやってくる・・・


平々凡々な庶民の暮らしがじわじわと "戦争" に浸食されていき、
いつのまにか平和とはほど遠い世界に来てしまっていたことに気づく。

上の方で主題歌「悲しくてやりきれない」が
本編と合ってない、とか書いたが、全編を通して見るとわかる。
まさにあの歌の歌詞がこの物語の世界を表していたのだと。

声高に反戦を叫ぶわけでもなく、
悲惨な状況をこれでもかこれでもかと強調するわけでもなく、
観客の涙を搾り取ろうとするような演出もない。

しかし、映画本編が終わってエンドロールに入った時、
私の目から一粒、涙がこぼれたことは記しておこう。


最後に余計なことを

すずは大正14年生まれ。実は私の父と同い年だ。
父は大学在学中に徴兵された。いわゆる学徒出陣の一人だろう。
幸い外地に派兵されることもなく、
関西で飛行場整備の土木工事に従事していて終戦を迎えた。
(おかげで私が生まれたわけだが)
その飛行場って、私はてっきり京都にあったと思っていたのだが、
先日の父の葬儀のあと、母と思い出話をしながら確認したら
そこは和歌山だったという。
親父のことをろくに知らない親不孝者だよなあ、俺は。

生前、ほとんど戦争のことを語らなかった父。
もう少しいろんなことを聞いておけばよかったなぁ・・・


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『宇宙戦艦ヤマト2202』公式サイト更新 & 予告編15秒ver. [アニメーション]

ここのところ週1ペースで更新が続いていたけど、
予告編15秒ver.がアップされた。






冒頭に登場するのはミサイル艦ですかね。
ラスコー級の雷撃型っていうんだったか。
野太い「だから、愛が必要だ」って声は大帝なの?
それともラスコー級の指揮官の声かな?
デスバテーターのミサイル攻撃。
ガトランティスに征服されるどこかの星の描写かな。
「あんたを月に招待する」て台詞が
初登場でオリジナルキャラのクラウス・キーマンですね。
ガミラスの大使館は月面にあるんですか。
虚空を進む二条の光芒はアンドロメダの波動砲かな?
沖田艦長の幽体?までご登場とは・・・
ラストには地球をバックに回頭するヤマト。
しっかり波動砲のフタははずれていますね・・・

Long ver. は年明けかな。
2月に入って公開直前になったら
「冒頭○○分」とかも公開されるんでしょうね。


キーマンの声優は神谷浩史さんと発表。
インタビューまで載ってるし、かなりの重要人物のよう。
ネットでもかなりニュースになってるみたいだし、
人気声優さんなんですね。

 オリジナル・シリーズを知ってるなら
 「キーマン少尉」って連想が働く人も多いだろう。
 「ヤマトよ永遠に」のアルフォン少尉の設定段階の名前だったはず。
 そのへんは、きっと分かってて命名してるんだろうなあ。
 さて、今回の「キーマン」はどんな運命を辿るのかな。

わたしが神谷浩史さんを知ったのは「ガンダムOO」(2007年)の
ティエリア・アーデ役だったか。
あと、ネット配信で観た「機神大戦ギガンティック・フォーミュラ」の
大黒眞人役も印象的。ちなみにヒロインは佐藤利奈さんだったね。

最近見始めたのが「夏目友人帳」。主役の夏目貴志役で出てる。
なんと5thシーズンまで作られるという人気作らしいので
遡って1stシーズンから見始めたんだけど、
まだ10話くらいしか観てない(笑)。先は長いなあ。
ちなみに、桑島法子さんが妖怪ホタルでゲスト出演した回は泣けた。


「STORY」も更新されてる。各話のサブタイトルも公表された。

第一話「西暦2202年・甦れ宇宙戦艦ヤマト」
74年の第1作第1話のサブタイトルを意識してるんでしょうね。

第二話「緊迫・月面大使館に潜行せよ」
アンドロメダ登場&「英雄の丘」のシーンもあるようですね。
全然関係ないけど、「伝説巨神イデオン」に
「緊迫の月基地潜行」って回があったのを思い出してしまった(笑)。


劇場公開まで2ヶ月ちょっと。
だんだん情報も明らかになってきて。
でも、やっぱり期待と不安が半々だなあ・・・

まあ、再びこういう気分を味わえること自体が
数年前には想像もできなかったこと。

たっぷりと「ヤマトを待つ」気分を堪能しなきゃ損ですよね。


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ストーリー・セラー [読書・恋愛小説]

ストーリー・セラー (幻冬舎文庫)

ストーリー・セラー (幻冬舎文庫)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2015/12/04
  • メディア: 文庫



評価:★★★

もし、最愛のパートナーが余命幾ばくもない、と宣告されたら・・・

古今東西、このテーマで幾多の恋愛小説が書かれたと思うのだけど
有川浩がこれで書いた、ってことがある意味衝撃ではあった。

だってねえ・・・有川浩の作品って基本的にラブコメで、
ラストはハッピーエンドで終わる、ってのが
お約束のように思ってたからね。

だからこういう、どう書いても暗くて重苦しくて
悲しい話にならざるを得ないものには縁がないと思ってたんだけど、
どういう心境の変化なんだろう、って考えながら読んだ。


「side:A」と「side:B」という2つの中編からなる本書。
基本設定はどちらもほぼ同じ。
作家希望の女性がいて(「side:B」ではすでに作家デビューしているが)、
たまたまそれを読んだ男性がその小説に惚れ込み、
さらには作者である彼女にまで惚れ込んで一緒になる。
女性は男性のサポートのもと、順調に作家生活を続けていく。
しかし幸福な時間は長くは続かず・・・というもの。

「side:A」では女性が不治の病にかかる。
その名も「致死性脳劣化症候群」。
複雑な思考をすると脳が劣化し、やがて死に至る。
生き続けるためには作家を辞めるしかない。しかし、
小説を書くことを生き甲斐にしてきた彼女にそれは可能なのか。

「それは無理だろうなあ」と思いながら読んでた。
おそらく彼女は小説を書くことを辞めない。それは必然的に、
そう遠くない未来において二人に別れの時が訪れるということだ。

このとき、唐突だが私の頭の中に
「猿は木から落ちても猿だが、
 政治家は選挙に落ちればただの人になる」
って言葉が浮かんだ。

 昭和の頃の政治家の言葉だったと思うんだが、
 いったいどんな思考回路をしてんだ私。

「小説家が小説をかくことを辞めたらただの人になる」のだろう。
「ただの人」でいられないから作家になった彼女に、
それを求めるのは、「生きたままの死」を強いること。

なんだか暗いことばかり書いてるが、
それでも二人の出会いから結婚生活に至る序盤~中盤は、
まさにいつもの有川節が満開で楽しく読める。

終盤に至っても、単に重苦しいばかりでなく、
ここにも有川らしさがかいま見えるけど、
今までの作品群ではお目にかかったことのない場面が続いて、
こんな表現が妥当かどうかはわからないが、ある意味 "新鮮" だ。

そして感動のうちに「side:A」を読み終えた読者は
続けて「side:B」へと読み進めるのだろうが、
冒頭でやや戸惑うかも知れない。

実はこの2作の間にはある特殊な "関係" があるのだが
それは読んでのお楽しみだろう。

そして「side:B」のラストまで至ると、
読者の頭の中には再び「?」マークが飛び交うだろう。

このラストを、読者はどう評価するだろう。

もちろん受け取り方は様々だろうが
決して明るく楽しいとは言えない展開の物語の最後に、
ちょっぴり "救い" を見せたかったのかも知れないな、とは思った。

最後に余計なことを。

「side:A」「side:B」どちらにも、
"作家である妻を献身的に支える夫" が登場するが、
有川浩自身もまた既婚で、旦那さんがいる。

『図書館戦争』の発想に至ったヒントを与えてくれたりと
この旦那さんも奥さんを強力にサポートしているみたいだけど、
いったいどんな人なんだろう、ってふと思った。

この作品には、二重写しのように作者ご夫妻の姿もダブってくる。
実話の部分もけっこうありそうな気がするんだけどどうだろう?

そして旦那さんは、本作を読んでどんな感想を抱いたのだろう?


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今年最後の満月 [日々の生活と雑感]

今朝(12/15)の6時過ぎ、
ちょいと用事があって近所のコンビニまで出かけた。
帰りに何気なくふと顔を上げたら西の空に満月が。

朝の光に輝いてとても綺麗だ。
急いで家に帰り、カメラを抱えて2階の窓へ。
大慌てで三脚を立てて撮ったのがこの写真。
ちなみに元の画像は5472✕3648ピクセル。
161215moon01.jpg

残念ながら、私の持っている機材ではこれが最大望遠。

中央部分を960✕720ピクセルでトリミングしたものがこれ。
161215moon02.jpg

どちらもブログにアップする際に480✕320ピクセルに縮小してある。

ファインダーを覗いていたら、後ろから家人の声が。
「今年最後の満月らしいよ」
「え? 本当?」
「うん、ゆうべのニュースで言ってた」

定年を迎えて、今よりちょっと暇になったら、
本格的にカメラいじりを始めようかなぁ・・・
なんて思った朝でした。


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『このミス』が選ぶオールタイム・ベスト短編ミステリー 赤/黒 [読書・ミステリ]

毎年年末に刊行される『このミステリーがすごい!』
今年も「2017年版」が書店に並んでいるのを見つけて買ってきた。

ここ20年くらいは毎年買ってるんだけど、
私は基本的にはミステリは文庫しか買わないので
たいていは眺めるだけで終わる。
「うん、これは3年後に文庫落ちしたら買うぞ~」
要するに将来の購入候補を探す本というわけだ。

さて、『このミス 2015年版』で行われたのが
毎年『このミス』を選出しているメンバーの投票による
「オールタイム・ベスト国内短編ミステリー」という企画。

めでたくベストテンに選出された10作品を
5作品ずつ収録し、『赤』『黒』の2冊にまとめてある。


『このミス』が選ぶ! オールタイム・ベスト短編ミステリー 赤 (宝島社文庫)

『このミス』が選ぶ! オールタイム・ベスト短編ミステリー 赤 (宝島社文庫)

  • 作者: 連城 三紀彦
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2015/04/04
  • メディア: 文庫




『このミス』が選ぶ! オールタイム・ベスト短編ミステリー 黒 (宝島社文庫)

『このミス』が選ぶ! オールタイム・ベスト短編ミステリー 黒 (宝島社文庫)

  • 作者: 大坪 砂男
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2015/05/12
  • メディア: 文庫




評価:★★★★

本来、★5つになりそうなものだけど
私の好みと合致しない作品も含まれているのでちょっと減点。

ではベストテン作品の紹介だが、今回はちょっと趣向を変えて
私のミステリ読書歴を中心に語りたい。
文中、太字のものがベストテン作品。


私がミステリにはまったというか読書に目覚めたのは
このブログのあちこちにも書いてるけど
小学校3年くらいの時に父が買ってきたポプラ社の『怪人二十面相』。
ここから少年探偵団シリーズにはまり、
あっというまに全15巻を読破してしまった。
(後に追加されて30巻を越えるシリーズになったそうだが)

次は「ホームズ/ルパン」ものに走るという、
ミステリファンとしてはある意味王道(笑)路線を突き進んでいった。

クリスティ、ヴァン・ダインの少年向けリライトものを経て、
はじめて創元推理文庫に手を出したのはたしか中学2年の頃。
翻訳文が読みにくく、内容も難解で往生したのを覚えている。
(要するに私のオツムがついていけなかったんだね)


高校に入ってからは『宇宙戦艦ヤマト』の影響で
SFにどっぷりと浸かり始め、ミステリを読む比率は下がっていった。
それでも横溝正史と高木彬光は読んでた。

『妖婦の宿』(高木彬光)はこの頃に読んだはず。
初読の時は思わず「えーっ」て声を上げてしまったものだ。

父の蔵書の中に『悪魔の手毬唄』と『化人幻戯』を発見して
ビックリしたのもこの頃だったかな。
どちらも文庫ではなくて、しっかりした作りの単行本だった。
何かの全集だったのかも知れない。

世の中は角川春樹が仕掛けた横溝ブームに向かっていくが、
金田一ものをあらかた読んでしまった私は、
角川文庫から出ていた江戸川乱歩(全20巻くらいだったと記憶してる)
に手を出して、何冊か読んだ。3~4冊くらいですぐに挫けたけど。
『心理試験』(江戸川乱歩)はこの頃に読んでるんだが
『押し絵と旅する男』(同)は記憶にない(読んでるはずなんだけど)。
前者はまさにミステリだけど、後者はホラーだよねえ。
これがなんでベストテンなのか、個人的にはかなり疑問。

大学時代から30歳の手前くらいまではSFの時代。
『SFマガジン』を毎月買ってたのもこの頃だし、
『銀河英雄伝説』をリアルタイムで読んでいたのもこの頃。
独身で、読書にも時間をたくさん割けた、幸福な時代でもあった。

そして1987年の『十角館の殺人』が
またまた私をミステリに引き戻してくれた。
島田荘司のメジャー化とか、
過去の埋もれた名作の発掘が始まったのもこの頃だったように思う。

これ以後、私が読む本は
ミステリ(本格もの&謎解き要素が大きいもの)と
それ以外(SFや冒険小説やファンタジーなどなど)
の比率が、だいたい 5:5 から 6:4 の間くらいで推移してると思う。

ところが、結婚と同時に仕事も猛烈に忙しくなり
読書量が激減する時代が数年続く。
一息つけたのは21世紀に入ったあたりくらいからか。

この頃から創元推理文庫が日本人作家を扱うようになり、
手に入りにくかった鮎川哲也や泡坂妻夫が収録されはじめ、
『達也が笑う』(鮎川哲也)や『赤い密室』(同)、
『DL2号機事件』(泡坂妻夫)を読んだのも
21世紀に入ってからだったと思う。

 『赤い密室』だけは、もっと早い時期(大学生の頃)に
 読んだような記憶もかすかにあるんだが・・・

さらに遅れて連城三紀彦を知り、
『戻り川心中』『桔梗の宿』を含む「花葬」シリーズに出会う。
いやはや、この作品群の衝撃は凄まじかった。
この頃、私は既に40代に突入していたけど、それでよかったと思う。
10代や20代の頃に読んでも、この "情念のミステリ" の素晴らしさは
理解できなかっただろうから。

横山秀夫は、このベストテン中では最後に知った作家だ。
『第三の時効』を読んだのは10年ちょっと前だろうか。
警察小説で、かつ意外性たっぷりのミステリを読んだのは
久しぶりだったような気がした。

今回のベストテン10作中、とりあえず9作が既読だった。
まあ、"そこそこのミステリファン" って自称しても
なんとか罰は当たらないレベルかな。

大坪砂夫は名前だけは知っていたが本書で初読。
でも『天狗』は何処がすごいのかよく分からない。
発表が1948年なので、選者の皆さんの思い出補正かなあ・・・
なぁんて思ったりした。
こんなことを書くと石が飛んできそうだなぁ・・・


今年買った「2017年版」には、特集で
「海外ミステリ」のオールタイムベストテンが載ってる。

来年あたり、また文庫で出るのなら楽しみだ。


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クラッシャージョウ Blu-ray BOX 初回限定生産版 [アニメーション]

映画版「クラッシャージョウ」と、
OVA「氷結監獄の罠」「最終兵器アッシュ」、計3作を収録。

Omni7にて購入したので、発売日(12/14)の前日にフライングゲット。

セブンイレブンで受け取ったのだけど、やたら箱が大きい。
joe01.jpg

そして、段ボールの蓋を開けると、どーんと
joe02.jpg

「クラッシャージョウ クリエイションノートブックレット」
なるモノが鎮座していて、
(ちなみに中身は設定デザイン画とかスタッフインタビューとか)
joe03.jpg

その下に本編ディスクと特典ディスクが隠れているというつくり。
特典ディスクの中身には
声優さんの座談会と劇場公開版を収録。

 本来の作画では、画面の縦横比が4:3だったんだが、
 公開版は画面の上下を切って16:9になってたんだそうな。
 言われるまで気づかなかったよ(^_^;)
 


思い起こせば、映画版の公開は1983年3月12日。
私は社会人としてはまだまだ駆け出しの頃で、
仕事がうまくいかずに鬱屈した日々を送っていた頃だ。

『宇宙戦艦ヤマト 完結編』と『幻魔大戦』という2つの大作と
公開時期がまるかぶりして、結局興行収入では敵わなかったはず。
でも、当時の私がいちばん観たかった映画がこれ。

なにしろ公開前夜には24時間営業の喫茶店に陣取って夜明かしし、
朝イチに映画館前に並んだくらいだから。

でも、確か4時くらいだったと思うんだが
映画館まで行ったら、もう何人か並んでいてたまげたものだ。

 『ヤマト』映画でさえ、映画館前で夜明かしはしなかった。
 もっとも、この頃の私には『ヤマト』に対して
 "作品" としての期待はほとんどなくなっていて
 もっぱら惰性で観ていたようなものだったからなあ・・・

映画館の方もそんなに朝早くから並んでいたので驚いたのだろう。
上映時間を前倒ししてくれた記憶がある。


 映画はやっぱり映画館で観るべきだね。
 公開当時の記憶が甦ってくるよ。


ディスクの封を切る前に、ネットで公式サイトを見たら、
声優さんの一覧が載ってたんだけど、そのメンバーに愕然とした。

映画版では
 武藤礼子さん(マチュア)、大塚周夫さん(マーフィ)、
 納谷悟朗さん(コワルスキー)、小林修さん(バード)

OVAでは
 家弓家正さん、郷里大輔さん、内海賢二さん、寺島幹夫さん

鬼籍に入られてしまった方のなんと多いことか。

 両親が共働きで忙しく、放置されてTVばっかり観ていた私にとって
 画面の中で躍動するアニメのキャラクターたちに
 命を吹き込んでいてくれた人たちばかりではないか・・・

映画版から数えれば33年だからなぁ・・・
改めて時の流れを実感してしまいました。


さて、こんどの週末は
酒を片手に33年前にタイムトリップすることになるだろう・・・

実は「クラッシャージョウ」シリーズ最新刊、
『ガブリエルの猟犬』も購入済みで手元にあるんだけど、
まだ読んでないんだなぁ・・・これが。


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近況 & 『君の名は。』2回目鑑賞 [日々の生活と雑感]

気がつけば既に2週間以上放置しているこのブログ。
まあ、いつものことと言えばその通り。
これで "平常運転" なのかも知れないけど(笑)。

前回の11/26の更新直後からの1週間が猛烈に忙しかったのは事実だが
(当面やるべき仕事を書き出してみたら目眩がしたよ)
それが終わった先週は、もっぱら
『宇宙戦艦ヤマト2199』のディスクを観てた。

「2202」へむけてのおさらいのつもりで観始めたのだけど、
いままで1話単位や1章単位で見返すことはあったものの
全話を通して見返すことは、(思い返せば)ここ最近はなかった。

で、見直してみたらいろいろ思うことも。

改めて「いろいろよくできてるなあ」と思ったし、
初見時にはいろいろ不満に思ったところも
「これはこれでいいのかもなぁ」って思ったり。
トシを取って丸くなったのかなあ・・・

 全7章に加えて『星巡る方舟』まで観てしまったよ。

このブログにいろいろ感想を書き散らしていた頃が懐かしい。

新作『宇宙戦艦ヤマト2202』ではどんな感想を抱くのだろう。
いろいろ情報も出てきて、期待半分、不安半分というところかな。


さて、今日(というか昨日)は、半日すっぽりと時間が空いたので
かねてからの懸案(?)だった『君の名は。』の2回目の鑑賞へ行く。

 なんでも興行収入が200億を超えたとか。
 確かに大衆向けに受ける要素は多いとは思ったけど
 そこまで伸びるとは正直言って驚きだった。

今回観に行った2回目も、公開して3ヶ月以上経ったけど
けっこうお客さんは多かったなぁ。

 さすがに平日の昼間だけあって、けっこう年配者が多かったかな。
 熟年のご夫婦とか、熟年女性の二人連れとか。
 私みたいなオジサンお一人様、ってもの何人かいたね。

感想はほぼ前回と同じ。
やっぱり若者がひたすら健気に頑張る姿には感動する。
ところどころ涙腺が緩むのも前回と同じ。

 「この作品に感動できる自分であったことを嬉しく思う」
 いつぞやネットで見た、熟年の方の感想を思い出したよ。

OPが本編のダイジェストというかPVになっていたのも改めて確認した。
初見時にも思ったのだけど、このOPはリピーター向けだね。
二回目以降が楽しいように作ってある。

そして、プロローグ部分から前半にかけて、
けっこう伏線を張りめぐらしてるのも分かったし。
この映画は二度三度と繰り返し観る人が多い、ってものよく分かる。


さて、近日中に映画をもう一本観る予定。
通勤に使用している車を、
近々ディーラーにまる一日預けることになって
(あ、事故ったわけではありませんよ)
その日はまるまる1日休むことにしたので。
観られたら感想をupします。


『ファンタスティック・ビースト』と『ローグ・ワン』は
かみさんと観に行く予定なので、
これらもそのうちに感想を上げられたらいいなあ・・・


読書記録を上げなければいけない作品も、
数えたら30作近く溜まっていて、これも頭痛の種なんだけど
まあ焦らずにゆるゆると上げていきます。

 このままでいくと2月までかかりそう・・・

読まなければいけない本も山積しているので
年末年始は読書とブログ更新を頑張る予定。あくまで予定ね。


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