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スター・ウォーズ フォースの覚醒 [読書・SF]


スター・ウォーズ フォースの覚醒 (講談社文庫)

スター・ウォーズ フォースの覚醒 (講談社文庫)

  • 作者: アラン・ディー・フォスター
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/09/15
  • メディア: 文庫
皆さんご存じのスペースオペラの金字塔、
映画「スター・ウォーズ」シリーズ第7作
「フォースの覚醒」のノベライズである。

著者名にはJ・J・エイブラムズやローレンス・カスダンなど
脚本執筆者が名を連ねているが
実際に小説化したのはアラン・D・フォスター。
懐かしいというか、40年前の第1作のノベライズも
彼の手によるものだから、ずっと第一線で活躍してたんだね。
たいしたものだ。

ストーリーは映画と同じなので割愛。
ノベライズの楽しみは映画ではカットされたシーンや
追加エピソードや設定の説明とかが読めることなんだが
本書はその辺の楽しみが少ない。
追加エピソードは、惑星ジャクーに墜落したタイ・ファイターから
ポー・ダメロンが脱出し、レジスタンスに生還した経緯くらい。
もちろん、登場人物の心理描写などは映画では分からないから、
そのあたりを楽しむことは充分にできるんだが。

あと感じたのは、ペース配分が悪いんじゃないかな・・・ってこと。
本書は文庫で約400ページあるんだが
終盤のクライマックスになるスターキラー基地の要塞砲破壊のために
ミレニアム・ファルコンが基地のある惑星に到着するのが
残り60ページほどのところ。
さらに、ハン・ソロとカイロ・レンが対決するのは残り20ページの時点。
レジスタンスのX・ファイターによる総攻撃、
フィンvsレン、レイvsレン、
レジスタンス基地でのルークの居場所特定、
そしてレイとルークの出会いが
わずか20ページで語られるのはちょっとせわしない気が。

映画と違って尺を気にする必要はない
(その代わりページ数に制約があるのかな?)のだから
このへんはじっくり書いてほしいなあ、って思った。


和製スペースオペラの代表作で、現在第四章までが公開されている
「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」(全七章構成)も、
皆川ゆかによるノベライズが刊行中だが、
こちらの書き込み具合を体験してしまったら、
本書はちょっと物足りなく感じる。

ヤマトネタついでに言えば、この小説版の中では
今回ファースト・オーダーが使用した要塞砲は
ビームを超空間(ハイペースペース)経由で飛ばし、
星系をまたいだ攻撃をすると説明されている。
思わず「おお、火焔直撃砲!」って呟いてしまったよ(笑)。

nice!(4)  コメント(4) 
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コメント 4

mojo

はじドラさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2018-02-17 23:19) 

mojo

鉄腕原子さん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2018-02-19 20:57) 

mojo

@ミックさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2018-02-19 20:58) 

mojo

acehopeさん、はじめまして。
nice! ありがとうございます。

by mojo (2018-08-01 00:37) 

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